オーパスワンの2007年が日本に入ってきています。一時は「値段の割に味が…」といわれていましたが,モンダヴィ家を離れて以降は評価が上がっており,逆に日本での値段は3万円前後から2万円前後まで下がっています。今では再びカリフォルニアを代表するワインの一つと言ってもいいのではないでしょうか。

例えばパーカーの評を見ると,2000年のものを「ナパで一番割高なワイン」と評したように,1997~2003年あたりは辛口の意見が中心でした。2004年以降のレイティングは93,95+,93+,95と安定してきています。最新ヴィンテージ2007は95点。「the 2007 has terrific black currant fruit, licorice, incense, and subtle smoke, an opulent, even voluptuous mouthfeel, dazzling purity and texture, and a skyscraper-like mouthfeel.」と好意的にコメントしています。

価格も一時は日本で3万円近くしていたのが,最近は2万円程度で落ち着いており,米国の値段と比べても割高感は薄れています。2007年も高い評点の割には価格は上がっていません。

以下のリンクでは楽天から安価なものを選抜して載せています。


ご参考までにOpus Oneには普通のフルボトルのほか375mlのハーフボトルもありますが,1万5000円くらいとフルボトルとたいして変わらない価格です。一瞬,フルボトルと勘違いして安いと思って飛びつきそうになるので注意が必要です。

また,「セカンドワイン」と呼ばれている“Overture”というワインもあります。入手困難という言葉に騙されそうになりますが,要はワイナリだけで販売するおみやげ用ワインという位置付けです。日本に入ってきているのは普通にワイナリで購入したものが流れてきているのだと思います。質的にはOpus Oneと比べるようなものではないし,今はOpus Oneとの価格差も数千円なので,日本のショップで購入する意味はないと思います。