ベッドロックのモーガン・トゥエイン・ピーターソンが作るスパークリング・ワイン「アンダー・ザ・ワイヤー」(Under The Wire)の国内販売が始まりました。

アンダー・ザ・ワイヤーについてはモーガンの来日時に記事を書いています(スパークリングワインにもテロワールを!モーガン・ピーターソンの新プロジェクト)。

シャンパーニュで、生産者が自社畑のブドウを使って作る「グロワーズ・シャンパーニュ」が徐々に支持されるようになってきていますが、アンダー・ザ・ワイヤーも単一畑でブドウも単一品種、ヴィンテージも混ぜないスパークリングワインとして作るところなどが共通しています。

ただ、アンダー・ザ・ワイヤーの場合は自社畑ではなく、購入したブドウで作りますから、シャンパーニュの分類でいうとNM(Negociant-Manipulantネゴシアン・マニピュラン)になるのではありますが。

私が春に試飲したのはシャローンにあるBrosseau(ブロッソー)の畑のものでしたが、今回入荷しているのは、その次に作り始めたメンドシーノのアルダー・スプリングス(Alder Springs)のピノ・ノワールで作るブリュットとロゼです。

アルダー・スプリングスはパッツ&ホールのピノ・ノワールでは何回も飲んだことがありますが、非常に複雑で熟成に向いたブドウができるところです。今回のスパークリングがどのような味わいなのかも気になるところです。