IntoWine.comというサイトで、米国のワイン業界で影響力がある人トップ100というリストが挙げられていました(IntoWine.com’s “Top 100 Most Influential People in the U.S. Wine Industry” - 2018 | IntoWine)。

全部挙げたらきりがないので、トップ10を見てみましょう。
1-Annette Alvares-Peters
2-Wayne Chaplin
3-Tim Turner
4-Marvin Shanken
5-Rob Sands
6-Stephanie Gallo
7-Antonio Galloni
8-Adam Strum
9-James Laube
10-Robert Parker

多分、1位から3位はほとんどの人が知らないですよね。1位はコストコのワイン担当、2位はサザン・グレイザーという米国最大の酒類流通業者の社長、3位はウォルグリーンの人と、トップ3はいずれも小売や流通関連でした。4位のマーヴィン・シャンケンはワイン・スペクテーターの発行人。スペクテーターは米国内ではやはり影響力が強いですね。5位と6位は大手ワイナリー。5位はコンステレーション・ブランズのCEOで6位がガロのマーケティング担当。

7位から10位は評論家やメディア関連。評論家ではヴィナスのアントニオ・ガッローニがトップなのはちょっと驚きでした。8位はワイン・エンスージアストの会長。9位はスペクテーターのレビュアー、10位は言わずとしれたパーカー本人。パーカーの影響力は落ちてきているというところなのでしょうか。

興味深いのは20位台になるとブロガーが入ってくること。22位には1 Wine DudeのJoe Roberts、23位はDr. VinoのTyler Colman。24位は20ドル以下のワインしかレビューしないという「reverse wine snob」のJon Thorsen(この人は僕も知らなかったです)。ブロガーがこれだけ影響力を認めてもらえているのは嬉しいことです。

このあと32位にようやくワインメーカーが登場。フィリップ・メルカです。

あと、サイト関連では30位にVivinoを作ったHeini Zachariassen。46位にセラー・トラッカーのEric Levineが入っています。