Randy Dunnといえばナパでも、よく言えば信念の人、悪く言えば偏屈で知られています。近年は特に低アルコール度にこだわりを持ち、賛否両論ある「逆浸透膜」をアルコール度を下げるために使うと公言しています。

彼はまた、アルコール度数の高いワインをテイスティングした後に、アルコール度数の低いワインをテイスティングすると、薄くて味気なく感じ、評価が低くなると主張しています。そのため、ワインに点数を付けるときは高いアルコール度のワインと低いアルコール度のワインは別グループにすべきだとのこと。

この主張については、なんとなくそのような気はするものの、これまで「証拠」はなかったのですが、彼がUC Davisの2人の研究者と行った実験によると、それが裏付けられたそうです(Randy Dunn's Cabernet crusade)。

詳細の公表はまだ準備中だとのことですが、もし説得力があるものだとすると、評論家も考えないといけないのかもしれません。