パソ・ロブレスやサンタ・バーバラの2021年収穫の状況をブレイク・グレイ氏がまとめています(California Harvests Raise Optimism Levels | Wine-Searcher News & Features)。

2021年の特徴は春先の低温などにより、やや収穫量は減るものの、夏から秋にかけては問題らしい問題が起こらなかったこと。この地域は収穫時期が遅いので、まだすべて終わるまでは1カ月くらいかかりそうですが、生産者はクオリティの高さを喜んでいるといいます。

気温は全体的にやや低めで温暖なパソ・ロブレスでも華氏100度(摂氏38度程度)を超えた日はほとんどありませんでした。特に7月から8月半ばまで、夜間は低い気温を保ったため、酸がしっかりと残ったようです。

この地域では2007年がこれまで非常にいいヴィンテージとされていましたが、それを彷彿とされるということです。

今年は、懸念された火事もこれまでのところ大きな被害を与えるものはなく、カリフォルニアの多くの地域では胸をなでおろしていることでしょう。