ソノマのピノ・ノワールの名門として、2000年代のピノ・ノワール・ブームが始まるより前からソノマのロシアン・リバー・ヴァレーで秀逸なワインを作っていたデリンガー(Dehlinger、デリンジャーと書かれることも)がついに国内輸入開始しました。

2000年ころ、ロシアン・リバー・ヴァレーを代表するワイナリーといえば、ロキオリ、ウィリアムズ・セリエム、デリンガーの3つが必ず名前が上がるところでした。ロキオリ以外はワイナリー訪問も受け付けておらず、幻のイメージの強いところでした。特にデリンガーは輸出には興味ないと思われていたワイナリーであり、ここが輸入されることはないだろうと思っていたので、かなりの驚きであり、感無量でもあります。ワイナリーの世代交代や、もしかすると現在のコロナ禍におけるレストランビジネスの停滞などが影響しているのかもしれません。

今回輸入されたのは4種類。シャルドネのエステート2017、カベルネ・ソーヴィニヨン2014、ピノ・ノワールのゴールドリッジ2017、そしてフラッグシップのピノ・ノワール「アルタモント」2016です。ヴィナスでの評価はアルタモントが94点で、あとの3つは92点。ピノ・ノワールはロシアン・リバー・ヴァレーらしいリッチでちょっとダークなフルーツの風味があるようです。

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