2009ヴィンテージのCaleraの単一畑ピノ・ノワールが柳屋に入ってきています。2008ヴィンテージは霜害で全体の収量は2006年と比べてわずか2割以下。Selleckにいたってはわずか295本しか作られず、全量ワイナリのミュージアム入りになってしまいました。Reedも900本未満。比較的被害が少なかったJensen(ジェンセン)でも829ケースでした。

2009年は米国に先駆けて日本でリリースされているので、まだ情報がほとんどありませんが、Wine Advocate誌(WA)で新たにカリフォルニアを担当するようになったAntonio Galloniは2008年のワインに対して好意的なレビューをしているので、2009年もいい評価が出る可能性がかなり高そうです。

今入っているのはJensenとSelleckとde Villiers(ド・ヴィリエ)の3種。Jensenは言わずと知れた一番人気。2008年もWA94+と単一畑の中で一番高い評価でした。SelleckはJensenと並ぶ実力。2007年はWA98点という高評価でした。Jensenの親しみやすさはないですが、複雑な味わいという点では群を抜いています。de VilliersはJensenに一番近い畑。近いうちにReed、Mills、Ryanの評価を抜いて3番手になるのではないかと思っています。価格はJensen、Selleckの半分以下ですからコストパフォーマンスは高いです。