2017年10月の大火で大きな被害を受けたソノマのパラダイス・リッジ、ナパのシニョレーロが再建に向けて動き出しました(Paradise Ridge Winery takes first step to rebuild after 2017 Tubbs fireSignorello Rebuilding: Construction on Residence and Tasting Room ...)。

パラダイス・リッジは結婚式場としても人気があったところ。火事の前の2016年には72組が結婚式を行ったそうです。
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再建は結婚式に使うイベント・センター兼テイスティング・ルームから始めるとのこと。2019年10月の竣工を予定しています。なお、今もケンウッドにはテイスティング・ルームを持っており、ワイン造りに関しては近隣のワイナリーに間借りしています。

ただ、再建のコストは1500万ドルを見込んでいるのに対し、火事の保険金は530万ドルにとどまるため、残りをカバーするための法的な手段を考えているそうです。また、従業員を減らすなどの措置も取るようです。

シニョレーロはワイナリーやテイスティング・ルーム、住居など、ほぼ全面的に改築します。以前はイタリア風のデザインでしたが、今回はより近代的な外観になるそうです。

シニョレーロは2005年に放火によって1万5000ケースのワインを失ったことがあり、今回はワインが残っている分まだマシだと考えているようです。また、その経験や1990年台に両親がなくなった経験などから、今回のような事態への備えもできていたとのこと。

再建の完成は2020年の予定です。