カリフォルニアワインあらかるとでDominusの1994年が出ています。WA誌で99点というDominus史上最高の点数を取っており,名実ともに1990年代のカリフォルニアを代表するワインの一つと言っていいと思います。



実はこのワイン,前にも同じ価格で出ていて「Dominus 1994,高いけど価値はあります カリフォルニアワインのお勝手口」として紹介しています。今回,どうしてこういうタイトルを付けたのかというと,米国の価格です。100ドル台からあるんですよね。カリフォルニアワインあらかるとの同じページに出ていて同じくWAで99点のFisher Wedding Vineyardもそう。



いろいろ見ていくと,お買い得度という点(米国価格比で安い)で優れているのはFutoあたり。これは米国でも300ドルくらいの市場価格。日本は結構安いです。



結局何がいいたいかというと,Dominusの1994年って米国の値段が安すぎるんじゃないのってこと。米国は熟成したワインのニーズが日本より低いんでしょうか? 僕なんかはぽっと出のFutoに3万円払うんなら,Dominus 1994に6万円払うほうがずっといいと思いますが。

あ,それからFisherのWedding Vineyard。これは飲み頃が2040年ころまでになっている恐るべきワインです。1997年に結婚した人はこれ買っておいて金婚式に開けるというのがいいと思います。そんな先まで,と思う人は若すぎるの覚悟で銀婚式に開けましょう。