肉割烹 KINTAN コレド室町で肉三昧とダンの古酒を堪能
日本橋のコレド室町にある「肉割烹 KINTAN コレド室町」に行ってきました。「王様のブランチ」で紹介されているのを見て、おいしそうと思ったのが、この店を選んだ理由ですが、実は昨年末に結婚25周年だったのが、バタバタと祝いもせずに過ごしてきたのでそのお祝いも兼ねています。
そんなわけで、結婚した年のDunnカベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレーを持ち込ませていただきました(持ち込み料は3000円)。
赤坂の金舌ではランチを食べたことがありますが、ここは初めて。「肉寿司」などを売りにしているようです。食べたのは、その肉寿司も4カン含まれる肉三昧コース。
最初は「牛肉と菜の花の酢味噌和え」。軽いジャブという感じですが、肉のうま味と酢味噌、菜の花の軽い苦味がマッチして春らしく美味しいです。
最初はテタンジェをグラスでいただいています。
次はサーロインユッケ。左側が醤油ベースのタレがかかっていてナッツが散りばめられています。右側はネギ塩味。生肉の規制が厳しくなった今、日本でユッケが食べられる店は貴重です。それだけきちんと管理しているということでもあります。
ユッケというとごま油と卵黄というのが一般的だと思いますが、前菜的な位置づけだからかそれよりは少しあっさりした味付け。ネギ塩はもちろん、ナッツも熟成肉のような風味を与えて美味しいです。
ここからはダンのカベルネも開けています。
ダンはナパとハウエル・マウンテンとあって、自社畑のハウエル・マウンテンがフラッグシップであり、特に長熟型で知られています。ナパの方は買いブドウであり、25年経って落ちているのではないかとちょっと心配していたのですが、全く杞憂でした。色はまだまだ濃く、光を透かすとエッジがわずかにオレンジがかっていますが、それでも25年経っているとは思えないような若さがあります。
まだ果実味もしっかりしていて、カシスの風味が豊か。鉱物的なニュアンスもかなりあり、チョークの風味もわずかに感じました。酸は抑えめ、タンニンはこなれていてパワフルだけど落ち着いた味わい。肉料理だけど和食系の今日の料理にはちょうどいい感じでした。
肉寿司4カンがやってきました。右からハツの醤油漬け、和牛の特上カルビ、ロッシーニ(フォアグラとトリュフが乗っています)、白タンの昆布締め。
ハツはあっさりめ。肉のうま味よりは歯ごたえを楽しむ感じ。白タンの昆布締めはタンの独特の風味に昆布のうま味が加わって面白い味わいです。特上カルビは言うことありません。味付けは抑えめで肉のうま味と脂身のうま味を味わう感じ。ロッシーニもとても美味しい。バルサミコを使ったソースも美味しく、ワインが進む味。
次は30日熟成した牛タンの串焼きです。分厚くカットされた牛タンは歯ごたえよく、肉の味も脂の風味も言うことなし。少し塩を付けて食べるのがいいです。しあわせになります。欲を言えばもっと食べたかった…
次に出たケールとクレソン、アボカド、タアサイという面白い組み合わせのサラダも実は美味しかったのですが、肉の美味しさでぼうっとして写真を撮り忘れました。リンゴベースだというドレッシングが爽やかで、一見癖が強そうな野菜をうまくまとめています。
その次が、この日の一番のハイライトと言ってもいいでしょう。和牛サーロインのトリュフすき焼きです。
軽く火を通した薄切りのサーロインとすき焼きのタレ、卵黄を絡めて、さらにトリュフと一緒にいただきます。和牛の美味しさと、卵とちょいあまのタレに、トリュフの香りが抜群。トリュフと卵黄というのも鉄板の組み合わせですね。余ったタレはゴルフボール大のご飯と混ぜていただきましたが、ご飯はもっとほしかった(笑)。余ったタレだけでお茶碗1杯は行けました。
これで終わりではなく、最後はサガリの味噌焼き、九条ネギと黄色人参添えです。サガリは横隔膜のところなのでハラミと同様、分類としては内臓になるそうですが赤身肉の歯ごたえとうま味があります。前のサーロインのうま味とは全く対照的な肉。脂がないので、それなりにボリュームはありますが意外とあっさり食べられます。
ちょうどワインもなくなり、食事を堪能しました。
そんなわけで、結婚した年のDunnカベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレーを持ち込ませていただきました(持ち込み料は3000円)。
赤坂の金舌ではランチを食べたことがありますが、ここは初めて。「肉寿司」などを売りにしているようです。食べたのは、その肉寿司も4カン含まれる肉三昧コース。
最初は「牛肉と菜の花の酢味噌和え」。軽いジャブという感じですが、肉のうま味と酢味噌、菜の花の軽い苦味がマッチして春らしく美味しいです。
最初はテタンジェをグラスでいただいています。
次はサーロインユッケ。左側が醤油ベースのタレがかかっていてナッツが散りばめられています。右側はネギ塩味。生肉の規制が厳しくなった今、日本でユッケが食べられる店は貴重です。それだけきちんと管理しているということでもあります。
ユッケというとごま油と卵黄というのが一般的だと思いますが、前菜的な位置づけだからかそれよりは少しあっさりした味付け。ネギ塩はもちろん、ナッツも熟成肉のような風味を与えて美味しいです。
ここからはダンのカベルネも開けています。
ダンはナパとハウエル・マウンテンとあって、自社畑のハウエル・マウンテンがフラッグシップであり、特に長熟型で知られています。ナパの方は買いブドウであり、25年経って落ちているのではないかとちょっと心配していたのですが、全く杞憂でした。色はまだまだ濃く、光を透かすとエッジがわずかにオレンジがかっていますが、それでも25年経っているとは思えないような若さがあります。
まだ果実味もしっかりしていて、カシスの風味が豊か。鉱物的なニュアンスもかなりあり、チョークの風味もわずかに感じました。酸は抑えめ、タンニンはこなれていてパワフルだけど落ち着いた味わい。肉料理だけど和食系の今日の料理にはちょうどいい感じでした。
肉寿司4カンがやってきました。右からハツの醤油漬け、和牛の特上カルビ、ロッシーニ(フォアグラとトリュフが乗っています)、白タンの昆布締め。
ハツはあっさりめ。肉のうま味よりは歯ごたえを楽しむ感じ。白タンの昆布締めはタンの独特の風味に昆布のうま味が加わって面白い味わいです。特上カルビは言うことありません。味付けは抑えめで肉のうま味と脂身のうま味を味わう感じ。ロッシーニもとても美味しい。バルサミコを使ったソースも美味しく、ワインが進む味。
次は30日熟成した牛タンの串焼きです。分厚くカットされた牛タンは歯ごたえよく、肉の味も脂の風味も言うことなし。少し塩を付けて食べるのがいいです。しあわせになります。欲を言えばもっと食べたかった…
次に出たケールとクレソン、アボカド、タアサイという面白い組み合わせのサラダも実は美味しかったのですが、肉の美味しさでぼうっとして写真を撮り忘れました。リンゴベースだというドレッシングが爽やかで、一見癖が強そうな野菜をうまくまとめています。
その次が、この日の一番のハイライトと言ってもいいでしょう。和牛サーロインのトリュフすき焼きです。
軽く火を通した薄切りのサーロインとすき焼きのタレ、卵黄を絡めて、さらにトリュフと一緒にいただきます。和牛の美味しさと、卵とちょいあまのタレに、トリュフの香りが抜群。トリュフと卵黄というのも鉄板の組み合わせですね。余ったタレはゴルフボール大のご飯と混ぜていただきましたが、ご飯はもっとほしかった(笑)。余ったタレだけでお茶碗1杯は行けました。
これで終わりではなく、最後はサガリの味噌焼き、九条ネギと黄色人参添えです。サガリは横隔膜のところなのでハラミと同様、分類としては内臓になるそうですが赤身肉の歯ごたえとうま味があります。前のサーロインのうま味とは全く対照的な肉。脂がないので、それなりにボリュームはありますが意外とあっさり食べられます。
ちょうどワインもなくなり、食事を堪能しました。