発売直前のWindows Phoneに、触りにきませんか? 8/23、8/24 | TAROSITE.NET」というイベントに参加してきました。KDDI(au)が日本で初めて発売するWindows Phone機,東芝製のIS12Tを触ろうというイベントです。

この10年間,Microsoftは(実際にはどうであれ),世間的には進化を止めてしまった,野暮ったく古臭いベンダーになってしまっていました。Windows XPとOffice 2003で一つの頂点に達してしまい,以降はその呪縛から逃れられなくなっているようでした。その間に,10年前にはライバルとさえ言えなかったAppleは時価総額世界一の企業になり,まだひよっこだったGoogleは押しも押されぬネット界のリーダーになりました。

携帯向けのWindowsも,Windowsのユーザー・インタフェースを無理やり押し込んだWindows CEという黒歴史を続けていました。Windows Phoneも,どうせその範疇だろうと思っている人は多いでしょう。

しかし,実際にはWindows Phoneはユーザー・インタフェースもWindowsらしさが皆無といっていいほど携帯端末に特化した作りになっていますし,FacebookやTwitterとの連携といった「ソーシャル」な部分は,「ここまでやるの?」と思うほどです。これまでの「守りに入って面白みの全くない」マイクロソフト製品ではなく,「攻めて,突き抜けた」製品になったことにかなり驚きました。

Windows Phone

これが基本の操作画面で,タイル型になっています。ここで,Facebookのアカウントを登録しているのですが,右上のアドレス帳のところに,Facebookの「友達」のアイコンなどが出てきます。これがソーシャルとの連携です。同じようにTwitterやWindows LiveなどのIDに紐づいたアドレス帳も取り込めます。



アドレス帳だけでなく,イベントも写真もソーシャルと自動的に連携されます。



イベントの前に,Windows Phoneは「People Hub」が目玉だとは聞いていたものの,よくここまでやったなあ,という感じです。また,動作もなかなか速い。iPhone同様「ヌルッとした感じ」がいいという意見が多く出ていました。

個人的には,このようなソーシャルと一体化した感覚を,アプリケーションにも応用できるのかどうかが,ポイントでないかと思います。

とにもかくにも,悪い意味でのマイクロソフトらしさを払拭している製品なので,伸びて行ってほしいものです。