モーニングで連載中の『マリアージュ~神の雫 最終章~』で珍しくカリフォルニアのピノ・ノワールが紹介されています。フランス料理にマリアージュさせるワインの話の途中であり、まさかカリフォルニアが登場するとは思わなかったのですが、その伏線で、パリで新世界のワインを出すビストロに行ったときの話として登場しました。しかも、エスカルゴと合わせるという、なかなか難しそうなテーマです。

紹介されたのはアンダーソン・ヴァレーのピノ・ノワール「ケイネズ(Knez)」。ここについては以前「アンダーソン・ヴァレーでコスト・パフォーマンスが高いエレガントなピノを作るケイネズ」という記事で紹介しています。

ワインメーカーのアンソニー・フィルベルティは元ウィリアムズ・セリエム。現在はケイネズと、ソノマのアントヒル・ファームズでワインメーカーをしています。アントヒル・ファームズは、ヴィナスのアントニオ・ガッローニもお気に入りといっているワイナリーですから、実力は折り紙付き。

また、ケイネズはアンダーソン・ヴァレーにデムス、セリーズ、ケイネズの3つの自社畑を持っています。セリーズはリトライにもブドウを供給しているくらいですから、その品質の高さが伺えます。

マンガでは「静けさのあるエレガントなワインだ」と評されていますが、冷涼なアンダーソン・ヴァレーのよさが出ているのだと思います。

モーニング第48号『マリアージュ~神の雫 最終章~』よりモーニング第48号『マリアージュ~神の雫 最終章~』よりモーニング第48号『マリアージュ~神の雫 最終章~』より

なお、紹介されているのは一番下のAVAもの。4000円程度と国内でもリーズナブルな価格です。