アルバリーニョはスペインではメジャーな白ワイン用品種ですが、カリフォルニアではまだマイナーです。シャルドネと比べたら生産量は100分の1にも満たないですが、ヴィオニエと比べたら5分の1程度。意外にあるといってもいいかもしれません。

味わい的には、白桃や白い花の風味などヴィオニエとちょっと似ていますが、酸は割としっかりしているので、天候に恵まれる半面、ときに酸が落ちやすいカリフォルニアにはヴィオニエよりも向いているかもしれません。

生産者で見るとなんと言ってもトップはコングスガード。ワインアドヴォケイトでは最高94点を取っており、価格的にもダントツです。世界でもトップクラスの評価を受けているアルバリーニョです。畑はナパのカーネロスにあるハドソンのようです。

ちょっと意外なところではナパのヘンドリーも作っています(未試飲)。

面白いのが先日紹介した、タコのラベルのスパークリングワイン「カーボニスト」。ラベルが示唆しているようにシーフードにも合うワインです。「ソムリンTV」というYouTubeチャンネルでは寿司の酢飯や醤油にも合うと言っていました。

あと、お薦めはコングスガードのGMが作る「ファーディナンド」というワイナリーのアルバリーニョ。これすごく美味しいし、値段も高くない。ボトルもちょっとオシャレです。毎年、試飲するのが楽しみなワインの一つです。畑はコングスガードとは違って、やや内陸部の山麓のものだそうです。

カリフォルニアのアルバリーニョ、トライしてみてください。