Hawk Wakawaka Wine Reviewsというブログに、Greg Brewerへのインタビュー記事が載っています。MelvilleやBrewer-Cliftonの話はなく、完全にDiatomに注力した内容。また、単に話を聞くだけでなく畑に一緒にいったり、ワインをテイスティングした感想なども書かれており充実した記事になっています(Escaping Convention: Calibrating to Stark Conditions, a Conversation with Greg Brewer | Hawk Wakawaka Wine Reviews)。

記事は畑の様子から始まります。カリフォルニアで、良い畑といわれるところの多くは斜面にありますが、Sta Rita Hillsでは平らな土地が比較的多くなっています。かつては海底だった砂地が多く、海からの強い西風が吹き付けることによって、ブドウは東側に傾いています。痩せた砂地と冷たい強い風といった極端な環境があるので、通常は斜面によってもたらすような極端な環境が要らないのだとGregは説明しています。

記事はワインの醸造の話に移っていき、GregがDiatomで取っている低温で極端にゆっくりと醸造するスタイルを説明しています。

最後はテイスティング。この人のコメントは米国人にしては感覚的で、ちょっと神の雫的な感じがあります。静まり返った自宅にいるような感じになる、といったコメントを付けています。Diatomのワインの表現としては、すごく分かるような気もしました。

ちょっと長いですが、面白い記事なので時間があるときに読んでみてはいかがでしょうか。