TPPでワインはどう変わるのか
TPP(環太平洋パートナーシップ)がほぼ合意に至りました。ワインもその1つに入っていますが、合意後はどうなるのでしょうか。
ワインについては以下のように書かれています。
つまり、8年かけて関税をなくす予定だということです。
ではワインの関税はどれくらいかかっているのでしょうか。
一般税率としては
また、課税価格の合計額が20万円以下の貨物に課せられる簡易税率では「70円/L」となっています。
つまり750mlのボトルの場合、最大で93.75円、簡易税率では56.25円の関税がかかっています。これが8年後にはなくなるということです。
ボトルあたりが1000円以下というような安ワインでは、93.75円は馬鹿にならないですね。売値で100円近く安くなるかもしれません。
一方で、ボトル3000円を超えるような高級ワインではほとんど影響はないでしょう。関税よりも重要なのは為替です。例えば30ドルのワインだったら1ドル3円安くなれば、90円値段が上がるわけです。これだけで関税分は吹っ飛びます。
ここ数年で1ドル40円くらい円安になったことを考えたら、関税がなくなるのは小さな変化でしょう。
ワインについては以下のように書かれています。
ボトルワインについては 8 年目、清酒、焼酎については 11 年目までの関税撤廃期間を設定
つまり、8年かけて関税をなくす予定だということです。
ではワインの関税はどれくらいかかっているのでしょうか。
一般税率としては
15%又は125円/Lのうちいずれか低い税率。ただしその税率が67円/Lを下回る場合は67円/L
また、課税価格の合計額が20万円以下の貨物に課せられる簡易税率では「70円/L」となっています。
つまり750mlのボトルの場合、最大で93.75円、簡易税率では56.25円の関税がかかっています。これが8年後にはなくなるということです。
ボトルあたりが1000円以下というような安ワインでは、93.75円は馬鹿にならないですね。売値で100円近く安くなるかもしれません。
一方で、ボトル3000円を超えるような高級ワインではほとんど影響はないでしょう。関税よりも重要なのは為替です。例えば30ドルのワインだったら1ドル3円安くなれば、90円値段が上がるわけです。これだけで関税分は吹っ飛びます。
ここ数年で1ドル40円くらい円安になったことを考えたら、関税がなくなるのは小さな変化でしょう。