シュレーダー・セラーズの創設者であるフレッド・シュレーダーが旧友であるロバート・ランディ・ローチ・ジュニアから訴えられました(Robert Randy Roach Jr., Sues Fred Schrader Over Involvement in ...)。

Schrader

シュレーダーのカベルネ・ソーヴィニヨンのラインアップにはRBSというワインがあります。このRBSは「Roach Brown Schrader LLC」の略で2002年に設立された法人の名前です。見てわかるようにシュレーダーとローチの名前が入っています(Brownはワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンのこと)。このことからローチはRBSのワインはローチとシュレーダーの共同プロジェクトだと主張しています。

シュレーダーは2018年にコンステレーション・ブランズにワイナリーを売却しましたが、このときにローチに対しては相談も補償もなかったことから、今回の訴えになりました。

裁判の過程で明らかになったこととしては、フレッド・シュレーダーはシュレーダー・セラーズの設立時にローチから13万5000ドルを借りていました。これは2005年から2010年の間に利子も含めて返却されています。また、シュレーダーは毎年ローチにRBSのワインを15~17ケース送っていましたが、売却後はそれがなくなったとのことです。

シュレーダー側はローチからは金を借りただけであって、シュレーダー・セラーズに関してはなんの権利も持っていないと主張しています。

かつてのパートナーを提訴というとブライアント・ファミリーとヘレン・ターリーの裁判などを思い出しますが、今回はどうなることでしょうか。