3月末にネッド・グッドウィンの記事を紹介し、先日はそれへの反論の記事を載せました。

どちらも日本のワイン・シーンについての記事でしたが、ではこのサイトのテーマであるカリフォルニアワインにとって日本のワイン・シーンは今どうなのでしょうか。

私のような積極的なカリフォルニアワインファンにとっては、今の状況はサイトを始めた十数年前と比べてずいぶん良くなっているように思います。輸入されるワインは多様になっていますし、ネットショッピングの普及で、それらを見つけたり買ったりするのも難しくなくなりました。価格的にも、かつてのように1ドル換算で200円や300円にもなるようなワインはほとんどなくなったように思います。

ただ、カリフォルニアワインのファン層が広がっているかというと、あまり変わっていないような気がします。私のような積極的にカリフォルニアワインを選んで飲むファンと、スーパーなどで安価なラベルの1つとしてたまにカリフォルニアワインを飲むような人の層は存在しています。しかし、その間の、いろいろなワインが好きでその1つとしてカリフォルニアワインも飲むといった人はあまりいないような気がしています。

このサイトを見る人も、おそらくマニア層に偏っているため、マニアックなワインの紹介の方が安旨的なワインの紹介よりも受ける傾向があります。

もっと安ワインだけでないカリフォルニアワインをカジュアルに飲む層、つまりカリフォルニアワインについて詳しくはないけど、少しは知っているよ、といった人が増えてほしいと思っています。

そのために自分が何がすべきか、何ができるか考えています。

以前から考えている案の1つは、電子書籍で出しているワイン本の入門的なものを作ることです。電子書籍を買う人がどのような層かは分からないのですが、なんとなく、普段このサイトを見ているマニアの人よりもカジュアルな人が中心な感じがします。

今出しているものは内容がかなり詳しいですし、価格も電子書籍としてはそれほど安くないです。もっと、多くの人が手に取れるようなものを作れば、少しは普及に役立つのではないかと思っています。

もう1つは、日本に輸入されているカリフォルニアワインをもっといろいろ紹介できないかということです。カリフォルニアワインのインポーターは相当あります。私が知らないところも多いと思います。それぞれ、いろいろな思いを載せてワインを輸入しているのでしょうが、その思いを伝えるような記事が書けないかと考えています。具体的にはインポーターに、イチオシのワインやワイナリを聞くようなインタビュー記事はどうかと思っています。

今回は、この後者の記事について、皆様の意見も聞いてみたいと思っています。
お手数ですが、下のリンクからご回答いただけますでしょうか。
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