摂氏39度でワインを発泡スチロールに梱包して運ぶとどうなるか
ワインの個人市場を作ろうとしているVinfolioが興味深い実験をしています。真夏にワインを輸送するとボトルの温度はどうなるかというものです。Vinfolioではワインのコンディションを保証するため,ワインを売りたい人はそのワインを規定の発泡スチロールのケースを使ってVinfolioに送らないといけません。米国では日本のようにクール便は使われていないため,通常の宅配便で送られることになります。それがワインにダメージを与えないかどうかを調べる実験です(Vinfolio - The Wine Collector: Practical Wine Collecting Advice)。
この実験ではサンフランシスコにある倉庫(温度は12.3度)からFedexのOvernight Priorityサービスを使って目的地に送ります。出荷時のサンフランシスコの気温は20.0度。目的地の翌日の気温は最低気温が25.0度,最高気温は38.9度!でした。また,中継地点のメンフィスでは当日の気温が23.3度~33.3度,翌日が23.9度~32.2度でした。
ケースは12本入りで,ケースの隅のボトルの温度と発泡スチロール内の気温の変化を計測しました。
その結果,ボトルの温度は出荷時に16.1度。目的地に着いたときは20.6度でした。発泡スチロール内の気温は最高29度くらいまで上がりましたが,ボトルの温度は急変しませんでした。Vinfolioではこの実験の条件であれば,ワインの状態にダメージは与えないと判断しています。
Vinfolioでは目的地の気温が違う条件で何回かテストしましたが,目的地の気温は最終的な温度にはさほど影響しないことがわかりました。
今後,6本入りのケースや2-dayサービスを使ったケースも調べるということです。
この実験ではサンフランシスコにある倉庫(温度は12.3度)からFedexのOvernight Priorityサービスを使って目的地に送ります。出荷時のサンフランシスコの気温は20.0度。目的地の翌日の気温は最低気温が25.0度,最高気温は38.9度!でした。また,中継地点のメンフィスでは当日の気温が23.3度~33.3度,翌日が23.9度~32.2度でした。
ケースは12本入りで,ケースの隅のボトルの温度と発泡スチロール内の気温の変化を計測しました。
その結果,ボトルの温度は出荷時に16.1度。目的地に着いたときは20.6度でした。発泡スチロール内の気温は最高29度くらいまで上がりましたが,ボトルの温度は急変しませんでした。Vinfolioではこの実験の条件であれば,ワインの状態にダメージは与えないと判断しています。
Vinfolioでは目的地の気温が違う条件で何回かテストしましたが,目的地の気温は最終的な温度にはさほど影響しないことがわかりました。
今後,6本入りのケースや2-dayサービスを使ったケースも調べるということです。