2019年の干支はイノシシ。カリフォルニアワインでイノシシといえば…やっぱりマーカッシン(Marcassin、マーカッサン)ですね。入手が大変だし価格もますます高くはなっていますが、シャルドネで7本、ピノ・ノワールで3本の「パーカー100点」を輩出している、カリフォルニアを代表するシャルドネ、ピノ・ノワールのプロデューサーです。個人的には、あまり縁のないワイナリーではありますが…

なお、イノシシラベルは自社畑のマーカッシン・ヴィンヤードのものだけなのでお気をつけて。




このマーカッシンの畑を見下ろすところに畑を作り、その名もボアーズ・ビュー(ボアーはイノシシのこと)と、マーカッシンを意識した名前を付けたワイナリーもあります。ワイナリーを造ったのが、ナパで「パーカー100点」のカベルネ・ソーヴィニヨンを18本も出しているシュレーダーなので、ピノ・ノワールにも本気でお金をかけるつもりなのでしょう。畑のマネージャーは今年急死したユリシス・ヴァルデス、ワインメーカーはシュレーダーと同じトーマス・リヴァース・ブラウンと、これ以上はない組み合わせ。最初のヴィンテージから95点を出して、今後はマーカッシンのライバルになりそうです。





それにしてもどちらも高額なので、そうそうは買えないですね。現実的にはイタリアのこちらあたりを選ぶことになるでしょうか。