物議を醸すロバート・パーカーの市場分析
ロバート・パーカーが自身の掲示板に、現在のワイン市場における問題点を挙げています。「お前が言うか」という向きもあるでしょうが、どんなことが挙げられているのかひと通り訳しておきます。
1番に関してはだいぶ情勢が変わりつつあるような気がします。後はそれなりに当たっているようにも思いますが、みなさんの意見はどうでしょうか?
- 25ドルを超える価格のワインは相変わらず売れない
- コストパフォーマンスの高いワインはいろいろなところで作られる。しかし、主として南米、スペイン、南仏、南イタリア、東欧(ブルガリアに気をつけなさい)、南オーストラリア、南アフリカが依然として牽引役である
- ワインの販売と流通を仕切るのは依然としてワイン業界、特に議会に影響力を持つ卸売業者だ
- ワインのレイティングやスコアはこれまで以上に重要だ。しかし評点があふれる中で影響力を持つのは、わずかなソースに限られる
- ボルドーのフューチャーは次の偉大なヴィンテージが出てくるまで瀕死の状態だろう
- ワインを長期間セラー熟成させて楽しむ人達は絶滅の危機に瀕している。果実味を重視し、早くから楽しめるワインへと好みが移っているからだ
- 二酸化硫黄無添加ワインなどの馬鹿げたものをありがたがる風潮は自然消滅しつつある
- ワイン業界で力を持つものへの一極集中はこれまで以上に危険なレベルに達している
- ワインの劣化は依然として流通過程で起こる。低温輸送や倉庫の費用を無駄と思う流通業者のためだ
- 若い世代はクラフトビールなどを飲むようになり、ワインは勉強して楽しむに値しないと考えつつある
1番に関してはだいぶ情勢が変わりつつあるような気がします。後はそれなりに当たっているようにも思いますが、みなさんの意見はどうでしょうか?