ハーラン・エステートのビル・ハーランが第2のプロジェクトとして始めたのがBond。Bondのワインはナパの素晴らしい単一畑を基本としていますが、唯一それらの畑のブレンド品として作られているのがMatriarch(メイトリアーク)です。その新ヴィンテージ2010が柳屋に入ってます。

畑の出自は同じですが、比較的早飲みできるようなスタイルに仕上げており、価格は単一畑の1/3くらいですから、とてもお買い得な一品です。もちろん、Bondの各畑の個性は分からなくなってしまいますが、非常によくできたナパのカベルネ・ソヴィニョンと言っていいと思います。

日本での価格も米国とほとんど遜色ないレベル。そういう意味でもお買い得なワインです。



なお、WAのレビューでは91点。単一畑がいずれも95点以上取っているヴィンテージであることを考えるとちょっと見劣りしないとも言えないですが、単一畑ものは飲み頃が2018年以降とかなので、スタイルの違いと考えた方がいいと思います。