今回はちょっとマニアックなレア物ワイン3つを紹介します。

まずは先日「ハーラン2世が初来日、“難しい”2011年の出来は?」という記事で紹介したハーラン関係のワインです。

ハーランといえば、エステートのほかにセカンドワインのメイデンを作っています。また、兄弟プロジェクトとして、ナパの様々な単一畑のカベルネを作るボンド(Bond)、ナパの西側の丘に新たに開拓しつつあるプロモントリー(Promontory)があります。

なお、プロモントリーについては「ハーランの「プロモントリー」、リリース価格は400ドル!」「ハーランの新プロジェクト「プロモントリー」いよいよ発売か」「Harlanの新プロジェクト「Promontory」が明らかに」をご覧ください。

今回のワイン「マスコット」は、先日来日した息子のウィル・ハーランによるプロジェクトで、ハーラン、ボンド、プロモントリーの若木(樹齢8~15年程度)のブドウを使ったもの。タイトルではサードワインと書いてしまいましたが、実際にはハーラン以外のブドウも入ったオリジナルなワインです。国内入荷はわずか120本とのこと。

購入はCalifornia Wine Garden / 2009 THE MASCOT  Napa Valley Red Wine (ザ・マスコット ナパヴァレー レッドワイン)から。

次は、ナパのオークションもの。毎年春に開催されるプレミア・ナパ・ヴァレーは、業界向けのオークションで、出品されるワインはプレミア・ナパ・ヴァレーのラベルが付けられます。夏のオークション・ナパ・ヴァレーは一般向けのお祭りで、ワインだけでなく旅行やディナーなどが入ったパッケージとして出品されるものが大半です。それに対して、プレミア・ナパ・ヴァレーは純粋にワインだけのオークションで、ワイナリーはこのオークション用に特別なワインを作るのです。

ヒューイット/プロベナンス カベルネ・ソーヴィニヨンは2つのワイナリーの共作によるもの。ヒューイットのラザフォードの畑と、ヨントヴィルにあるスリーピング・レディーという畑のブレンドになっています。20ケースしか作られていないレア品です。



最後はスーヴェランのマグナムのカベルネ。ワイン自体はレアではないですが、インポーターの倉庫に眠っていたという点でレア物。インポーター変更によって放出されましたが、マグナムで8000円台と格安です。スーヴェランは地味ですが、いいワインを作るワイナリー。かなりお買い得。