年間ランキングは年末に出るのが普通ですが、ワインスペクテーターの2022年コスパワイントップ10は年始に発表されました。

1位はBV(Beaulieu Vineyard)のカベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー2019。私が米国にいたころ、このワインが好きで毎週のように飲んでいましたが、当時はスーパーで9.99ドルとかで売っていました。今回はコスパトップといいながら価格は33ドルと昔に比べるとずいぶん高くなったなあと思ってしまいましたが、それはほかのワインも同じことで、年寄りの愚痴でしかないですね。

BVは2022年のジェームズ・サックリングのワイン・オブ・ザ・イヤーにも2019年のジョルジュ・ド・ラ・トゥール プライベート・リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨンが選ばれています。別のリストとはいえ、ワイン・オブ・ザ・イヤーとコスパのトップを同年に受賞するというのはすごい快挙だと思います。

国内ではどちらのワインも前のヴィンテージまでしか流通していないようです。

さて、話を戻してワイン・スペクテーターのコスパトップ10ですが、2位以下はこうなっています。

2. DECOY Limited Red Napa Valley 2019
3. ANTINORI Toscana Villa Antinori 2019
4. BODEGAS MARQUÉS DE MURRIETA Rioja Finca Ygay Reserva 2018 
5. JOEL GOTT Sauvignon Blanc California 2021
6. DOMAINE BOUSQUET Malbec Tupungato 2021
7. MUMM NAPA Brut Napa County Prestige NV
8. KENDALL-JACKSON Merlot Sonoma County Vintner’s Reserve 2019
9. MONTINORE Pinot Noir Willamette Valley Red Cap 2019
10. DROUHIN VAUDON Chablis 2020

2位のデコイ・リミテッド・シリーズは日本にも入っていますが、このレッドは残念ながらなし。ダックホーンが得意とするメルローを中心とするブレンドです。

と、ないものばかりでしたが、5位のジョエル・ゴット ソーヴィニヨン・ブラン 2021と8位のケンダル・ジャクソン ヴィントナーズ・リザーブ メルロー 2019は国内現行ヴィンテージです。どちらも言わずとしれた安心ブランドですね。特に、ジョエル・ゴットは国内価格も抑えめでコスパ感強いです。

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