5位まで発表された、ワイン・スペクテーターの年間トップ10 。6位にはちょっと意外なワインが入りました。オーベール(Aubert)のシャルドネ ハイド・ヴィンヤード2016です。

意外というのは、このトップ10 はワインの入手性や価格といった面もかなり重視されるのです。オーベールは間違いなくカリフォルニアのトップクラスのシャルドネ生産者ですが、逆にこれくらい高級になってしまうとトップ10 には選ばれにくいと思っていました。例えば、マーカッサンだったりコングスガードあたりが選ばれることはないとおもうんです。オーベールはそういった一つ抜き出たクラスのワインですからね。

ただ、そういえば昨年はパルメイヤーのシャルドネがトップ10 にはいっていました。スペクテーターとして、こういった樽もしっかり効かせたクラシックなスタイルのシャルドネを推したいというのがあるのかもしれません。

なお、ベッドロックに引き続き、このワインも該当するヴィンテージが国内で現在流通中です。アントニオ・ガッローニが97点、ワイン・アドヴォケイトが95-97点と3大評論メディアが95点以上つけているのもすごいです。

輸入量もさほど多くないと思うので、ベッドロック以上に市場から消えるのははやいかもしれません。

追記。既に輸入元は完売で、流通在庫のみだそうです。