Crushpad関係のニュースを続けます。VentureBeatというベンチャー系のニュースサイトに出ていたのはCrushpadが900万ドルの資金調達をしたという記事。書いているのは元Wall Street Journalの記者で,その後San Jose Mercuryに移籍し,昨年そこをやめたDean Takahashi記者です。
資金調達というと普通は銀行やベンチャー・キャピタルを使うわけですが,今回は極めてユニーク。なんとCrushpadの顧客に資金調達を募りました。
さすがにワインを作ろうという人たちなのでお金持ちもかなり多いようです。500万ドルの目標が900万ドルに達してしまったというのですから,うらやましく思う人も多いでしょうね。
これまで調達した1250万ドルすべてベンチャー・キャピタルを通さないもので,これによって「株主の中で心中違う興味を持っている人がいない」というメリットがあるそうです。
今回調達した資金は設備の拡張やコミュニティ・サービスCrushnetの強化,遠隔地のユーザーのためのサービスといったことに充てられるということで,日本のユーザーにとってもメリットがありそうです。
もう一つのニュースはサンフランシスコで「Community Crush」というものを始めたこと。地域ごとのオリジナル・ワインを作るといった形でサンフランシスコ市民に「恩返し」しようというものです。地図で住んでいる場所を選んでクリックするとメール・アドレスが入れられます。人数限定だそうなのでSFに住んでいる方は登録してみたらいかがでしょうか。
資金調達というと普通は銀行やベンチャー・キャピタルを使うわけですが,今回は極めてユニーク。なんとCrushpadの顧客に資金調達を募りました。
"“We had a venture deal with a better valuation,” he said. “But we’re a unique business. The customers have money. Originally, we were going to raise $5 million, then we raised it to $9 million and the deal was still oversubscribed. We figured this was better because these people are spreading our gospel.”"
Crushpad raises $9 million from its own wine-making fans VentureBeat
さすがにワインを作ろうという人たちなのでお金持ちもかなり多いようです。500万ドルの目標が900万ドルに達してしまったというのですから,うらやましく思う人も多いでしょうね。
これまで調達した1250万ドルすべてベンチャー・キャピタルを通さないもので,これによって「株主の中で心中違う興味を持っている人がいない」というメリットがあるそうです。
今回調達した資金は設備の拡張やコミュニティ・サービスCrushnetの強化,遠隔地のユーザーのためのサービスといったことに充てられるということで,日本のユーザーにとってもメリットがありそうです。
もう一つのニュースはサンフランシスコで「Community Crush」というものを始めたこと。地域ごとのオリジナル・ワインを作るといった形でサンフランシスコ市民に「恩返し」しようというものです。地図で住んでいる場所を選んでクリックするとメール・アドレスが入れられます。人数限定だそうなのでSFに住んでいる方は登録してみたらいかがでしょうか。
1976年の「パリ・テイスティング」を題材にした映画の一つ「Bottle Shock」が8月から全米で公開されることになり,ナパで試写会が開催されました。(記事1,記事2)。
アラン・リックマンがパリ・テイスティングを開催したスティーブン・スパリエ役として主演するこの映画,白ワインでトップを取ったChateau Montelenaが話の核になります。赤でトップを取ったStag's Leap Wine Cellarsはエンドロールでその旨書かれるだけ,Montelenaでワインを造ったMike Grgichはまったく登場しないなど,ノンフィクションというより,史実を題材にしたフィクション色の強いものになっているようです。
昨年のSundanceフィルム・フェスティバルで公演したときはあまり評判がよくなかったようですが,ナパでの試写会はおおむね好評だったようです。映画の効果でChateau Montelenaに注目が集まるのかどうか。そのあたりも興味深いところです。
【追記】サンフランシスコのCrushpadでは,公開初日の8月6日の6時半からパリ・テイスティングを再現する試飲会と映画観覧をパックにしたイベントを開くそうです。参加費は75ドル。試飲会ではそれぞれ投票できます。また「Chat with the people for whom the movie is based 」と書いてあるのでたぶんBo Barrettなどが参加するのでしょう(Mike Grgichは絶対に来ないと思いますが)。詳しくはこちら。
アラン・リックマンがパリ・テイスティングを開催したスティーブン・スパリエ役として主演するこの映画,白ワインでトップを取ったChateau Montelenaが話の核になります。赤でトップを取ったStag's Leap Wine Cellarsはエンドロールでその旨書かれるだけ,Montelenaでワインを造ったMike Grgichはまったく登場しないなど,ノンフィクションというより,史実を題材にしたフィクション色の強いものになっているようです。
昨年のSundanceフィルム・フェスティバルで公演したときはあまり評判がよくなかったようですが,ナパでの試写会はおおむね好評だったようです。映画の効果でChateau Montelenaに注目が集まるのかどうか。そのあたりも興味深いところです。
【追記】サンフランシスコのCrushpadでは,公開初日の8月6日の6時半からパリ・テイスティングを再現する試飲会と映画観覧をパックにしたイベントを開くそうです。参加費は75ドル。試飲会ではそれぞれ投票できます。また「Chat with the people for whom the movie is based 」と書いてあるのでたぶんBo Barrettなどが参加するのでしょう(Mike Grgichは絶対に来ないと思いますが)。詳しくはこちら。
Wine Spectator誌の記事によるとJoseph Phelpsで5月まで社長を務めていたTom Shelton氏が亡くなりました。享年55歳。53歳のときにかかった脳腫瘍で闘病を続けていたそうです。
先日,PhelpsがLe Mistralブランドを売却したという記事の中でワインメーカーのCraig Williamsが5月に辞めた旨書きましたが,Shelton氏も同じときにPhelpsを辞めています。
1995年から社長を務めたShelton氏はPhelpsがナパ産のカベルネに集中するようにし,一方でソノマ産のシャルドネやピノ・ノワールを作るFreestoneを設立したりしました。Napa Valley VintnersでNapa Valleyブランドを守ることにも力を注ぎました。
楽観的で明るい人柄。大きな目標を持って行動すること。ナパを代表する偉人の一人がまた世を去りました。残念なことです。
先日,PhelpsがLe Mistralブランドを売却したという記事の中でワインメーカーのCraig Williamsが5月に辞めた旨書きましたが,Shelton氏も同じときにPhelpsを辞めています。
1995年から社長を務めたShelton氏はPhelpsがナパ産のカベルネに集中するようにし,一方でソノマ産のシャルドネやピノ・ノワールを作るFreestoneを設立したりしました。Napa Valley VintnersでNapa Valleyブランドを守ることにも力を注ぎました。
楽観的で明るい人柄。大きな目標を持って行動すること。ナパを代表する偉人の一人がまた世を去りました。残念なことです。
Wine Spectator誌の記事によると,故Robert Mondaviの次男であるTim Mondavi,長女(長兄MichaelとTimの間)のMarcia Mondavi,妻のMargrit Biever Mondaviの持つブランドContinuumがナパ東方のプリチャード・ヒルに85エーカーのプロパティを購入したそうです。Continumには生前のRobertも参加しており,今回のプロパティも亡くなる前に見に行ったとのこと。Timの娘であるCarissa Mondaviは「Robertがここを見て,私たちが将来どこに向かっているかを理解したということはとても意味があること」と言っています。
Continumの設立は2005年。2005年と2006年はモンダヴィの所在地であったOakvilleでブドウを購入してワインを作っていましたが,2007あるいは2008年からプリチャード・ヒルに変える見込みだそうです。なお,2005年のContinuumはWine SpectatorのJim Laubeが93点を,Robert Parkerは95+という高得点を付けています。
畑の以前の持ち主は「Cloud View」のTaylor夫妻。「Cloud View」はプリチャード・ヒルの別の畑からブドウを購入してブランドを続けるそうです。
【追記】読売オンラインにもニュースが出ていたのですが,冒頭が「故ロバート・モンダヴィの次男ティムと姉妹のマルシア、母マルグリットが所有する」となっているのが日本語としてちょっと変。一人なのに「姉妹」とは普通書かないし,マルグリットを「母」と書くのもロバートを中心とした記述の中ではおかしい。ちゃんと査読しているんだろうか。
Continumの設立は2005年。2005年と2006年はモンダヴィの所在地であったOakvilleでブドウを購入してワインを作っていましたが,2007あるいは2008年からプリチャード・ヒルに変える見込みだそうです。なお,2005年のContinuumはWine SpectatorのJim Laubeが93点を,Robert Parkerは95+という高得点を付けています。
畑の以前の持ち主は「Cloud View」のTaylor夫妻。「Cloud View」はプリチャード・ヒルの別の畑からブドウを購入してブランドを続けるそうです。
【追記】読売オンラインにもニュースが出ていたのですが,冒頭が「故ロバート・モンダヴィの次男ティムと姉妹のマルシア、母マルグリットが所有する」となっているのが日本語としてちょっと変。一人なのに「姉妹」とは普通書かないし,マルグリットを「母」と書くのもロバートを中心とした記述の中ではおかしい。ちゃんと査読しているんだろうか。
ナパの名門ワイナリのひとつであるシャトー・モンテレーナをボルドーのコス・デストゥルネルが買収することが7月22日に発表されました。売却のうわさがあるという話を,本サイトは6月に書いていますが,やはり本当であったことが分かりました。
売却額はDecanter誌の推測では1億1000万ドル,Wine Spectator誌の推測では1億2000万~1億5000万ドルだそうです。
ドルが弱く,ユーロが強い現状では欧州に投資するより米国に投資する方が有利という判断は容易にできるものと推察され,今後も欧州資本による,米国ワイナリの買収は起こる可能性が高そうです。
なお,Robert Parkerは"one of the biggest stories in his three decades in the wine industry"と感想を述べています。
"Michel Reybier, the owner of Bordeaux second growth chateau Cos d'Estournel, has purchased iconic Napa estate Chateau Montelena for an undisclosed sum, it was announced today."
Cos d'Estournel buys Chateau Montelena
売却額はDecanter誌の推測では1億1000万ドル,Wine Spectator誌の推測では1億2000万~1億5000万ドルだそうです。
ドルが弱く,ユーロが強い現状では欧州に投資するより米国に投資する方が有利という判断は容易にできるものと推察され,今後も欧州資本による,米国ワイナリの買収は起こる可能性が高そうです。
なお,Robert Parkerは"one of the biggest stories in his three decades in the wine industry"と感想を述べています。
クンデ・ワイナリの創設者であるArthur “Bob” Kundeが80歳でなくなったそうです。先週庭の水撒き中に倒れ,手術を受けたものの,老齢で手術に耐えられなかったようです。
この週末もちょうどKundeのZinfandelを飲んでいるところでした。ご冥福をお祈りします。
輸入停止らしいのが残念なところです。
Kundeのワイナリ設立は1990年と比較的新しいですが,それまではずっとSebastianiにブドウを供給する生産者でした。"Arthur "Bob" Kunde, who founded Kunde Estate & Winery in the heart of Kenwood where his family grew grapes for more than a century, died Friday. He was 80."
Winery trailblazer Kunde dies | PressDemocrat.com | The Press Democrat | Santa Rosa, CA
この週末もちょうどKundeのZinfandelを飲んでいるところでした。ご冥福をお祈りします。
輸入停止らしいのが残念なところです。
米国のブッシュ大統領がナパに来るそうです。シュワ知事に会ったり山火事の視察が第一目的のようですが,その後はナパに来てパーティで金集めだとか。
大統領選に気を取られて,ブッシュがまだいたことを忘れていましたが,やはり大統領が来るというのは大変なことのようです。記事には前回Meadowood Resortに来たときに大騒ぎの話も書いてあります。"From there, he's expected to board another helicopter for the short trip to Napa, where he will attend a Republican National Committee dinner at an undisclosed location. A party source requesting anonymity said 112 people would be there donating $850,000."
BUSH TO VISIT NAPA TODAY | PressDemocrat.com | The Press Democrat | Santa Rosa, CA
YOMIURI ONLINEの記事によると,洞爺湖サミットで日本の福田首相が主催した社交ディナーにおいて,Ridgeのカベルネ・ソビニョン モンテベッロ 1997が供されたそうです。パリ・テイスティングの30周年テイスティングで1位になったことが評価されたのでしょうね。ただし供されたワインのヴィンテージは1997年。11年というのはMonte Belloにとってはちょっと若すぎる気がしないでもないです。
ちなみにWAでは90-91点。20~30年持つといっています。
ちなみにWAでは90-91点。20~30年持つといっています。
The 1997 Cabernet Sauvignon Monte Bello exhibits an opaque purple color, as well as an elegant, black currant, mineral, and smoky oak-scented nose. The wine is medium to full-bodied, tannic, and in need of 10 years of cellaring. Not a blockbuster, this offering is more elegant and finesse-styled than usual. However, as with previous Monte Bellos, it will take a long time to come around, yet it will keep for 2-3 decades.
ピノ専門の無料のニューズレターPinotFileにPinot Days 2008のレポートが出ていました(PDF)。28ページ丸まるPinot Days 2008とそれに関連した話であり,これだけのものをイベントからわずか1週間で無料で出すというだけで頭が下がります。
中でもPinot Daysでテイスティングしたワインから「Sensations」「New Faces」「Reliables」として掲載しているお勧めワインが詳しく,どれも飲んでみたくなります。ちなみにSensationsで取り上げているのは以下の18本。
日本に入っているのはタンタラ エヴリンくらいでしょうか(既に売り切れていますが)。Derbès(ダービース)はもっと前のヴィンテージは入っていますが今はどうなんでしょう。
個人的にがんばって欲しいのはHallcrest。以前行ったことがあるからです。とてもこじんまりしたワイナリでしたが,がんばっているんだなあと思うと感無量。
New Facesのところでは,既に有名になっているZepaltasや,ここでも取り上げたSmall Vines,畑は多くの実績を挙げているKeefer Ranchなどが登場。Keefer RanchとZepaltas,Eric KentはSF Chronicleの次世代カルトにも取り上げられていました。ワインには関係ありませんがFoursight WinesのKristyさんはなかなかの美人で,注目しています。
Reliablesのところでは「2006 Freeman Keefer Ranch Vineyard Russian River Valley Pinot Noir」などが取り上げられています。Freeman,既に高品質ピノの定番になったということですね。日本にはキーファー・ランチは入ってきていないようなのがちょっと残念。
中でもPinot Daysでテイスティングしたワインから「Sensations」「New Faces」「Reliables」として掲載しているお勧めワインが詳しく,どれも飲んでみたくなります。ちなみにSensationsで取り上げているのは以下の18本。
2006 Benovia Winery Savoy Vineyard Anderson Valley Pinot Noir
2005 Bink Wines Weir Vineyard Yorkville Highlands Pinot Noir
2006 Black Kite Cellars River Turn Anderson Valley Pinot Noir
2005 Clary Ranch Wines Sonoma Coast Pinot Noir
2006 Derbès Wines Russian River Valley Pinot Noir
2007 Eric Kent Wine Cellars Cleary Vineyard Sonoma Coast Pinot Noir
2005 Fort Ross Vineyard & Winery Ft. Ross Vineyard Reserve Sonoma Coast Pinot Noir
2005 george Vintage IV Nuptial Vineyard Russian River Valley Pinot Noir
2004 Hallcrest Vineyards Barrel Select Santa Cruz Mountains Pinot Noir
2006 Kenneth Volk Garey Vineyard Santa Maria Valley Pinot Noir
2006 Paul Mathew Vineyards Ruxton Vineyard Russian River Valley Pinot Noir
2006 Pleasant Valley Vineyards Dylan David Estate Santa Cruz Mountains Pinot Noir
2005 Raye’s Hill Vineyard & Winery Henneberg Vineyard Anderson Valley Pinot Noir
2006 Shandel’s Oppenlander Vineyard Comptche Mendocino County Pinot Noir
2005 Talisman Thorn Ridge Vineyard Sonoma Coast Pinot Noir
2006 Tantara Evelyn Santa Barbara County Pinot Noir
2005 The Donum Estate Carneros Pinot Noir
日本に入っているのはタンタラ エヴリンくらいでしょうか(既に売り切れていますが)。Derbès(ダービース)はもっと前のヴィンテージは入っていますが今はどうなんでしょう。
個人的にがんばって欲しいのはHallcrest。以前行ったことがあるからです。とてもこじんまりしたワイナリでしたが,がんばっているんだなあと思うと感無量。
New Facesのところでは,既に有名になっているZepaltasや,ここでも取り上げたSmall Vines,畑は多くの実績を挙げているKeefer Ranchなどが登場。Keefer RanchとZepaltas,Eric KentはSF Chronicleの次世代カルトにも取り上げられていました。ワインには関係ありませんがFoursight WinesのKristyさんはなかなかの美人で,注目しています。
Reliablesのところでは「2006 Freeman Keefer Ranch Vineyard Russian River Valley Pinot Noir」などが取り上げられています。Freeman,既に高品質ピノの定番になったということですね。日本にはキーファー・ランチは入ってきていないようなのがちょっと残念。
Wine Spectator誌の記事によると,Joseph Phelpsがローヌ系品種のブランドLe MistralとMontereyにある40エーカーのシラーとグルナッシュの畑をRandy PuraとVentanaに売却したそうです。
Ventanaは過去10年以上この畑を管理しており,2007年のワインからVentanaラベルで売ることになるそうです。
Joseph Phelpsではこの5月に32年間もワインメーカーを務めてきたCraig Williamsが辞めており,ワイナリの売却も考えているのではないかと噂されています。ただしJoseph PhelpsではLe Mistralの売却はボルドー系品種に集中するためであり,売却はないと言っています。
"Joseph Phelps Vineyards has sold its Rhne-style blend brand, Le Mistral, along with its 40 acres of Syrah and Grenache in California’s Monterey County, to Randy Pura and Ventana Vineyards for an undisclosed amount. Ventana, located in Monterey’s Arroyo Seco AVA, has managed the vineyards for the Mistral brand for more than a decade. The change in ownership becomes official with the 2007 vintage, currently in barrel, which will be released under the Ventana label."
Wine Spectator | Articles | Joseph Phelps Sells Le Mistral
Ventanaは過去10年以上この畑を管理しており,2007年のワインからVentanaラベルで売ることになるそうです。
Joseph Phelpsではこの5月に32年間もワインメーカーを務めてきたCraig Williamsが辞めており,ワイナリの売却も考えているのではないかと噂されています。ただしJoseph PhelpsではLe Mistralの売却はボルドー系品種に集中するためであり,売却はないと言っています。
独立記念日前後でニュースがないこともあり,はやり?のまとめ記事をやってみます。6月に読まれた記事トップ10。ブログだけじゃなくてワイナリのページの方も含んでいます。
ただ,このブログは「続きを読む」をたまにしか使わないので,毎日チェックされている方は恐らくトップページしか見てないと思うんですよね。そういう意味では実際に読まれている記事よりも検索などによる過去記事の方がランキングでは多くなっているだろうと思います。まあ,御託はいいとして1位~10位まで順にリストします。
カレラの勢いは昨年ほどではないものの,まだアクセスは多いです。昨年は検索語でも2位,3位あたりだったのが現在は7位まで下がっていますが,それでも多いですね。1位の記事はGoogleで「カレラ ジェンセン」と検索すると1ページ目に出てくるのが効いているのでしょう。ただ,Googleの引用文は記事本文ではなくトラックバックの記事なのがなんというか。
2番の記事はもっと話題になるかと思いましたが,そうでもなかったです。アクセスが多かったのは,最後のリストが長かったので「続きを読む」に入れたせいでしょう。
3番の記事も実はちょっとしたアクシデントによるもの。以前のブログに「大沢食堂」の記事を書いたことがあったのですが,それが人気カレーサイト「お気に入りのカレー屋さんn00」からリンクされているのです。現在のサイトではそれがRidgeになっているという…すみません>カレー好きの方々
それにしても人気ブログによるアクセスの多さにはびっくりします。
4番の記事はGoogleで「ブショネ」で検索すると4番になっています。この記事がこのサイトのトータルのアクセス数では歴代トップだろうと思います。
5番の記事はShinaさんのブログにリンクされたためにアクセスが増えました。いやあ人気ブログの威力はすごいですね。
6番の記事も,いつも地道にアクセスがあります。
7番は多分「続きを読む」効果。
8番はRobert Mondaviが亡くなって以来,アクセスが増えています。
9番は「ブログ村」から多くのアクセスが来ました。Dominusという言葉はカリフォルニアワインファン以外を惹き付けるものがあるのかもしれません。そういう意味ではOpus Oneの記事とかたくさん書くとアクセス増えるかもしれないですね。
10番については上と同じです。
どうも,アクセスが多い記事は「続きを読む」を使っていたり,間違いリンクだったりと,ちょっと冴えないランキングでした。
ただ,このブログは「続きを読む」をたまにしか使わないので,毎日チェックされている方は恐らくトップページしか見てないと思うんですよね。そういう意味では実際に読まれている記事よりも検索などによる過去記事の方がランキングでは多くなっているだろうと思います。まあ,御託はいいとして1位~10位まで順にリストします。
1. カレラ ジェンセンあります
2. カリピノはブルゴーニュを超えた? パーカーの記事に喧々囂々
3. Ridge/Lytton Springs
4. 【保存版】ブショネのワインを救う方法
5. Oakville Groceryが売却へ
6. まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
7. 携帯版「ワインの達人 ロバート・パーカー」紹介(上)
8. Robert Mondavi Winery
9. Dominus 1994,高いけど価値はあります
10. カレラ ジェンセン情報
カレラの勢いは昨年ほどではないものの,まだアクセスは多いです。昨年は検索語でも2位,3位あたりだったのが現在は7位まで下がっていますが,それでも多いですね。1位の記事はGoogleで「カレラ ジェンセン」と検索すると1ページ目に出てくるのが効いているのでしょう。ただ,Googleの引用文は記事本文ではなくトラックバックの記事なのがなんというか。
2番の記事はもっと話題になるかと思いましたが,そうでもなかったです。アクセスが多かったのは,最後のリストが長かったので「続きを読む」に入れたせいでしょう。
3番の記事も実はちょっとしたアクシデントによるもの。以前のブログに「大沢食堂」の記事を書いたことがあったのですが,それが人気カレーサイト「お気に入りのカレー屋さんn00」からリンクされているのです。現在のサイトではそれがRidgeになっているという…すみません>カレー好きの方々
それにしても人気ブログによるアクセスの多さにはびっくりします。
4番の記事はGoogleで「ブショネ」で検索すると4番になっています。この記事がこのサイトのトータルのアクセス数では歴代トップだろうと思います。
5番の記事はShinaさんのブログにリンクされたためにアクセスが増えました。いやあ人気ブログの威力はすごいですね。
6番の記事も,いつも地道にアクセスがあります。
7番は多分「続きを読む」効果。
8番はRobert Mondaviが亡くなって以来,アクセスが増えています。
9番は「ブログ村」から多くのアクセスが来ました。Dominusという言葉はカリフォルニアワインファン以外を惹き付けるものがあるのかもしれません。そういう意味ではOpus Oneの記事とかたくさん書くとアクセス増えるかもしれないですね。
10番については上と同じです。
どうも,アクセスが多い記事は「続きを読む」を使っていたり,間違いリンクだったりと,ちょっと冴えないランキングでした。
Wine Advocate誌の177号で公開されたシン・クア・ノン以外のワインですが,目立つところで言うと,MelvilleのVerna’sがSyrah,Viognierともに高評価。Syrah Verna's 2006が93点。
MelvilleのViognierは以前もエステートが高い評価を受けていたと思いますが,Verna'sは安いライン(Viognierが22ドル,Syrahが24ドル)。これはいいですね。ただ,日本には古いヴィンテージしか入ってきていないようです。
このほかNovy(Siduriのローヌ・レンジャー・ブランド)のRosella'sやGarys'のSyrahもかなり高評価,StolpmanのEstate Syrahも28ドルで90点と健闘しています。
Sine Qua Non,Alban以外で最も高得点の97点を付けたL'AventureのEstate Cuvee 2005(シラー中心のブレンド)。日本にも売っていますが,米国価格の約2倍と高いのが難点です。1万円切るなら「買い」かなあと思うのですが。
また,カリフォルニア以外ではやっぱり一番注目されるのはワシントンのQuilceda Creekでしょうね。先日紹介してあっという間に売り切れましたが2005年も100点(レビュアはJay Miller)。2002年以降の4ヴィンテージで3回100点という凄まじさです(残り1回は99点)。
Quilceda Creekはメーリング・リストに入ったのに止めてしまったのがもったいなかったです。
それから,日本語版のパーカーのサイト「ワインの達人」。残念ながらまだWA177の情報は入っていないようです。ここはがんばってほしいところなのですが。
The 2006 Syrah Verna’s Vineyard exhibits sweet, peppery, black raspberry and black currant fruit along with more definition and minerality as well as the classic opulence and suppleness that makes Syrah such a captivating and endearing wine. It should evolve easily for 6-8 years.Viognier Verna's 2007が94点。
The 2007 Viognier Verna’s Vineyard may be the finest example of this varietal I have tasted in California. Extraordinary minerality and precision, despite its enormous power, are what sets it apart from most blowsy, loosely constructed Viogniers. It possesses copious quantities of nectarine, mango, and orange blossom aromas as well as a hint of lychee nuts, but it is the wine’s well-delineated character that is so remarkable. Enjoy it over the next 1-2 years.
MelvilleのViognierは以前もエステートが高い評価を受けていたと思いますが,Verna'sは安いライン(Viognierが22ドル,Syrahが24ドル)。これはいいですね。ただ,日本には古いヴィンテージしか入ってきていないようです。
このほかNovy(Siduriのローヌ・レンジャー・ブランド)のRosella'sやGarys'のSyrahもかなり高評価,StolpmanのEstate Syrahも28ドルで90点と健闘しています。
Sine Qua Non,Alban以外で最も高得点の97点を付けたL'AventureのEstate Cuvee 2005(シラー中心のブレンド)。日本にも売っていますが,米国価格の約2倍と高いのが難点です。1万円切るなら「買い」かなあと思うのですが。
また,カリフォルニア以外ではやっぱり一番注目されるのはワシントンのQuilceda Creekでしょうね。先日紹介してあっという間に売り切れましたが2005年も100点(レビュアはJay Miller)。2002年以降の4ヴィンテージで3回100点という凄まじさです(残り1回は99点)。
Quilceda Creekはメーリング・リストに入ったのに止めてしまったのがもったいなかったです。
それから,日本語版のパーカーのサイト「ワインの達人」。残念ながらまだWA177の情報は入っていないようです。ここはがんばってほしいところなのですが。
ワイナリのピクニック・エリアで,そのワイナリで買ったワインを飲むことがカリフォルニアの州法で認められることになりました。これを推進したNoreen Evans下院議員は次のように言っています。
これまでの法律のちゃんとしたところは知らないのですが,どうやら,買ったワインは1回家に持ち帰らないといけないということに法律上はなっていたようです。実際にはNapaのV. Sattuiのようにピクニック・エリアでワインを開けることはよくあることでしたが,法律上は問題だったのですね。
今回はまだシュワルツネッガー州知事のサインはないものの,議会は上院下院とも全員賛成で可決されたそうです。大手を振ってワインを開けられるようになるわけですね,乾杯。
"Many winery visitors want to take a break from the tasting room and enjoy a little scenery over a picnic with friends. However, current law is unclear about winery picnics when a bottle of wine from the tasting room goes into someones picnic basket. I hope the Governor supports the affirmative solution offered in this legislation."
California Chronicle | Assemblymember Evans Sends Governor Legislation Helping Wine Lovers
これまでの法律のちゃんとしたところは知らないのですが,どうやら,買ったワインは1回家に持ち帰らないといけないということに法律上はなっていたようです。実際にはNapaのV. Sattuiのようにピクニック・エリアでワインを開けることはよくあることでしたが,法律上は問題だったのですね。
今回はまだシュワルツネッガー州知事のサインはないものの,議会は上院下院とも全員賛成で可決されたそうです。大手を振ってワインを開けられるようになるわけですね,乾杯。