大きなニュースになっている今回の山火事、大きく分けると北カリフォルニアのパラダイスという町を中心に多くの死者を出している「キャンプ・ファイア」と、南カリフォルニアのマリブで多くの豪邸を焼いている「ウールジー・ファイア」があります。

このうち、ウールジー・ファイアの方がワイン産業にも大きな影響を与えています(California Wildfires Devastate Malibu Wine Region | News | News & Features | Wine Spectator)。

実はこのあたりはマリブ・コーストAVAという2014年にできた新しいAVAの地域。それほど有名なワイナリーがあるわけではないですが、観光などで賑わっていました。

まだ被害の全容は分かっていませんが、全焼したワイナリーもあり、ほぼ全てのワイナリーに被害があるとのことです。

さらにめったに焼けないブドウ畑も今回はあまりの火の勢いに燃えてしまったところもあるようです。
ブドウ畑が家を守った
一方で、家がブドウ畑に囲まれていたおかげで家だけは助かったという人も(上の写真)。

復旧にはかなりの時間がかかりそうです。