昨年11月に「1本100万ドル、オークションで落札新記録 ソノマの無名ワインがなぜ?」という記事で1本100万ドルという史上最高額でワインが落札された話を紹介しました。

このワインを造ったのがジェシー・カッツ(Jesse Katz)。Forbes誌の「30歳以下の30人」やワイン・エンスージアストの「40歳以下の40人のテーストメーカー」にも選ばれたことのある才人です。この人のメインのワイナリーであるアパーチャー・セラーズ(Aperture Cellars)のカベルネ・ソーヴィニヨンがしあわせワイン倶楽部に入荷しています。

ジェシー・カッツはもうひとつのワイナリーデビル・プルーフ(Devil Proof)で、カリフォルニアのマルベックとしては唯一の100点をワイン・アドヴォケイトで取得しています。このアパーチャー・セラーズのカベルネ・ソーヴィニヨンもワイン・アドヴォケイトで97点。「花のようなニュアンスを持つ素晴らしい香り」があると評価しています。ちなみにここでもマルベックが7%使われています。1万円台のカベルネ・ソーヴィニヨンとしてはかなりの高評価です。

ソノマのアレキサンダー・ヴァレーはシルバー・オークやジョーダンなど、ソノマの中でも素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンが作られる地域。このワイナリーでは山麓の斜面にあるやや冷涼感のあるところでミネラル感のあるカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫しているといいます。