リアル・ワイン・ガイドの23号で「旨安ワイン大特集」という企画があったのですが,そこで「旨安大賞」とされたのがハーン・エステートのカベルネ2006。既にさまざまなワインショップのメルマガなどで紹介されているので,今さらここで書かなくてもと思っていたのですが,改めて記事を読んだら,このワインを推薦していたのは倉敷のワインショップ「おかじまや」さんだったので,ちょっとうれしくなってやっぱり書いておくことにしました。

まず,このワインですがハーン・エステートといえば近年コスト・パフォーマンスが高いワインを作ることで人気が高まったワイナリです。特に,低価格シリーズのRex-Goliathは一世を風靡し,同ブランドの売却後はCycles Gladiator(サイクルズ・グラディエーター)で,さらに評価が上がっています(ピノはRex-Goliathのときの方がおいしかったですが)。ハーン・エステートの名前が付いたワインは当然一ランク上の扱いですが,サイクルズ・グラディエーターとの価格差は500円程度。コスト・パフォーマンスはむしろ上かもしれません。

また,「おかじまや」の三木香奈さんは,その昔,San JoseのThe Wine Clubで働かれていたときに知り合った人。今ではかわいい娘さんを広島で育てながら,実家である「おかじまや」でも「コンセイエ」(フランス食品振興会=Sopexaが認定するワインのアドバイスをする人)として活躍しています。長距離通勤でいろいろ苦労もあるでしょう。というわけで応援しています。残念ながらオンラインショップはないので,中国地方方面の方はぜひ「おかじまや」でお買い求めください。