パソロブレスの2015年の収穫は、平年の半分以下というまさかの大凶作に見舞われました(Growers Suffer Low Yields in Paso Robles - Wines & Vines - Wine Industry News Headlines)。平年から30%減で済んだところは、まだマシだというような、ちょっと驚きの結果です。

今年の収穫は例年より早いことはわかっていましたが、ここまで収穫が減るとは多くのワイナリーも思っていなかったようです。特にシラーは悲惨な状況だそうです。

原因もはっきりしていません。

例えば旱魃が続いたことで塩分が集積したことや、7月の嵐、6月のヒョウなどが影響しているのではないかという意見もあります。ただ、今のところ5月に非常に気温が低く、雌しべがきちんと生育しなかったことが最大の原因ではないかと見られています。比較的収穫が多かったところは、地形的な要因で、5月に開花しなかったところだとのことです。