カリフォルニアのピノ・ノワールは毎年のように注目のニューフェースが出てくるため、よほどウォッチしていないと付いていけないところがあります。Loringというともう古参になってしまうのかもしれませんが、まだ10年そこそこのワイナリですから、一般的に見ればまだ新参者でしょう。

MelvilleやBrewer-Cliftonなどと並んでサンタ・バーバラの小規模ワイナリのリーダー格として有名になったLoringですが、Santa Babara地域だけでなく、様々なところからブドウを仕入れています。

実は今日たまたま飲んでいたのは、オレゴンのShea Vineyardのブドウを使ったLoringのワインでしたが、これもなかなか美味しかったです。

と、前置きばかり長くなりましたが、柳屋で紹介されていたのもサンタ・バーバラではなくSanta Lucia HighlandsのGarys'の畑のもの。Loringが作るワインの中でも人気・実力ともにトップクラスに入ります。昔は、濃くて甘いスタイルでしたが、近年はデリケートな作りに移行しており、ピノ・レポート誌などで高く評価されています。

日本では輸入量が少なくなかなか手に入らないワインなので、この機会にどうぞ。