サンタ・ルシア・ハイランズのピゾーニやロアーなど秀逸なピノ・ノワールの輸入で知られるilovecalwineの試飲会に行ってきました。2月以来の試飲会です。もちろん3密は避けています。


まずは新輸入のスパークリングワイン「カーボニスト(Carboniste)」から。

カリフォルニアのスパークリングワインというと、以前はシャンパーニュ・ハウスの資本のものなどが中心で、作るワインも本場のシャンパーニュに近づこうとするものが中心でしたが、近年はいろいろと面白いものが登場しています。カーボニストもその一つ。一番左の「タコ」のラベルのものは、珍しいアルバリーニョのスパークリングワイン。アルコール度数11.5%、ガス圧3.5気圧と比較的ライトな作りです。青りんごなどの爽やかな風味。2019年のワインで2020年3月に澱引きしています。これは個性的で面白いワイン。人気出るでしょう。

次はブリュット2018。サンタ・クルーズ・マウンテンズとマリン郡、サンタ・リタ・ヒルズのブドウを利用。シャルドネとピノ・ノワール半々です。これも比較的ライトですが、軽くイースト香もあります。3本目はマリン郡のシャルドネとピノ・ノワールを半々使ったブリュット・ロゼ2018。いちごの風味や麦わらなど。ボディがしっかりしています。


次はルリ(LuLi)のシャルドネと、ルーシー(Lucy)のピノ・ノワールのロゼ。

シャルドネは酸がしっかりしており、メリハリの効いた味わい。ピノ・ノワールのロゼもロゼとしてはしっかりした味わい。赤系果実が美味しいです。



最後はピノ・ノワール2本。ルシアのゲイリーズのピノ・ノワールと、ピゾーニのピゾーニ。どちらもすばらしいワインです。ルシアのゲイリーズは非常に果実味豊かですが、骨格もしっかりしており、何よりも余韻が素晴らしい。若干ダークな果実味がゲイリーらしさ。
ピゾーニ、ピゾーニは最初のアタックから素晴らしい。近づくだけで香りが広がります。昔のイメージよりは少しライトになっていますがパワーもあり、美味しい。