昨日のワイナリ売却のニュースについて,RoshamboワイナリのオーナーであるNaomi Brilliantがブログ・エントリを書いています。
結論を言うと,ワイナリの施設を売却するのは事実ですが,Roshamboワイナリをやめてしまうわけではありません。1年後には別のテイスティング・ルームを作る予定であり,それまでは「バス住まい」でがんばるそうです。
頼もしい宣言でした。
"Many of you may already know that Roshambo Winery is moving out of its current facility at 3000 Westside Road in mid-January. I assure you we are not gone forever. For a year or so, during the construction of our new tasting room, we will temporarily reside in a custom RV that reflects our creative, unconventional spirit."
Roshambo Winery Blog A Letter from our Wine Hero
結論を言うと,ワイナリの施設を売却するのは事実ですが,Roshamboワイナリをやめてしまうわけではありません。1年後には別のテイスティング・ルームを作る予定であり,それまでは「バス住まい」でがんばるそうです。
頼もしい宣言でした。
「全米最大のジャンケン大会」の記事で紹介したRoshamboワイナリがSilver Oakに買収されるようです。
ユニークな言動で注目されるRoshamboですが,実際には財務上に問題でかなり悩んでいたようです。一方,Silver Oakは昨年ナパのワイナリで火事をおこして以来,ワイナリ施設を探していたとのこと。そこでRoshamboを買い取ってワインを造ろうということです。
"Roshambo, the hipster winery known for its irreverent attempts to reach new wine drinkers, is selling its stylish Russian River facility to Silver Oak Cellars, the upscale Napa Valley cabernet sauvignon specialist."
Silver Oak buying Roshambo Winery | Santa Rosa Press Democrat // News for California
ユニークな言動で注目されるRoshamboですが,実際には財務上に問題でかなり悩んでいたようです。一方,Silver Oakは昨年ナパのワイナリで火事をおこして以来,ワイナリ施設を探していたとのこと。そこでRoshamboを買い取ってワインを造ろうということです。
Crushpadが絶好調のようです。3年目の今年までトータルで1万5000ケースのワインを作り,ブランド数は400超。一番ブランド数が多いワイナリになったそうです。
年間300トンのブドウを処理するというのですからかなりのもの(のような気がします)。ナパさんのCh. Igai Takahaもここで作っていますが,品質は相当高いと思います。
お金があったらいつかは作ってみたいですねえ。
"This represents over 400 distinct wines, making Crushpad the world's leader in wine brand creation."
Crushpad Breaks Land Speed Record for Wine Brand Creation
年間300トンのブドウを処理するというのですからかなりのもの(のような気がします)。ナパさんのCh. Igai Takahaもここで作っていますが,品質は相当高いと思います。
お金があったらいつかは作ってみたいですねえ。
Loring Wine CompanyとPali Wine Co.がLompocに新しい醸造設備を作っていることが明らかになりました。テイスティング・ルームができるかどうかは未定ですが,作られる可能性はあるそうです。
近隣のBuelltonなどに比べるとLompocはワイナリを作るための条件がゆるく,市側もワイナリを誘致したい考えだとのこと。昨日紹介したワイン・センターのことなどもあり,数年後にはLompocがSanta Rita Hills周辺のワイナリの中心地になっているのかもしれません。
"Lompoc is an up-and-coming wine-making area and it is generally favorable to the development of wineries"
Winery expansion planned-The Lompoc Record
近隣のBuelltonなどに比べるとLompocはワイナリを作るための条件がゆるく,市側もワイナリを誘致したい考えだとのこと。昨日紹介したワイン・センターのことなどもあり,数年後にはLompocがSanta Rita Hills周辺のワイナリの中心地になっているのかもしれません。
2007年オープン予定だそうです。とはいえ,まだ看板が立っているだけのようなので,どうなるんでしょうね。
"A large sign on the lot facing North L Street indicates preliminary plans for a project called the Santa Rita Hills Wine Center. A line on the sign above the project name reads “Coming in 2007.”"
The Lompoc Record
ちょっとひまねたっぽいですが,O'Brien Cellarsというワイナリがオンライン販売の売り上げの20%を同性結婚の基金に寄付するそうです。
ワインの愛好者たちが結婚の平等をサポートする機会を作るのだとか。良い悪いではなく,さすがカリフォルニアだ,と思いました。
"O'Brien Cellars, a brand of O'Brien Family Vineyard, said Tuesday it's started a "progressive" philanthropic program to donate 20 percent of revenues from its online Equality Wine Store to a civil rights group that supports an end to California's ban on same-sex marriage."
Napa winery to donate funds to support gay marriage - San Francisco Business Times:
ワインの愛好者たちが結婚の平等をサポートする機会を作るのだとか。良い悪いではなく,さすがカリフォルニアだ,と思いました。
ワインの味を表現するときに「ミネラル」ということばを使うことは珍しくありません。パーカーも使いますし,僕でさえ使うことがあります。ところがこの「ミネラル」の由来となるとよく分かっていません。そこに一石を投じる記事がWines & Vinesに載りました。
これによると,ミネラルを感じさせる物質は発見されておらず,発酵時に添加するSO2から生じる硫化物が原因ではないかとしています。
テロワリストにとっては身も蓋もないような意見で,これに対してブログZinquisitionが異を唱えています。
どちらが正しいのでしょうか?
"minerality is only vaguely defined and not well understood. In fact, the one thing we do know is that it has very little to do with minerals."
The Myth of
これによると,ミネラルを感じさせる物質は発見されておらず,発酵時に添加するSO2から生じる硫化物が原因ではないかとしています。
テロワリストにとっては身も蓋もないような意見で,これに対してブログZinquisitionが異を唱えています。
"I think most of the minerality I have tasted results from higher levels of acid salts present in the finished wines, and is therefore primarily dependent on climate & viticultural practices."
The Zinquisition: Another nail in the minerality coffin!
どちらが正しいのでしょうか?