英デカンター誌が主催する世界最大級の品評会デカンター・ワールド・ワイン・アワード(DWWA)。毎年5月末に結果が発表されますが、今年はコロナの影響で9月の発表にずれこみました。賞の中で最高レベルとなるベスト・イン・ショーには50本が選ばれ、そのうちの1本がトレフェッセン(Trefethen)のカベルネ・ソーヴィニョン2017でした。

116人のエキスパートが1万6518本のワインをブラインドで審査、その中には37人のマスター・オブ・ワインと9人のマスター・ソムリエが含まれるという、審査の厳格さや透明性でもトップクラスの賞です。この中の50本ですからわずか0.3%のワインしか選ばれないのがベスト・イン・ショーです。米国ではこのほかナパのアルファ・オメガのERA 2017、オレゴンのドメーヌ・セリーヌのマーク・ブラッドフォード・ピノ・ノワール2016もベスト・イン・ショーに選ばれました。ERAはアルファ・オメガのフラッグシップで国内では3万円超、ドメーヌ・セリーヌのマーク・ブラッドフォードもフラッグシップではありませんが2万円を超える価格。その点、トレフェッセンは1万円以下で入手できるという点で貴重です。

トレフェッセンはさらにシャルドネの2017もベスト・イン・ショーに次ぐプラティナムを受賞という快挙でした。プラティナムも178本と全体のわずか1%しか受賞できない賞です。日本での価格は4000円台とかなりお得なワインです。

受賞ワインそのものです。