Vinographyに載った記事からですが,Meyer,Bonnyという名前でピンと来る人は,ちょっと古くからのカリフォルニアワイン・ファンではないかと思います。これじゃ分からないという人は「Justin Meyer」ではどうでしょう。

うーん,これでもまだ難しいかな? ではRay Duncanと言えば?

そう,「Life is Cabernet」のキャッチフレーズで一世を風靡したSilver Oakの創設者がJustin MeyerとRay Duncan。Bonny's VineyardはSilver Oakのフラグシップとして1991年までワインが作られていた畑です。

Justin Meyerが自身の趣味のポート・ワインを作るためのワイナリとして作ったのがMeyer Familyで,Justin亡き後は息子のMattが後を継いでいます。Bonny's Vineyardも1999年に全部植え替え,2003年にMeyer Familyから新たなワインとして作られることになりました。

American Oakの樽を100%使い,34カ月そこで熟成させるといったスタイルはまさにSilver Oak。13.19%といったアルコール度の低さもSilver Oak仕込みです。

かつてSilver Oakのファンだったものとして,Bonny's Vineyardは憧れのワインの一つでしたし,飲んだことがあるBonny’s Vineyardのワインもその期待を裏切らないものでした。それが今また復活するというのは,なんだかうれしいことです。Vinographyのレビューは9~9.5という得点。期待が持てそうです。