ワイン・アドヴォケイトの238号が発表されました。カリフォルニアではナパの2007年の回顧テイスティングやオーパス・ワンの最新ヴィンテージ、ソノマの一部といったテイスティング・ノートが入っています。

2007年の回顧テイスティングは満点続出で高評価なものが多かったのですが、なかなか日本で入手できるものはないので、ここではオーパス・ワンの最新ヴィンテージを紹介しましょう。

オーパス・ワンは2013年がさまざまなメディアで高評価。特にジェームス・サックリングは100点を付けた上、年間ナンバーワンにも選んでいます。ワイン・アドヴォケイトでも歴代最高となる97+という評価でした。

現行の最新ヴィンテージ(オーパス・ワンは毎年9月に出荷が始まりますが、ボルドーのネゴシアンを通すためか、日本に入ってくるのは11月ころになるようです)の2014年は、前年より若干落ちるものの、ワイン・アドヴォケイトでは96点とこれもかなりの高評価でした。

今回は今年出荷が始まる2015年だけでなく、今後の2016年、2017年のレビューも載っています。

2015年と2016年はどちらも97+と2013年に並ぶ評価。飲み頃も2015年が2021年から2055年、2016年が2022年から2055年と非常に熟成能力もありそうです。2010年以降のオーパス・ワンはずっと96点以上の点数をつけており、過去最高の状態といっていいでしょう。

さて、2017年は例の火事の影響も気になるところですが、オーパス・ワンでは収穫の90%は火事の前に終わっていたとのこと。バレル・サンプルからは煙の影響は感じられなかったとのことです。評価は92-95といまのところあまり高くはありませんが、出荷までにはまた変わるのではないでしょうか。
opus one