2、3年前からしばしば名前を見かけるようになったHall。2003年に創設された新しいワイナリですが、David Rameyを雇い、あっという間にナパでも高品質かつコスト・パフォーマンスの高いカベルネを作るワイナリになりました。

特に、今年はWine Spectator誌のWine of the Yearで2位の快挙。そのKathryn Hall 2008も米国で100ドル台が普通なところを日本でも税込みで1万円そこそこですから、日本の価格もかなりお得な領域です。

それだけでなく、さらに注目したいのがここのレギュラーのカベルネ。米国で40ドル台~。日本で5000円台と、上記のKathryn Hallの約半額ですが、Wine Advocateのレイティングだと、Kathryn Hallの93+よりも高い95点が付けられています。なお、Wine Spectatorでは上記が96点でこちらが91点。パーカーはHallについて、「まだHallの流行に乗ってない?この3、4年はおいしいワインで溢れているよ」と言っています。

実は価格2、3万円もするようなプレミアムでは新顔注目株はいろいろ出てくるものの、4、5000円の領域では意外と見当たらないものです。一時期のWhitehall Laneのような勢いを感じます。