ワイン・スペクテーターの最新号の特集がトーマス・リヴァース・ブラウンです。ワイン・アドヴォケイトで最も多く100点のワインを造ったワインメーカーとして知られているトーマス・リヴァース・ブラウンですが、ナパに来たのは1996年と、それほど昔ではありません。しかも彼は大学では文学を学んでおり、ワインについての知識はほとんどゼロに近い状態でした。

そしてカリストガの有名ワインショップ「オール・シーズンズ・カフェ」で働きはじめ、そこでターリー・ワイン・セラーズのワインメーカーだったエーレン・ジョーダンと出会い、ターリーで働き始めます。

今では45ものクライアントのワインを造るトーマス・リヴァース・ブラウンですが、当時エーレン・ジョーダンがびっくりしたのが彼のマルチタスキング能力だったといいます。複数の作業を並行してこなす能力が異常に高く、仕事を覚えるのも速かったようです。

そうして、どんどん認められるようになり、シュレーダーとトアー・ケンワーズのワインメーカーになります。どちらもベクストファー・トカロンのブドウを使っており、そこで造ったワインが高評価を得て今にいたるわけです。

昨年、彼が来日したときのセミナーに出てから、枕詞として「天才」とつけていますが、今回のストーリー(もっとずっと詳しく面白いです)を読んで、やはり天才であるとあらためて思いました。また、、興味深いのは

参考:トーマス・リヴァース・ブラウンの凄さの一端に触れ、まさに「天才」だと思った話(前編)
[トーマス・リヴァース・ブラウンの凄さの一端に触れ、まさに「天才」だと思った話(後編)](https://californiawine.jp/blog/item/6906)

シュレーダーの中でもマグナムしか造られず、頂点に立つのがオールド・スパーキーです。


ピノ・ノワールで頂点になるのが、シュレーダーとのプロジェクトであるボアズ・ビュー。2万円台は大特価です。


コスパなら、自身のリヴァース・マリーのワインが一番。特に日本ではバーゲン価格です。


ラベル不良品だそうですが、前にも紹介したリース(Rhys)の畑のワイン。リースのワインの1/3という大特価。