このブログでも、ここ数年で何度も取り上げているのがシャイド・ファミリー。モントレーの優良生産者です。米国でもここ2、3年でメディアに取り上げられるのが急増していると思います。実際に生産量も大きく増え、人気のブランドを輩出しています。

ここは元々栽培家として始めたところで、他のワイナリーにブドウを販売するのが中心でした。それをこの10年くらいで自社生産に大きく力を入れるようになったのです。モントレーで最大の畑の持ち主で、しかもすべてサスティナブルの認証付き、今後は有機栽培にもしていくことを表明しています。

モントレーのサリナス・ヴァレーは海に近い冷涼なところだとサンタ・ルシア・ハイランズやシャローンなどがあり、海から離れた温暖なところだとアロヨセコなどがあり、様々な品種に向いた土地が見つかります。品種の特性を生かしたワインを安く作る、それがこのワイナリーの特徴となっています。

その代表的なブランドの一つがランチ32(Ranch32)。2000円前後のカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネでは、コスパ最高峰に間違いなく入るワインです。

ほかにも先日紹介したオッド・ロットや、低アルコール低カロリーを売りにするサニー・ウィズ・ア・チャンス・オブ・フラワーズなど面白いものもいろいろありますが、まずはだまされたと思ってでもランチ32を飲んでみてください。

柳屋には新ヴィンテージが入っています。ラベルデザインが新しくなりました。