どれも値段は高めなので,もろ手を挙げてお勧めとまではいかないのですが,入手困難銘柄ばかりなので,希少価値はかなりあります。まとまったのを機会に紹介しておきます。
まずはカレラのジェンセン入りパック。ジェンセン単体で同じくらいの値段の店もありましたから,まずまずお買い得な部類かもしてません。1セットのみ追加されています。ジェンセンは世界的に入手難になってしまったようです。数年前にやまやで3000円台で出ていて「誰か飲まない」と誘ったのに全く無反応だったのが遠い昔のように思い出されます。
次に,2000年のヴィンテージ以来の入荷だというミウラ(Miura)。もっと入っているような気がしていたのでやや意外でしたが,確かに入っていないようです。初日で売り切れていたピゾーニが再入荷しています。また,ミウラ・オーナーの別プロジェクト「アンティクィス」(Antiqv2s)という猛烈に綴りが覚えにくいところではピゾーニのシラーがあります。これも相当レアもののはず。たぶんお買い得度も一番上でしょう。
最後に,これも名前を覚えにくいパパピエトロ・ペリー(Papapietro Perry)の単一畑ものLeras Family Vineyard 2006。RP(Robert Parker)と紛らわしい書き方を柳屋が意図してか偶然かしているPR(Pinot Report)が94点を付けているそうです。パーカーの掲示板あたりでは,ここのワインは間違いなくカリフォルニアなのだけどエレガントだといった感じだそうです。
まずはカレラのジェンセン入りパック。ジェンセン単体で同じくらいの値段の店もありましたから,まずまずお買い得な部類かもしてません。1セットのみ追加されています。ジェンセンは世界的に入手難になってしまったようです。数年前にやまやで3000円台で出ていて「誰か飲まない」と誘ったのに全く無反応だったのが遠い昔のように思い出されます。
次に,2000年のヴィンテージ以来の入荷だというミウラ(Miura)。もっと入っているような気がしていたのでやや意外でしたが,確かに入っていないようです。初日で売り切れていたピゾーニが再入荷しています。また,ミウラ・オーナーの別プロジェクト「アンティクィス」(Antiqv2s)という猛烈に綴りが覚えにくいところではピゾーニのシラーがあります。これも相当レアもののはず。たぶんお買い得度も一番上でしょう。
最後に,これも名前を覚えにくいパパピエトロ・ペリー(Papapietro Perry)の単一畑ものLeras Family Vineyard 2006。RP(Robert Parker)と紛らわしい書き方を柳屋が意図してか偶然かしているPR(Pinot Report)が94点を付けているそうです。パーカーの掲示板あたりでは,ここのワインは間違いなくカリフォルニアなのだけどエレガントだといった感じだそうです。
ワインセラーつながりですが,今回の調査とは別の話。米Wine Enthusiast誌のブログにEuroCaveが一番いいという記事がでていました。
ユーロカーブが最強である理由としては①温度や湿度のコントロールがよい,②静かである,③遮光性が高い,④他の機器より2~3倍長持ちする,と書いてあります。
とはいえ,Wine Enthusiastは米国でユーロカーブを独占的に売っているので,広告の文句くらいに受け取っておけばいいのでしょうけど,ちょっと気になったのでパーカーの掲示板でワインセラー関係のスレッドをちょっと調べてみました。
するとどうやら安くてそこそこの品質のVintage Keeper(これも先日の調査で2件ありました)とEuroCaveがやはり人気のよう。さらに,そのものずばりの「Eurocave vs Vintage Keeper」というスレッドでは,EuroCaveが高いだけのことはあるといった意見が多いようでした。日本でユーロカーブと張り合っているフォルスターは米国では売っていないようなので,同じ土俵で比較できませんが,米国ではユーロカーブ最強といってもいいのかもしれません。
ちなみにかくいう私も旧Vintage Keeper,現EuroCaveユーザーです。
"When it comes to the world of free-standing wine cellars, chances are you will find that most people agree on one thing…EuroCave is King."
EuroCave Wine Cellars: The Difference Between Comfort and Performance Winston’s Wisdoms - A WineEnthusiast.com Blog
ユーロカーブが最強である理由としては①温度や湿度のコントロールがよい,②静かである,③遮光性が高い,④他の機器より2~3倍長持ちする,と書いてあります。
とはいえ,Wine Enthusiastは米国でユーロカーブを独占的に売っているので,広告の文句くらいに受け取っておけばいいのでしょうけど,ちょっと気になったのでパーカーの掲示板でワインセラー関係のスレッドをちょっと調べてみました。
するとどうやら安くてそこそこの品質のVintage Keeper(これも先日の調査で2件ありました)とEuroCaveがやはり人気のよう。さらに,そのものずばりの「Eurocave vs Vintage Keeper」というスレッドでは,EuroCaveが高いだけのことはあるといった意見が多いようでした。日本でユーロカーブと張り合っているフォルスターは米国では売っていないようなので,同じ土俵で比較できませんが,米国ではユーロカーブ最強といってもいいのかもしれません。
ちなみにかくいう私も旧Vintage Keeper,現EuroCaveユーザーです。
Crushpad関係のニュースを続けます。VentureBeatというベンチャー系のニュースサイトに出ていたのはCrushpadが900万ドルの資金調達をしたという記事。書いているのは元Wall Street Journalの記者で,その後San Jose Mercuryに移籍し,昨年そこをやめたDean Takahashi記者です。
資金調達というと普通は銀行やベンチャー・キャピタルを使うわけですが,今回は極めてユニーク。なんとCrushpadの顧客に資金調達を募りました。
さすがにワインを作ろうという人たちなのでお金持ちもかなり多いようです。500万ドルの目標が900万ドルに達してしまったというのですから,うらやましく思う人も多いでしょうね。
これまで調達した1250万ドルすべてベンチャー・キャピタルを通さないもので,これによって「株主の中で心中違う興味を持っている人がいない」というメリットがあるそうです。
今回調達した資金は設備の拡張やコミュニティ・サービスCrushnetの強化,遠隔地のユーザーのためのサービスといったことに充てられるということで,日本のユーザーにとってもメリットがありそうです。
もう一つのニュースはサンフランシスコで「Community Crush」というものを始めたこと。地域ごとのオリジナル・ワインを作るといった形でサンフランシスコ市民に「恩返し」しようというものです。地図で住んでいる場所を選んでクリックするとメール・アドレスが入れられます。人数限定だそうなのでSFに住んでいる方は登録してみたらいかがでしょうか。
資金調達というと普通は銀行やベンチャー・キャピタルを使うわけですが,今回は極めてユニーク。なんとCrushpadの顧客に資金調達を募りました。
"“We had a venture deal with a better valuation,” he said. “But we’re a unique business. The customers have money. Originally, we were going to raise $5 million, then we raised it to $9 million and the deal was still oversubscribed. We figured this was better because these people are spreading our gospel.”"
Crushpad raises $9 million from its own wine-making fans VentureBeat
さすがにワインを作ろうという人たちなのでお金持ちもかなり多いようです。500万ドルの目標が900万ドルに達してしまったというのですから,うらやましく思う人も多いでしょうね。
これまで調達した1250万ドルすべてベンチャー・キャピタルを通さないもので,これによって「株主の中で心中違う興味を持っている人がいない」というメリットがあるそうです。
今回調達した資金は設備の拡張やコミュニティ・サービスCrushnetの強化,遠隔地のユーザーのためのサービスといったことに充てられるということで,日本のユーザーにとってもメリットがありそうです。
もう一つのニュースはサンフランシスコで「Community Crush」というものを始めたこと。地域ごとのオリジナル・ワインを作るといった形でサンフランシスコ市民に「恩返し」しようというものです。地図で住んでいる場所を選んでクリックするとメール・アドレスが入れられます。人数限定だそうなのでSFに住んでいる方は登録してみたらいかがでしょうか。
1976年の「パリ・テイスティング」を題材にした映画の一つ「Bottle Shock」が8月から全米で公開されることになり,ナパで試写会が開催されました。(記事1,記事2)。
アラン・リックマンがパリ・テイスティングを開催したスティーブン・スパリエ役として主演するこの映画,白ワインでトップを取ったChateau Montelenaが話の核になります。赤でトップを取ったStag's Leap Wine Cellarsはエンドロールでその旨書かれるだけ,Montelenaでワインを造ったMike Grgichはまったく登場しないなど,ノンフィクションというより,史実を題材にしたフィクション色の強いものになっているようです。
昨年のSundanceフィルム・フェスティバルで公演したときはあまり評判がよくなかったようですが,ナパでの試写会はおおむね好評だったようです。映画の効果でChateau Montelenaに注目が集まるのかどうか。そのあたりも興味深いところです。
【追記】サンフランシスコのCrushpadでは,公開初日の8月6日の6時半からパリ・テイスティングを再現する試飲会と映画観覧をパックにしたイベントを開くそうです。参加費は75ドル。試飲会ではそれぞれ投票できます。また「Chat with the people for whom the movie is based 」と書いてあるのでたぶんBo Barrettなどが参加するのでしょう(Mike Grgichは絶対に来ないと思いますが)。詳しくはこちら。
アラン・リックマンがパリ・テイスティングを開催したスティーブン・スパリエ役として主演するこの映画,白ワインでトップを取ったChateau Montelenaが話の核になります。赤でトップを取ったStag's Leap Wine Cellarsはエンドロールでその旨書かれるだけ,Montelenaでワインを造ったMike Grgichはまったく登場しないなど,ノンフィクションというより,史実を題材にしたフィクション色の強いものになっているようです。
昨年のSundanceフィルム・フェスティバルで公演したときはあまり評判がよくなかったようですが,ナパでの試写会はおおむね好評だったようです。映画の効果でChateau Montelenaに注目が集まるのかどうか。そのあたりも興味深いところです。
【追記】サンフランシスコのCrushpadでは,公開初日の8月6日の6時半からパリ・テイスティングを再現する試飲会と映画観覧をパックにしたイベントを開くそうです。参加費は75ドル。試飲会ではそれぞれ投票できます。また「Chat with the people for whom the movie is based 」と書いてあるのでたぶんBo Barrettなどが参加するのでしょう(Mike Grgichは絶対に来ないと思いますが)。詳しくはこちら。
「その1」「http://californiawine.jp/blog/item/1536」はこちら。
今回は残りの設問からまとめます。まず今後セラーを買う予定があるかどうかを聞いた結果から。
既にセラーを持っている人が回答者の大部分だったので,購入予定がある人は少数でした。ただ,今のセラーで足りていると感じているわけではなく,買いたいが場所や予算の都合で買えないという人が半分くらいいます。
購入予定がある人に重視する項目を聞いたのが次。回答者3人なので説得力は低いですが,収容本数を重視する人の方が価格を重視する人より多かったのが特徴的です。
次に最後の設問「現在のワインセラーへの不満やワインセラーへの希望」の自由意見への回答です。表にまとめました。
持っているセラー別の分析を次回でして,今回の調査報告をまとめる予定です。
今回は残りの設問からまとめます。まず今後セラーを買う予定があるかどうかを聞いた結果から。
既にセラーを持っている人が回答者の大部分だったので,購入予定がある人は少数でした。ただ,今のセラーで足りていると感じているわけではなく,買いたいが場所や予算の都合で買えないという人が半分くらいいます。
購入予定がある人に重視する項目を聞いたのが次。回答者3人なので説得力は低いですが,収容本数を重視する人の方が価格を重視する人より多かったのが特徴的です。
次に最後の設問「現在のワインセラーへの不満やワインセラーへの希望」の自由意見への回答です。表にまとめました。
ののみゃ | ペルチェ静かとおもってたが、意外とファンの音はうるさい。中国製とあきらめるべきなのでしょうけど、、、 店に自分のも置いてるので、家のはあくまですぐ飲む用ですから・・・ |
shina_pooh | 少しうるさい。温度設定が赤白に分けて二段階にできない。棚が引き出し式ではないので奥のワインが取り出しにくい。組み立て式だったので最初がとても大変だった。でも、値段はお手頃。$1195 for 220本。 |
匿名 | 音が少々うるさい! |
空の翼 | やっぱり高いですね~。 |
nocomment | 高い、もっと安くして欲しい |
ミヤパパ | 最初にMASAOの12本などと言う物を買ってしまい、ワイン仲間に馬鹿にされた(笑)最初からハイアールの64本なり106本にすれば良かった。ハイアールは近所にCOSTCOが出来たので安く購入できた。贅沢を言えば、少し音がうるさい。騒音だけでなく振動も気になる。ただ、ユーロカーブは高すぎて手が出ない。 |
トシロ | 故障しないでほしい。3年ほど使用、まだ故障なし。 |
休肝鳥@S | 前後2列収納タイプなので、奥の瓶が取り出し難いのが不満と言えば不満ですが、コンプレッサー方式にもかかわらず振動が無く、概ね満足しています。 |
t | 結露 |
まつばらあつし | 日本では、やはり場所ですかねフツーの冷蔵庫って手もあるんですが・・・・ |
ナパ | ワインセラーにというより、異常なボトルの大きさに不満を感じる。 |
SEI | ・高温(35℃オーバー)への対応強化・経年による冷却能力低下阻止(ライフサイクルを長く)・故障時サービスの迅速化、修理費用の低価格化 |
mike | 価格が割高 |
Haru・Aki | 本数をできだけ抑えるために12本を選んだがいっぱいになり、もう一台買う欲求を抑えるのが大変です。 |
ますとら | やっぱり収納本数が少ない。とはいえ普通のマンションなのであまり大きいのが買えないこともあり、エクセレンスに落ち着きました。あとは冷蔵庫の野菜室に占拠しております。問題は特に夏場は設定温度と実際の温度にかなり開きがあること。今は6度設定ですが、13~15度くらいになります。ちょっとおかしいじゃないかと思いますが、値段を考えると文句は言えないのでしょうか?次買うなら小型のデュバイスタイルかなとは思っています。 |
匿名 | 夏場に氷が付き、庫内温度が上昇する。 |
匿名 | 上の飾り板?が剥がれてきた。 |
Duet | 温度が下がらないので、問い合わせたところ自宅のエアコンをかけてください。と宣われた。日本では使えないのに売っているらしい。 |
匿名 | 収納本数が足りない |
梨の木 | 170本収容とあるけれど、80本くらいがギリギリ(上手く詰めないせいもあるでしょうけれど・・・)温度だけでなく湿度も表示できるようにしてあればうれしいです。(値段を考えるとそれくらいの機能は欲しい)水受けを外に自分で設置するようになっているのですが、普通の箱(プラスティック)で、床より浮くような形なので、一度ひっくりかえってしまい、水が漏れてしまったことがありました。(ねじが外れてしまって)そのほかは音も静かだし、しっかりしているので不満はありません。 |
持っているセラー別の分析を次回でして,今回の調査報告をまとめる予定です。
Wine Spectator誌の記事によるとJoseph Phelpsで5月まで社長を務めていたTom Shelton氏が亡くなりました。享年55歳。53歳のときにかかった脳腫瘍で闘病を続けていたそうです。
先日,PhelpsがLe Mistralブランドを売却したという記事の中でワインメーカーのCraig Williamsが5月に辞めた旨書きましたが,Shelton氏も同じときにPhelpsを辞めています。
1995年から社長を務めたShelton氏はPhelpsがナパ産のカベルネに集中するようにし,一方でソノマ産のシャルドネやピノ・ノワールを作るFreestoneを設立したりしました。Napa Valley VintnersでNapa Valleyブランドを守ることにも力を注ぎました。
楽観的で明るい人柄。大きな目標を持って行動すること。ナパを代表する偉人の一人がまた世を去りました。残念なことです。
先日,PhelpsがLe Mistralブランドを売却したという記事の中でワインメーカーのCraig Williamsが5月に辞めた旨書きましたが,Shelton氏も同じときにPhelpsを辞めています。
1995年から社長を務めたShelton氏はPhelpsがナパ産のカベルネに集中するようにし,一方でソノマ産のシャルドネやピノ・ノワールを作るFreestoneを設立したりしました。Napa Valley VintnersでNapa Valleyブランドを守ることにも力を注ぎました。
楽観的で明るい人柄。大きな目標を持って行動すること。ナパを代表する偉人の一人がまた世を去りました。残念なことです。
ピノ・ノワールで注目されるワイナリのひとつMacPhailがいくつかのワインショップに入っています。ソノマ・コーストが安いのはアサヒヤワインセラー。
カリフォルニアワインあらかるとは,値段は高いですが単一畑があります。
Wine Advocate誌では2005年ものの単一畑でToulouseが90点などの評価を得ています。
カリフォルニアワインあらかるとは,値段は高いですが単一畑があります。
Wine Advocate誌では2005年ものの単一畑でToulouseが90点などの評価を得ています。
「その1」はこちら。
セラーに実際に入っているワインの数は回答者当たり平均130本。ワインセラーの容量と比べると89%が満たされている計算になります。セラー容量を超える本数を答えている人も数人いましたが,無理やり詰め込んでいるのか,それともワインセラーに入っていない本数まで入れたのか,そこは不明です。
では,持っているセラーの容量と,収容率(入れているワインの容量に対する比率)の関係はどうなっているでしょうか。次の図にまとめてみました。
大きなセラーを持っていれば収容に余裕があるのかというと,そうではなく,むしろ大きなセラーを持っている人ほど,セラーが埋まっている様子が分かります。
次は,ワインセラーを選ぶときに重視した項目です。価格,収容本数,大きさ,デザイン,冷却方式,安定性,ガラス扉,収納のしやすさ,特になし,に分かれて1位から3位までを答えてもらいました。結果は次の図のようになりました。
価格を答えた人が一番多いのは予想通りでしたが,2番目までで見ると収容本数を答えた人の方が多くなっています。これら「2強」の次は「冷却方式」と「安定性」が競っています。結構冷却方式にこだわる人が多いのですね。ちなみに一番に「冷却方式」を選んだ4人の使用しているセラーは「ドメティック」が二人,「デバイスタイル」が一人,「ユーロカーブ」が一人という結果でした。
まだ続きます。
セラーに実際に入っているワインの数は回答者当たり平均130本。ワインセラーの容量と比べると89%が満たされている計算になります。セラー容量を超える本数を答えている人も数人いましたが,無理やり詰め込んでいるのか,それともワインセラーに入っていない本数まで入れたのか,そこは不明です。
では,持っているセラーの容量と,収容率(入れているワインの容量に対する比率)の関係はどうなっているでしょうか。次の図にまとめてみました。
大きなセラーを持っていれば収容に余裕があるのかというと,そうではなく,むしろ大きなセラーを持っている人ほど,セラーが埋まっている様子が分かります。
次は,ワインセラーを選ぶときに重視した項目です。価格,収容本数,大きさ,デザイン,冷却方式,安定性,ガラス扉,収納のしやすさ,特になし,に分かれて1位から3位までを答えてもらいました。結果は次の図のようになりました。
価格を答えた人が一番多いのは予想通りでしたが,2番目までで見ると収容本数を答えた人の方が多くなっています。これら「2強」の次は「冷却方式」と「安定性」が競っています。結構冷却方式にこだわる人が多いのですね。ちなみに一番に「冷却方式」を選んだ4人の使用しているセラーは「ドメティック」が二人,「デバイスタイル」が一人,「ユーロカーブ」が一人という結果でした。
まだ続きます。
と固いタイトルをつけてしまいましたが,7月10~17日に行ったワインセラー・アンケートの結果をご報告します。全部で42人の方にご協力いただきました。ありがとうございました。一度にやるのは大変なので何回かに分けますが,ご了承のほどを。
まず,どこのワインセラーを使っているか。セラーを持っていない人はその旨答えていただいています。
「ロングフレッシュ」シリーズのフォルスターとユーロカーブが2強。「サイレントカーブ」のドメティックと新興のデバイスタイルが追うという感じです。ただし,これは2台以上持っている人も一つとカウントしていますから,実際の所有台数の比率で見るとちょっと違いそうです。ちゃんと計算していませんが複数台持っている人はユーロカーブ派が多いような気がします。
では,セラー何台持っているのか聞いたのが次のグラフです。
1台だけというのが40%と複数持っている人の方が多いという結果でした。すごいですね。7台という猛者もいます。回答者一人当たりに換算すると2.0台平均でした。
それでは,セラーの総容量はどれくらいでしょうか。
100本以下が約半数と,むちゃくちゃ大きいわけではありませんでした。一人平均では146本。母数が異なるので上の台数とは直接比べられませんが,おおむね平均70本/台強といったところです。
まず,どこのワインセラーを使っているか。セラーを持っていない人はその旨答えていただいています。
「ロングフレッシュ」シリーズのフォルスターとユーロカーブが2強。「サイレントカーブ」のドメティックと新興のデバイスタイルが追うという感じです。ただし,これは2台以上持っている人も一つとカウントしていますから,実際の所有台数の比率で見るとちょっと違いそうです。ちゃんと計算していませんが複数台持っている人はユーロカーブ派が多いような気がします。
では,セラー何台持っているのか聞いたのが次のグラフです。
1台だけというのが40%と複数持っている人の方が多いという結果でした。すごいですね。7台という猛者もいます。回答者一人当たりに換算すると2.0台平均でした。
それでは,セラーの総容量はどれくらいでしょうか。
100本以下が約半数と,むちゃくちゃ大きいわけではありませんでした。一人平均では146本。母数が異なるので上の台数とは直接比べられませんが,おおむね平均70本/台強といったところです。
【7/24再追記ここから】
残りわずかになりましたが,このセールは買わないともったいないくらい安いのでしつこく紹介。白で残っているのはSofia Blanc de Blancsのボトルと,同じくコッポラのダイヤモンドシリーズ・シャルドネ,それとドメーヌ・セント・ジョージのホワイト・ジンファンデル。やっぱりお勧めはソフィアでしょうね。気の置けないスパークリングでいいと思います。
赤ではオーストラリアのリトル・レベル・ピノ・ノワールというのが安い。1155円というのはオーストラリア現地価格(15米ドルくらい)よりも大分安いです。もちろん国内価格よりも。何より1000円ちょいのピノなんていまどき見つからないですから。それとハーン・エステートのカベルネとメルローが残っています。ハーンはサイクルズ・グラディエーターの上級ブランドですから,それが普通のサイクルズ・グラディエーターよりも安いというのはお買い得。米国でもほぼ同価格です。
【ここまで】
ワインインスタイルで,半期に一度,恒例のアウトレット・セールです。ラベルがはがれたりしていますが,格安なので自宅用でお使いください。今回は種類はやや少ないですが,白ではGirardのソヴィニョン・ブラン1368円やメルヴィルのシャルドネ2231円などが,赤ではメルヴィルのピノが2231円とか,ターンブルのエステート・カベルネが4252円など,いずれもほかで買うのの半額程度という安さです。5000円以上で送料無料になるので,必ず5000円を超えるようにするのがポイントです。
白ワインはこちら
赤ワインはこちら
【7/22追記分】
現状残っているのでめぼしいのはまずはターンブルのエステート・カベルネ。これは米国で40ドル,日本では8000円くらいします。下に参考のために楽天の価格を載せておきます。サイクルズ・グラディエーターは元々安価なワインですが,それでも1500円程度。945円はまとめ買いしたいような価格です。
白ではソフィアのブラン・ド・ブランがボトルも缶も残っています。どちらも国内の普段の価格より1000円安。缶は夏のBBQなどにもお勧め。
残りわずかになりましたが,このセールは買わないともったいないくらい安いのでしつこく紹介。白で残っているのはSofia Blanc de Blancsのボトルと,同じくコッポラのダイヤモンドシリーズ・シャルドネ,それとドメーヌ・セント・ジョージのホワイト・ジンファンデル。やっぱりお勧めはソフィアでしょうね。気の置けないスパークリングでいいと思います。
赤ではオーストラリアのリトル・レベル・ピノ・ノワールというのが安い。1155円というのはオーストラリア現地価格(15米ドルくらい)よりも大分安いです。もちろん国内価格よりも。何より1000円ちょいのピノなんていまどき見つからないですから。それとハーン・エステートのカベルネとメルローが残っています。ハーンはサイクルズ・グラディエーターの上級ブランドですから,それが普通のサイクルズ・グラディエーターよりも安いというのはお買い得。米国でもほぼ同価格です。
【ここまで】
ワインインスタイルで,半期に一度,恒例のアウトレット・セールです。ラベルがはがれたりしていますが,格安なので自宅用でお使いください。今回は種類はやや少ないですが,白ではGirardのソヴィニョン・ブラン1368円やメルヴィルのシャルドネ2231円などが,赤ではメルヴィルのピノが2231円とか,ターンブルのエステート・カベルネが4252円など,いずれもほかで買うのの半額程度という安さです。5000円以上で送料無料になるので,必ず5000円を超えるようにするのがポイントです。
白ワインはこちら
赤ワインはこちら
【7/22追記分】
現状残っているのでめぼしいのはまずはターンブルのエステート・カベルネ。これは米国で40ドル,日本では8000円くらいします。下に参考のために楽天の価格を載せておきます。サイクルズ・グラディエーターは元々安価なワインですが,それでも1500円程度。945円はまとめ買いしたいような価格です。
白ではソフィアのブラン・ド・ブランがボトルも缶も残っています。どちらも国内の普段の価格より1000円安。缶は夏のBBQなどにもお勧め。
Wine Spectator誌の記事によると,故Robert Mondaviの次男であるTim Mondavi,長女(長兄MichaelとTimの間)のMarcia Mondavi,妻のMargrit Biever Mondaviの持つブランドContinuumがナパ東方のプリチャード・ヒルに85エーカーのプロパティを購入したそうです。Continumには生前のRobertも参加しており,今回のプロパティも亡くなる前に見に行ったとのこと。Timの娘であるCarissa Mondaviは「Robertがここを見て,私たちが将来どこに向かっているかを理解したということはとても意味があること」と言っています。
Continumの設立は2005年。2005年と2006年はモンダヴィの所在地であったOakvilleでブドウを購入してワインを作っていましたが,2007あるいは2008年からプリチャード・ヒルに変える見込みだそうです。なお,2005年のContinuumはWine SpectatorのJim Laubeが93点を,Robert Parkerは95+という高得点を付けています。
畑の以前の持ち主は「Cloud View」のTaylor夫妻。「Cloud View」はプリチャード・ヒルの別の畑からブドウを購入してブランドを続けるそうです。
【追記】読売オンラインにもニュースが出ていたのですが,冒頭が「故ロバート・モンダヴィの次男ティムと姉妹のマルシア、母マルグリットが所有する」となっているのが日本語としてちょっと変。一人なのに「姉妹」とは普通書かないし,マルグリットを「母」と書くのもロバートを中心とした記述の中ではおかしい。ちゃんと査読しているんだろうか。
Continumの設立は2005年。2005年と2006年はモンダヴィの所在地であったOakvilleでブドウを購入してワインを作っていましたが,2007あるいは2008年からプリチャード・ヒルに変える見込みだそうです。なお,2005年のContinuumはWine SpectatorのJim Laubeが93点を,Robert Parkerは95+という高得点を付けています。
畑の以前の持ち主は「Cloud View」のTaylor夫妻。「Cloud View」はプリチャード・ヒルの別の畑からブドウを購入してブランドを続けるそうです。
【追記】読売オンラインにもニュースが出ていたのですが,冒頭が「故ロバート・モンダヴィの次男ティムと姉妹のマルシア、母マルグリットが所有する」となっているのが日本語としてちょっと変。一人なのに「姉妹」とは普通書かないし,マルグリットを「母」と書くのもロバートを中心とした記述の中ではおかしい。ちゃんと査読しているんだろうか。
ナパの名門ワイナリのひとつであるシャトー・モンテレーナをボルドーのコス・デストゥルネルが買収することが7月22日に発表されました。売却のうわさがあるという話を,本サイトは6月に書いていますが,やはり本当であったことが分かりました。
売却額はDecanter誌の推測では1億1000万ドル,Wine Spectator誌の推測では1億2000万~1億5000万ドルだそうです。
ドルが弱く,ユーロが強い現状では欧州に投資するより米国に投資する方が有利という判断は容易にできるものと推察され,今後も欧州資本による,米国ワイナリの買収は起こる可能性が高そうです。
なお,Robert Parkerは"one of the biggest stories in his three decades in the wine industry"と感想を述べています。
"Michel Reybier, the owner of Bordeaux second growth chateau Cos d'Estournel, has purchased iconic Napa estate Chateau Montelena for an undisclosed sum, it was announced today."
Cos d'Estournel buys Chateau Montelena
売却額はDecanter誌の推測では1億1000万ドル,Wine Spectator誌の推測では1億2000万~1億5000万ドルだそうです。
ドルが弱く,ユーロが強い現状では欧州に投資するより米国に投資する方が有利という判断は容易にできるものと推察され,今後も欧州資本による,米国ワイナリの買収は起こる可能性が高そうです。
なお,Robert Parkerは"one of the biggest stories in his three decades in the wine industry"と感想を述べています。
クンデ・ワイナリの創設者であるArthur “Bob” Kundeが80歳でなくなったそうです。先週庭の水撒き中に倒れ,手術を受けたものの,老齢で手術に耐えられなかったようです。
この週末もちょうどKundeのZinfandelを飲んでいるところでした。ご冥福をお祈りします。
輸入停止らしいのが残念なところです。
Kundeのワイナリ設立は1990年と比較的新しいですが,それまではずっとSebastianiにブドウを供給する生産者でした。"Arthur "Bob" Kunde, who founded Kunde Estate & Winery in the heart of Kenwood where his family grew grapes for more than a century, died Friday. He was 80."
Winery trailblazer Kunde dies | PressDemocrat.com | The Press Democrat | Santa Rosa, CA
この週末もちょうどKundeのZinfandelを飲んでいるところでした。ご冥福をお祈りします。
輸入停止らしいのが残念なところです。
コストコで,レイニエ(レーニエ)チェリーが売っていました。2ポンド(約900g)で2000円弱というのは金欠の我が家にとっては小さくない出費ですが,今の季節しか食べられないものなので,思い切って買いました。
やっぱりおいしいです。大粒で甘くて。しっかり酸味も効いていて。アメリカン・チェリーが大味だという人はまずこれを食べてから言って欲しいものです。
ちなみにネットでもいくつか売っているところがありましたが,1kgだと5000円以上。やっぱりコストコはかなり安いようです。
やっぱりおいしいです。大粒で甘くて。しっかり酸味も効いていて。アメリカン・チェリーが大味だという人はまずこれを食べてから言って欲しいものです。
ちなみにネットでもいくつか売っているところがありましたが,1kgだと5000円以上。やっぱりコストコはかなり安いようです。
柳屋にWine Advocate誌で100点が付いたSine Qua Non Atlantis Syrahが再入荷しています。現時点で残り2本。買い忘れていた方はお早めに。ちなみに米国で買っても300ドル以上しますから,お買い得です。
米国のブッシュ大統領がナパに来るそうです。シュワ知事に会ったり山火事の視察が第一目的のようですが,その後はナパに来てパーティで金集めだとか。
大統領選に気を取られて,ブッシュがまだいたことを忘れていましたが,やはり大統領が来るというのは大変なことのようです。記事には前回Meadowood Resortに来たときに大騒ぎの話も書いてあります。"From there, he's expected to board another helicopter for the short trip to Napa, where he will attend a Republican National Committee dinner at an undisclosed location. A party source requesting anonymity said 112 people would be there donating $850,000."
BUSH TO VISIT NAPA TODAY | PressDemocrat.com | The Press Democrat | Santa Rosa, CA
Bonny DoonがBonny Doonにあったテイスティング・ルームを9月にSanta Cruzに移転します。7月8日以降,これまでのテイスティング・ルームはBeauregard Vineyardsとの共用になり,9月に移転という運びだそうです。新しいテイスティング・ルームはビオディナミを前面に出したものになるとか。
毎年書いているような気がしますが,Martinelliのワインの中で一番好きなのはジンファンデルです。Giuseppe & Luisa,Jackass,Jackass Hillというラインナップで,後ろの方ほど上級という扱いですが,Wine Advocate誌での評価は概ねどれも同じ。市場価格で見ると米国ではJackass Hillが高く,日本ではJackassとJackass Hillが高価。Giuseppe & Luisaは米国で70ドル台,日本でも7000円台とほぼ同価格で,倍近くの値段になってしまうジャッカスと比べると大幅にお買い得感があります。
2006年はWAで95点という過去最高得点を取ったこともあり,日本への入荷は極めてわずからしいです。というわけでお好きな方はお早めに。なお,別のショップでは税込み7500円で2005年があります(WA94点)。これは明らかに現地価格以下。Wassy'sもちょっと高いですがあります。
ちなみにパーカーのコメントを見ると2006年は
2005年は
ただ,MarinelliのジンファンデルはWAの評価はおしなべて高い一方で,パーカーの掲示板あたりでは評価が真っ二つに割れるワインでもあります。好きな人はとことん好きだし,嫌いな人にとっては耐えられないワインらしい。アルコール度の高さを許容できるかどうかが分かれ目でしょう。僕は好きです。
柳屋では日本向けに作ったワインだというこれも気になる。
2006年はWAで95点という過去最高得点を取ったこともあり,日本への入荷は極めてわずからしいです。というわけでお好きな方はお早めに。なお,別のショップでは税込み7500円で2005年があります(WA94点)。これは明らかに現地価格以下。Wassy'sもちょっと高いですがあります。
ちなみにパーカーのコメントを見ると2006年は
The 2006 Zinfandel Giuseppe & Luisa (730 cases) is a full-throttle Zin that tips the scales at 16.4% alcohol. Briery, roasted herb, kirsch, coffee bean, mincemeat, pepper, and a strawberry-like note emerge from this complex wine that tastes like a big southern Rhone. It should drink nicely for 5-7 years.
2005年は
The 2005 is a blockbuster, with deep ruby/purple color and a big, sweet nose of ripe figs, strawberry and cherry jam, mincemeat, and peppery spices. It is full-bodied, heady, opulent, and ideal for drinking over the next 5-7 years, although I suspect it will last a lot longer.
ただ,MarinelliのジンファンデルはWAの評価はおしなべて高い一方で,パーカーの掲示板あたりでは評価が真っ二つに割れるワインでもあります。好きな人はとことん好きだし,嫌いな人にとっては耐えられないワインらしい。アルコール度の高さを許容できるかどうかが分かれ目でしょう。僕は好きです。
柳屋では日本向けに作ったワインだというこれも気になる。
CWFCが始まってまだそれほど経っていないときだと思いますから,もう7~8年前でしょうか。CWFC掲示板で,「カリフォルニアでゲヴェルツトラミナーだったら?」といった話題がありました。僕はそのころゲヴェルツをほとんど飲んだことがなかったので答えられませんでしたが,何人かが異口同音にナヴァーロを勧めていたと思います。僕もそれを見てナヴァーロのゲヴェルツを入手。ワイン会に供したこともありました。比較的手ごろな値段でしたし,おいしく,「これがゲヴェルツかあ」と思ったものでした。
最近,見かけないなあと思っていたところ「カリフォルニアワインあらかると」に入荷。「4年間入っていなかった」旨書かれていました。ふーん,なるほど。
ここのワイン,値段をあまり上げないことで,米国でも知られています。「カリフォルニアでゲヴェルツなんて」と思っている人こそぜひ飲んでみてほしいワインです。
別の店ですが2005年ものもありました。インポータが違うのでしょうか?
最近,見かけないなあと思っていたところ「カリフォルニアワインあらかると」に入荷。「4年間入っていなかった」旨書かれていました。ふーん,なるほど。
ここのワイン,値段をあまり上げないことで,米国でも知られています。「カリフォルニアでゲヴェルツなんて」と思っている人こそぜひ飲んでみてほしいワインです。
別の店ですが2005年ものもありました。インポータが違うのでしょうか?
サンフランシスコのArlequin Wine Merchantで7月27日,地元ワインメーカーのワインを集めたテイスティング会が開催されます。前売りが25ドル,当日が35ドル。チケット購入はこちら。
「サンフランシスコのワインメーカーって…?」と不審に思われる方も多いかもしれませんが,August WestのEd Kurtzman,A.P. VinのAndrew Vingielloと,ピノ好きなら飛びつきたくなるような名前が並んでいてちょっとびっくりです。このほかはBroc CellarsのChris Brockway,Sutton CellarsのCarl Sutton,Harrington WineのBryan Harringtonが参加します。お近くの方,Gary Vaynerchukの500回記念収録が混み過ぎていて残念な思いをした人はこちらにぜひ。
Join Arlequin Wine Merchant and five San Francisco resident winemakers as they pour over 20 different wines, accompanied by gourmet fare from Arlequin Café. Live music will be played from Arlequin’s garden and all featured wines will be available for purchase at Arlequin Wine Merchant.
Sunday, July 27, 2008, 1:00pm – 5:00pm
Arlequin Wine Merchant
384 Hayes Street at Gough, San Francisco
(415) 863-1104
$25.00 in advance and $35.00 at the door.
「サンフランシスコのワインメーカーって…?」と不審に思われる方も多いかもしれませんが,August WestのEd Kurtzman,A.P. VinのAndrew Vingielloと,ピノ好きなら飛びつきたくなるような名前が並んでいてちょっとびっくりです。このほかはBroc CellarsのChris Brockway,Sutton CellarsのCarl Sutton,Harrington WineのBryan Harringtonが参加します。お近くの方,Gary Vaynerchukの500回記念収録が混み過ぎていて残念な思いをした人はこちらにぜひ。
日曜日の夕食は初挑戦のピザ。生地から自分で作っています。トマトソースももちろん作りました。チーズが苦手な上の子も食べやすいように,チーズは癖の少ないモッツァレラをスライスして。バジルはなかったので,大葉で代用です。このほかミートソースとエリンギを乗せたものやナスとアスパラを乗せたものなどを作りました。一枚ずつしか焼けないので結構時間かかりましたが評判は上々でした。
合わせて飲んだワインが表題のスパイ・ヴァレー・ソヴィニョン・ブラン。ニュージーランドです。1000円台のソヴィニョン・ブランは微甘でちょっとしまりがないこともあるのですが,これはクリスプ。引き締まっていておいしいワインです。欲を言えばもうちょっと複雑さがあるといいような気はしますが,それは欲張りすぎでしょう。リピートしてもいいかなと思うワインです。
合わせて飲んだワインが表題のスパイ・ヴァレー・ソヴィニョン・ブラン。ニュージーランドです。1000円台のソヴィニョン・ブランは微甘でちょっとしまりがないこともあるのですが,これはクリスプ。引き締まっていておいしいワインです。欲を言えばもうちょっと複雑さがあるといいような気はしますが,それは欲張りすぎでしょう。リピートしてもいいかなと思うワインです。
ときどき上にあげます。アンケート自体は変わっていません。
もうすぐ真夏。ワインの保管に気を使う季節になってきました。というところでワインセラーのアンケートです。どれくらいの人が持っているかも知りたいので,持っていない人もふるってお答えください。
残念ながら賞品はありません。あしからず~
【追記】41人の方のご協力を得ました。ありがとうございました。なんとか今週末までに結果をまとめたいと思います。
もうすぐ真夏。ワインの保管に気を使う季節になってきました。というところでワインセラーのアンケートです。どれくらいの人が持っているかも知りたいので,持っていない人もふるってお答えください。
残念ながら賞品はありません。あしからず~
【追記】41人の方のご協力を得ました。ありがとうございました。なんとか今週末までに結果をまとめたいと思います。
カリフォルニアのピノ・ノワールの中でも入手のしにくさで言えば,群を抜いているのがコスタ・ブラウン(Kosta Browne)。ここに来て2006年のAVA(Russian River Valley,Sonoma Coast)ものが,1万円以下という米国と同等の価格で出ています。
2本両方買うなら柳屋の方が少し安いです。
値段はやや張りますが,単一畑ものも「ワインコミュニティ」でMilon,Kanzler,Koplenが,「プレミアワインクラブ」でもKoplenが出ています。後者は税込み3万円弱とそんなに割高ではありません。
2本両方買うなら柳屋の方が少し安いです。
値段はやや張りますが,単一畑ものも「ワインコミュニティ」でMilon,Kanzler,Koplenが,「プレミアワインクラブ」でもKoplenが出ています。後者は税込み3万円弱とそんなに割高ではありません。
ロバート・パーカーのサイト(英語版)に,2008年5月のアジアツアー(東京→上海→北京→ソウル)の食事とワインのレポートが載っています。会員向けのコンテンツなので,ここでは簡単に紹介します。
東京ではホテル西洋銀座の吉兆で31万5000円というディナー・パーティを開催していますが,それ以外に「すきやばし次郎」「銀座寿司幸本店」「ジョエル・ロブション」の三つの店に行っています。次郎とロブションがミシュランの三つ星,寿司幸が一つ星を受けています。
5月8日のディナーには寿司幸で5月9日のランチは次郎と続けて寿司。次郎では小野次郎さんは店におらず,息子が握った(刺身が中心だったらしい)とのことです。ワインは飲まず,お茶だけ。何を食べたか詳しく書いていませんが,寿司幸も次郎と同じくらいおいしかったということです。
5月9日のディナーはジョエル・ロブション。
メニューは
ワインは
コースの最後のデザートがおいしそうです。
東京ではホテル西洋銀座の吉兆で31万5000円というディナー・パーティを開催していますが,それ以外に「すきやばし次郎」「銀座寿司幸本店」「ジョエル・ロブション」の三つの店に行っています。次郎とロブションがミシュランの三つ星,寿司幸が一つ星を受けています。
5月8日のディナーには寿司幸で5月9日のランチは次郎と続けて寿司。次郎では小野次郎さんは店におらず,息子が握った(刺身が中心だったらしい)とのことです。ワインは飲まず,お茶だけ。何を食べたか詳しく書いていませんが,寿司幸も次郎と同じくらいおいしかったということです。
5月9日のディナーはジョエル・ロブション。
メニューは
Course 1: Breton lobster
Course 2: Caviar Osciètre in a gelée of cauliflower
Course 3: Scallops with tiny vegetables
Course 4: Foie gras of Canard
Course 5: Spring lamb with eggplant
Course 6: An extraordinary sphere of souffléed passion fruit, pineapples, and pamplemousse with honey
ワインは
1999 Bruno Paillard Champagne Brut Assemblage
2003 Domaine Leflaive Puligny Montrachet Les Combettes
2005 Hospices de Beaune Mazis-Chambertin Cuvée Madeleine Collignon
2003 Château Montrose St.-Estéphe
2001 Château d’Yquem Sauternes
コースの最後のデザートがおいしそうです。
YOMIURI ONLINEの記事によると,洞爺湖サミットで日本の福田首相が主催した社交ディナーにおいて,Ridgeのカベルネ・ソビニョン モンテベッロ 1997が供されたそうです。パリ・テイスティングの30周年テイスティングで1位になったことが評価されたのでしょうね。ただし供されたワインのヴィンテージは1997年。11年というのはMonte Belloにとってはちょっと若すぎる気がしないでもないです。
ちなみにWAでは90-91点。20~30年持つといっています。
ちなみにWAでは90-91点。20~30年持つといっています。
The 1997 Cabernet Sauvignon Monte Bello exhibits an opaque purple color, as well as an elegant, black currant, mineral, and smoky oak-scented nose. The wine is medium to full-bodied, tannic, and in need of 10 years of cellaring. Not a blockbuster, this offering is more elegant and finesse-styled than usual. However, as with previous Monte Bellos, it will take a long time to come around, yet it will keep for 2-3 decades.
ピノ専門の無料のニューズレターPinotFileにPinot Days 2008のレポートが出ていました(PDF)。28ページ丸まるPinot Days 2008とそれに関連した話であり,これだけのものをイベントからわずか1週間で無料で出すというだけで頭が下がります。
中でもPinot Daysでテイスティングしたワインから「Sensations」「New Faces」「Reliables」として掲載しているお勧めワインが詳しく,どれも飲んでみたくなります。ちなみにSensationsで取り上げているのは以下の18本。
日本に入っているのはタンタラ エヴリンくらいでしょうか(既に売り切れていますが)。Derbès(ダービース)はもっと前のヴィンテージは入っていますが今はどうなんでしょう。
個人的にがんばって欲しいのはHallcrest。以前行ったことがあるからです。とてもこじんまりしたワイナリでしたが,がんばっているんだなあと思うと感無量。
New Facesのところでは,既に有名になっているZepaltasや,ここでも取り上げたSmall Vines,畑は多くの実績を挙げているKeefer Ranchなどが登場。Keefer RanchとZepaltas,Eric KentはSF Chronicleの次世代カルトにも取り上げられていました。ワインには関係ありませんがFoursight WinesのKristyさんはなかなかの美人で,注目しています。
Reliablesのところでは「2006 Freeman Keefer Ranch Vineyard Russian River Valley Pinot Noir」などが取り上げられています。Freeman,既に高品質ピノの定番になったということですね。日本にはキーファー・ランチは入ってきていないようなのがちょっと残念。
中でもPinot Daysでテイスティングしたワインから「Sensations」「New Faces」「Reliables」として掲載しているお勧めワインが詳しく,どれも飲んでみたくなります。ちなみにSensationsで取り上げているのは以下の18本。
2006 Benovia Winery Savoy Vineyard Anderson Valley Pinot Noir
2005 Bink Wines Weir Vineyard Yorkville Highlands Pinot Noir
2006 Black Kite Cellars River Turn Anderson Valley Pinot Noir
2005 Clary Ranch Wines Sonoma Coast Pinot Noir
2006 Derbès Wines Russian River Valley Pinot Noir
2007 Eric Kent Wine Cellars Cleary Vineyard Sonoma Coast Pinot Noir
2005 Fort Ross Vineyard & Winery Ft. Ross Vineyard Reserve Sonoma Coast Pinot Noir
2005 george Vintage IV Nuptial Vineyard Russian River Valley Pinot Noir
2004 Hallcrest Vineyards Barrel Select Santa Cruz Mountains Pinot Noir
2006 Kenneth Volk Garey Vineyard Santa Maria Valley Pinot Noir
2006 Paul Mathew Vineyards Ruxton Vineyard Russian River Valley Pinot Noir
2006 Pleasant Valley Vineyards Dylan David Estate Santa Cruz Mountains Pinot Noir
2005 Raye’s Hill Vineyard & Winery Henneberg Vineyard Anderson Valley Pinot Noir
2006 Shandel’s Oppenlander Vineyard Comptche Mendocino County Pinot Noir
2005 Talisman Thorn Ridge Vineyard Sonoma Coast Pinot Noir
2006 Tantara Evelyn Santa Barbara County Pinot Noir
2005 The Donum Estate Carneros Pinot Noir
日本に入っているのはタンタラ エヴリンくらいでしょうか(既に売り切れていますが)。Derbès(ダービース)はもっと前のヴィンテージは入っていますが今はどうなんでしょう。
個人的にがんばって欲しいのはHallcrest。以前行ったことがあるからです。とてもこじんまりしたワイナリでしたが,がんばっているんだなあと思うと感無量。
New Facesのところでは,既に有名になっているZepaltasや,ここでも取り上げたSmall Vines,畑は多くの実績を挙げているKeefer Ranchなどが登場。Keefer RanchとZepaltas,Eric KentはSF Chronicleの次世代カルトにも取り上げられていました。ワインには関係ありませんがFoursight WinesのKristyさんはなかなかの美人で,注目しています。
Reliablesのところでは「2006 Freeman Keefer Ranch Vineyard Russian River Valley Pinot Noir」などが取り上げられています。Freeman,既に高品質ピノの定番になったということですね。日本にはキーファー・ランチは入ってきていないようなのがちょっと残念。
柳屋のクンデ(Kunde)・ジンファンデルが最終約30本になっています。2本で送料無料というありがたさに加え,ワイン自体この価格帯ならば十分な味わいです。同梱12本まで送料無料になりますので,合わせて何か買っておくのがお勧め。
こういう重宝なワインがなくなるのは残念ですね。
こういう重宝なワインがなくなるのは残念ですね。
Vin du 268で売り切れていたクラッシュパッド製のワイン「ニコルス」「タビーズ」が入っています。ニコルスはカベルネ以外の3種,タビーズはシャルドネです。タビーズにはブランド・オーナーである大滝夫妻のインタビューも掲載されており,面白いです。特に猫好きの方はどうぞ。
米国でも入手困難なLittorai,Brewer-Cliftonも入荷しています。Littoraiは特にレアだと思います。米国でも価格もわかりませんでした。
米国でも入手困難なLittorai,Brewer-Cliftonも入荷しています。Littoraiは特にレアだと思います。米国でも価格もわかりませんでした。
Wine Spectator誌の記事によると,Joseph Phelpsがローヌ系品種のブランドLe MistralとMontereyにある40エーカーのシラーとグルナッシュの畑をRandy PuraとVentanaに売却したそうです。
Ventanaは過去10年以上この畑を管理しており,2007年のワインからVentanaラベルで売ることになるそうです。
Joseph Phelpsではこの5月に32年間もワインメーカーを務めてきたCraig Williamsが辞めており,ワイナリの売却も考えているのではないかと噂されています。ただしJoseph PhelpsではLe Mistralの売却はボルドー系品種に集中するためであり,売却はないと言っています。
"Joseph Phelps Vineyards has sold its Rhne-style blend brand, Le Mistral, along with its 40 acres of Syrah and Grenache in California’s Monterey County, to Randy Pura and Ventana Vineyards for an undisclosed amount. Ventana, located in Monterey’s Arroyo Seco AVA, has managed the vineyards for the Mistral brand for more than a decade. The change in ownership becomes official with the 2007 vintage, currently in barrel, which will be released under the Ventana label."
Wine Spectator | Articles | Joseph Phelps Sells Le Mistral
Ventanaは過去10年以上この畑を管理しており,2007年のワインからVentanaラベルで売ることになるそうです。
Joseph Phelpsではこの5月に32年間もワインメーカーを務めてきたCraig Williamsが辞めており,ワイナリの売却も考えているのではないかと噂されています。ただしJoseph PhelpsではLe Mistralの売却はボルドー系品種に集中するためであり,売却はないと言っています。
先日,ゲイツとジョブズについて書き,ジョブズの本を読んだのをきっかけに,今度はジョブズの前のアップルのCEOであるギル・アメリオの本「アップル薄氷の500日」を読んでみました。
ジョブズに比べて影が薄いギル・アメリオですが,個人的には非常に優秀な経営者なのではないかと以前から思っていました。例えばSystem 7で停滞していたOSを,System 8を開発したり,NeXT買収という形で正しい方向にやっと舵を切ったことなどOSだけを取ってみてもその功績は明らかです。また,上述のJobs本にはiMacを含むアメリオ退任後1年半(つまり1998年末まで)に出たアップル製品はすべてアメリオ時代に始まったプロジェクトであると書かれています。
さらに,本書を読むとアメリオは,後4ヶ月で破産という,ほとんど沈没しかかっていた状態でアップルに来て,それを財務的に運営可能な状態にまで持っていったことが分かります。財務面というのは決算の数字という形でしか我々に見えてこないため,それほどの苦境であったことは知る由もありませんでしたが,その状況から復活させたというのは称えられるべきだと思います。
結果的にアメリオはジョブズの露払いという役割でしか見られないのでしょうが,ジョブズのような一種の天才ではあるけれど,冷静な企業運営という業務には向かない人間が,アップルをつぶさずにやってこれたのはアメリオの建て直しがあったからなのです。
さらに,本書(1998年に執筆されている)の最後には,恐るべき予言がありました。「ジョブズがディズニーのアイズナーを追い出してCEOになるだろう」というのです。この言葉通りではありませんが,ジョブズは2005年にディズニーの筆頭株主になってアイズナーを追い出し,取締役になりました。アップルとディズニーの両方のCEOを務めるのは不可能ですから,アメリオの予言は当たったといっていいでしょう。これだけでも彼がどれだけの慧眼の持ち主か分かると思います。
ジョブズに比べて影が薄いギル・アメリオですが,個人的には非常に優秀な経営者なのではないかと以前から思っていました。例えばSystem 7で停滞していたOSを,System 8を開発したり,NeXT買収という形で正しい方向にやっと舵を切ったことなどOSだけを取ってみてもその功績は明らかです。また,上述のJobs本にはiMacを含むアメリオ退任後1年半(つまり1998年末まで)に出たアップル製品はすべてアメリオ時代に始まったプロジェクトであると書かれています。
さらに,本書を読むとアメリオは,後4ヶ月で破産という,ほとんど沈没しかかっていた状態でアップルに来て,それを財務的に運営可能な状態にまで持っていったことが分かります。財務面というのは決算の数字という形でしか我々に見えてこないため,それほどの苦境であったことは知る由もありませんでしたが,その状況から復活させたというのは称えられるべきだと思います。
結果的にアメリオはジョブズの露払いという役割でしか見られないのでしょうが,ジョブズのような一種の天才ではあるけれど,冷静な企業運営という業務には向かない人間が,アップルをつぶさずにやってこれたのはアメリオの建て直しがあったからなのです。
さらに,本書(1998年に執筆されている)の最後には,恐るべき予言がありました。「ジョブズがディズニーのアイズナーを追い出してCEOになるだろう」というのです。この言葉通りではありませんが,ジョブズは2005年にディズニーの筆頭株主になってアイズナーを追い出し,取締役になりました。アップルとディズニーの両方のCEOを務めるのは不可能ですから,アメリオの予言は当たったといっていいでしょう。これだけでも彼がどれだけの慧眼の持ち主か分かると思います。
独立記念日前後でニュースがないこともあり,はやり?のまとめ記事をやってみます。6月に読まれた記事トップ10。ブログだけじゃなくてワイナリのページの方も含んでいます。
ただ,このブログは「続きを読む」をたまにしか使わないので,毎日チェックされている方は恐らくトップページしか見てないと思うんですよね。そういう意味では実際に読まれている記事よりも検索などによる過去記事の方がランキングでは多くなっているだろうと思います。まあ,御託はいいとして1位~10位まで順にリストします。
カレラの勢いは昨年ほどではないものの,まだアクセスは多いです。昨年は検索語でも2位,3位あたりだったのが現在は7位まで下がっていますが,それでも多いですね。1位の記事はGoogleで「カレラ ジェンセン」と検索すると1ページ目に出てくるのが効いているのでしょう。ただ,Googleの引用文は記事本文ではなくトラックバックの記事なのがなんというか。
2番の記事はもっと話題になるかと思いましたが,そうでもなかったです。アクセスが多かったのは,最後のリストが長かったので「続きを読む」に入れたせいでしょう。
3番の記事も実はちょっとしたアクシデントによるもの。以前のブログに「大沢食堂」の記事を書いたことがあったのですが,それが人気カレーサイト「お気に入りのカレー屋さんn00」からリンクされているのです。現在のサイトではそれがRidgeになっているという…すみません>カレー好きの方々
それにしても人気ブログによるアクセスの多さにはびっくりします。
4番の記事はGoogleで「ブショネ」で検索すると4番になっています。この記事がこのサイトのトータルのアクセス数では歴代トップだろうと思います。
5番の記事はShinaさんのブログにリンクされたためにアクセスが増えました。いやあ人気ブログの威力はすごいですね。
6番の記事も,いつも地道にアクセスがあります。
7番は多分「続きを読む」効果。
8番はRobert Mondaviが亡くなって以来,アクセスが増えています。
9番は「ブログ村」から多くのアクセスが来ました。Dominusという言葉はカリフォルニアワインファン以外を惹き付けるものがあるのかもしれません。そういう意味ではOpus Oneの記事とかたくさん書くとアクセス増えるかもしれないですね。
10番については上と同じです。
どうも,アクセスが多い記事は「続きを読む」を使っていたり,間違いリンクだったりと,ちょっと冴えないランキングでした。
ただ,このブログは「続きを読む」をたまにしか使わないので,毎日チェックされている方は恐らくトップページしか見てないと思うんですよね。そういう意味では実際に読まれている記事よりも検索などによる過去記事の方がランキングでは多くなっているだろうと思います。まあ,御託はいいとして1位~10位まで順にリストします。
1. カレラ ジェンセンあります
2. カリピノはブルゴーニュを超えた? パーカーの記事に喧々囂々
3. Ridge/Lytton Springs
4. 【保存版】ブショネのワインを救う方法
5. Oakville Groceryが売却へ
6. まとめ:飛行機内のワイン持込と箱について
7. 携帯版「ワインの達人 ロバート・パーカー」紹介(上)
8. Robert Mondavi Winery
9. Dominus 1994,高いけど価値はあります
10. カレラ ジェンセン情報
カレラの勢いは昨年ほどではないものの,まだアクセスは多いです。昨年は検索語でも2位,3位あたりだったのが現在は7位まで下がっていますが,それでも多いですね。1位の記事はGoogleで「カレラ ジェンセン」と検索すると1ページ目に出てくるのが効いているのでしょう。ただ,Googleの引用文は記事本文ではなくトラックバックの記事なのがなんというか。
2番の記事はもっと話題になるかと思いましたが,そうでもなかったです。アクセスが多かったのは,最後のリストが長かったので「続きを読む」に入れたせいでしょう。
3番の記事も実はちょっとしたアクシデントによるもの。以前のブログに「大沢食堂」の記事を書いたことがあったのですが,それが人気カレーサイト「お気に入りのカレー屋さんn00」からリンクされているのです。現在のサイトではそれがRidgeになっているという…すみません>カレー好きの方々
それにしても人気ブログによるアクセスの多さにはびっくりします。
4番の記事はGoogleで「ブショネ」で検索すると4番になっています。この記事がこのサイトのトータルのアクセス数では歴代トップだろうと思います。
5番の記事はShinaさんのブログにリンクされたためにアクセスが増えました。いやあ人気ブログの威力はすごいですね。
6番の記事も,いつも地道にアクセスがあります。
7番は多分「続きを読む」効果。
8番はRobert Mondaviが亡くなって以来,アクセスが増えています。
9番は「ブログ村」から多くのアクセスが来ました。Dominusという言葉はカリフォルニアワインファン以外を惹き付けるものがあるのかもしれません。そういう意味ではOpus Oneの記事とかたくさん書くとアクセス増えるかもしれないですね。
10番については上と同じです。
どうも,アクセスが多い記事は「続きを読む」を使っていたり,間違いリンクだったりと,ちょっと冴えないランキングでした。
7/4だけと書きましたが,今日までの間違いでした。いやあ惚けてますね。
独立記念日の今日1日限定で10%割引です。残念ながらシン・クア・ノン アトランティスはさすがに売り切れてしまいましたが,ほかにもいろいろあります。一覧はこちらから。
WA177関連で言えばSaxumのジェイムズ・ベリー プロプライエタリー・レッド(70%シラーなのでほとんどシラーと言ってもいいのですが)が95+という点が付いています。
先日紹介したスター・レーンもあります。この機会にいかがでしょう。
独立記念日の今日1日限定で10%割引です。残念ながらシン・クア・ノン アトランティスはさすがに売り切れてしまいましたが,ほかにもいろいろあります。一覧はこちらから。
WA177関連で言えばSaxumのジェイムズ・ベリー プロプライエタリー・レッド(70%シラーなのでほとんどシラーと言ってもいいのですが)が95+という点が付いています。
The 2005 James Berry Vineyard (70% Syrah, 20% Mourvedre, and 10% Grenache) exhibits the super precision, minerality, and clarity this site seems to provide. It is a dense, concentrated wine bursting with notes of creme de cassis, blackberries, smoke, earth, and jus de viande. This textured, French-styled 2005 can be drunk early or cellared for 10-12 years. The bottled 2005s are all performing well.
先日紹介したスター・レーンもあります。この機会にいかがでしょう。
最近キャッシュがtrack wordのところでとまってしまうケースが多発しており,ページが読めない状態になっていることがしばしばありました。ちょっと原因究明が面倒なので,トップページのキャッシュをはずしました。ご迷惑をおかけしてすみません。
なお,今後同じようなことが起こった場合,現状個別アイテムページではキャッシュを使っていないので,アイテムページを開いていただければ読めると思います。
なお,今後同じようなことが起こった場合,現状個別アイテムページではキャッシュを使っていないので,アイテムページを開いていただければ読めると思います。
先日紹介したオーボンクリマの1999年のピノを飲みました。ところが,これが大失敗。といってもワインが悪かったわけではありません。
開けたのは金曜日。下の子が調子を崩し,妻がはずせない用事があったので,会社を休んで家で仕事をしていました。それで,夕飯にこれを開けたのですが,一口飲んだところで,この日は上の子を塾に迎えに行かなければいけなかったのを思い出して,以降は断念せざるを得ませんでした。
土曜日に続きを飲んだのですが,もともと10年近く経ってかなり熟成も進んでいた上,デリケートな味わいのワイン。香りも味もほとんどなくなってしまいました。完全に開ける日を間違えた自分のミスです。
ちなみに初日はおいしかったですよ。ただ,良く言えばデリケート,悪く言えば弱々しい味です。柳屋は前にもこういうタイプのピノを絶賛していましたから,店長さんの趣味なのかもしれません。もちろん悪くないのですが,僕のように1本飲むのに3日かかるタイプにはあまり向いていないワインです。
開けたのは金曜日。下の子が調子を崩し,妻がはずせない用事があったので,会社を休んで家で仕事をしていました。それで,夕飯にこれを開けたのですが,一口飲んだところで,この日は上の子を塾に迎えに行かなければいけなかったのを思い出して,以降は断念せざるを得ませんでした。
土曜日に続きを飲んだのですが,もともと10年近く経ってかなり熟成も進んでいた上,デリケートな味わいのワイン。香りも味もほとんどなくなってしまいました。完全に開ける日を間違えた自分のミスです。
ちなみに初日はおいしかったですよ。ただ,良く言えばデリケート,悪く言えば弱々しい味です。柳屋は前にもこういうタイプのピノを絶賛していましたから,店長さんの趣味なのかもしれません。もちろん悪くないのですが,僕のように1本飲むのに3日かかるタイプにはあまり向いていないワインです。
Wine Advocate誌の177号で公開されたシン・クア・ノン以外のワインですが,目立つところで言うと,MelvilleのVerna’sがSyrah,Viognierともに高評価。Syrah Verna's 2006が93点。
MelvilleのViognierは以前もエステートが高い評価を受けていたと思いますが,Verna'sは安いライン(Viognierが22ドル,Syrahが24ドル)。これはいいですね。ただ,日本には古いヴィンテージしか入ってきていないようです。
このほかNovy(Siduriのローヌ・レンジャー・ブランド)のRosella'sやGarys'のSyrahもかなり高評価,StolpmanのEstate Syrahも28ドルで90点と健闘しています。
Sine Qua Non,Alban以外で最も高得点の97点を付けたL'AventureのEstate Cuvee 2005(シラー中心のブレンド)。日本にも売っていますが,米国価格の約2倍と高いのが難点です。1万円切るなら「買い」かなあと思うのですが。
また,カリフォルニア以外ではやっぱり一番注目されるのはワシントンのQuilceda Creekでしょうね。先日紹介してあっという間に売り切れましたが2005年も100点(レビュアはJay Miller)。2002年以降の4ヴィンテージで3回100点という凄まじさです(残り1回は99点)。
Quilceda Creekはメーリング・リストに入ったのに止めてしまったのがもったいなかったです。
それから,日本語版のパーカーのサイト「ワインの達人」。残念ながらまだWA177の情報は入っていないようです。ここはがんばってほしいところなのですが。
The 2006 Syrah Verna’s Vineyard exhibits sweet, peppery, black raspberry and black currant fruit along with more definition and minerality as well as the classic opulence and suppleness that makes Syrah such a captivating and endearing wine. It should evolve easily for 6-8 years.Viognier Verna's 2007が94点。
The 2007 Viognier Verna’s Vineyard may be the finest example of this varietal I have tasted in California. Extraordinary minerality and precision, despite its enormous power, are what sets it apart from most blowsy, loosely constructed Viogniers. It possesses copious quantities of nectarine, mango, and orange blossom aromas as well as a hint of lychee nuts, but it is the wine’s well-delineated character that is so remarkable. Enjoy it over the next 1-2 years.
MelvilleのViognierは以前もエステートが高い評価を受けていたと思いますが,Verna'sは安いライン(Viognierが22ドル,Syrahが24ドル)。これはいいですね。ただ,日本には古いヴィンテージしか入ってきていないようです。
このほかNovy(Siduriのローヌ・レンジャー・ブランド)のRosella'sやGarys'のSyrahもかなり高評価,StolpmanのEstate Syrahも28ドルで90点と健闘しています。
Sine Qua Non,Alban以外で最も高得点の97点を付けたL'AventureのEstate Cuvee 2005(シラー中心のブレンド)。日本にも売っていますが,米国価格の約2倍と高いのが難点です。1万円切るなら「買い」かなあと思うのですが。
また,カリフォルニア以外ではやっぱり一番注目されるのはワシントンのQuilceda Creekでしょうね。先日紹介してあっという間に売り切れましたが2005年も100点(レビュアはJay Miller)。2002年以降の4ヴィンテージで3回100点という凄まじさです(残り1回は99点)。
Quilceda Creekはメーリング・リストに入ったのに止めてしまったのがもったいなかったです。
それから,日本語版のパーカーのサイト「ワインの達人」。残念ながらまだWA177の情報は入っていないようです。ここはがんばってほしいところなのですが。
Wine Advocate誌の177号が発表されました。カリフォルニア関係ではローヌ・レンジャーの特集です。上位は下図のようにSine Qua NonとAlbanが独占。以下,L'Aventure,Saxumなどが登場します。
中でも注目はやっぱり日本にも正式輸入されたAtlantis Syrahでしょう。それまでの暫定得点ではグルナッシュが96-98,シラーが95-97だったのでショップでの売れ行きはグルナッシュが上だったようですが,たぶんこれでシラーがすぐに売りきれるでしょう。米国でも既にグルナッシュが650ドル,シラーが345ドル~595ドルと出ていますから,国内の価格は格安です。
ちなみに同じく100点がついたデザートワインのMr. Kストローマンですが,日本のショップに今あるのは前ヴィンテージの2004です(それも100点ですが)。で,このMr. Kのシリーズ,それに大きく貢献していたAlois(Luis) Kracherが亡くなったことにより,このシリーズは終了することになりそうです。というわけでデザートワイン好きな人はこれもぜひどうぞ。僕も飲んでみたいですが,まだデザートワインに3万円を投じる覚悟ができていないので…
中でも注目はやっぱり日本にも正式輸入されたAtlantis Syrahでしょう。それまでの暫定得点ではグルナッシュが96-98,シラーが95-97だったのでショップでの売れ行きはグルナッシュが上だったようですが,たぶんこれでシラーがすぐに売りきれるでしょう。米国でも既にグルナッシュが650ドル,シラーが345ドル~595ドルと出ていますから,国内の価格は格安です。
ちなみに同じく100点がついたデザートワインのMr. Kストローマンですが,日本のショップに今あるのは前ヴィンテージの2004です(それも100点ですが)。で,このMr. Kのシリーズ,それに大きく貢献していたAlois(Luis) Kracherが亡くなったことにより,このシリーズは終了することになりそうです。というわけでデザートワイン好きな人はこれもぜひどうぞ。僕も飲んでみたいですが,まだデザートワインに3万円を投じる覚悟ができていないので…
WAの177号でこれまでの95-97という暫定評価から100点に変わりました。ご購入はお早めに。
携帯からでリンクが入れられないので右サイドのサイト検索でsine qua nonと入れるのが早いと思います。
携帯からでリンクが入れられないので右サイドのサイト検索でsine qua nonと入れるのが早いと思います。
ワイナリのピクニック・エリアで,そのワイナリで買ったワインを飲むことがカリフォルニアの州法で認められることになりました。これを推進したNoreen Evans下院議員は次のように言っています。
これまでの法律のちゃんとしたところは知らないのですが,どうやら,買ったワインは1回家に持ち帰らないといけないということに法律上はなっていたようです。実際にはNapaのV. Sattuiのようにピクニック・エリアでワインを開けることはよくあることでしたが,法律上は問題だったのですね。
今回はまだシュワルツネッガー州知事のサインはないものの,議会は上院下院とも全員賛成で可決されたそうです。大手を振ってワインを開けられるようになるわけですね,乾杯。
"Many winery visitors want to take a break from the tasting room and enjoy a little scenery over a picnic with friends. However, current law is unclear about winery picnics when a bottle of wine from the tasting room goes into someones picnic basket. I hope the Governor supports the affirmative solution offered in this legislation."
California Chronicle | Assemblymember Evans Sends Governor Legislation Helping Wine Lovers
これまでの法律のちゃんとしたところは知らないのですが,どうやら,買ったワインは1回家に持ち帰らないといけないということに法律上はなっていたようです。実際にはNapaのV. Sattuiのようにピクニック・エリアでワインを開けることはよくあることでしたが,法律上は問題だったのですね。
今回はまだシュワルツネッガー州知事のサインはないものの,議会は上院下院とも全員賛成で可決されたそうです。大手を振ってワインを開けられるようになるわけですね,乾杯。
コメントにトモさんが書いてくれたようにWassy'sはもっと安かったです。カリフォルニアワインあらかるとはやはり一瞬で売り切れました。ということでWassy'sを新たに載せておきます。
Kosta Browneの2006Russian River ValleyとSonoma Coastがいずれも9280円です。書いている間にも売り切れるかもしれませんが,一応載せておきます。
PS. 買おうかどうしようか激しく迷い中。しばらく金欠なのだけど…
Kosta Browneの2006Russian River ValleyとSonoma Coastがいずれも9280円です。書いている間にも売り切れるかもしれませんが,一応載せておきます。
PS. 買おうかどうしようか激しく迷い中。しばらく金欠なのだけど…
Wassy'sとカリフォルニアワインあらかるとでカレラが出ています。Wassy'sはReedの1997。カリフォルニアワインあらかるとはSelleckの2002。米国のThe Wine News誌の記事によるとJosh Jensenは
と語ったそうな。つまりDRCあるいはデュジャックかと言われる,ブルゴーニュから持ち帰った苗木(現在はこれについては否定していますが,認めると伐採しなくてはいけなくなる恐れがあるからだろうと私は思っています)をReedとSelleck,Jensenの1/3についてはそのまま植え,Jensenの2/3ではカリフォルニアのルートストックを使っているということです。
ちなみにRobert Parkerの2003年のレビューではReed 1997は87点。
パーカーの趣味ではないようですが,今は飲み頃としていい時期。ピノ・ファンなら納得できるものだと思います。一方Selleck 2002は89+点。
Selleckのアーシーというのは,うなづけます。
"Two-thirds of the Jensen Vineyard was planted with California nursery grafts," he explains, "but all of Reed, Selleck and one-third of Jensen were planted with wood from the 'mother block' because much of the pinot noir planted in California at that time was of uncertain pedigree, and I felt more secure going with true Burgundian cuttings."
と語ったそうな。つまりDRCあるいはデュジャックかと言われる,ブルゴーニュから持ち帰った苗木(現在はこれについては否定していますが,認めると伐採しなくてはいけなくなる恐れがあるからだろうと私は思っています)をReedとSelleck,Jensenの1/3についてはそのまま植え,Jensenの2/3ではカリフォルニアのルートストックを使っているということです。
ちなみにRobert Parkerの2003年のレビューではReed 1997は87点。
Mint, white chocolate, spice box, cherry, and plum aromas emerge from the bouquet of this medium-bodied, attractive, well-made, but generally unexciting Pinot. Consume it over the next 5-6 years.
パーカーの趣味ではないようですが,今は飲み頃としていい時期。ピノ・ファンなら納得できるものだと思います。一方Selleck 2002は89+点。
The 2002 Pinot Noir Selleck Vineyard displays more earth, Allspice, and plum characteristics than the Mills Vineyard, along with plenty of cherry and raspberry fruit. It is a distinctively earthy-styled Pinot that should evolve for a decade.
Selleckのアーシーというのは,うなづけます。
ビル・ゲイツが引退した。マイクロソフトという社名は,今では「悪の帝国」であったり,あるいは「クラウド・コンピューティングの流れに乗り損ねようとしている巨艦」といったイメージに近いのかもしれないが,僕がパソコンの世界に接するようになった1980年代はまだまだ挑戦者の立場。日本のマイクロソフトにしても人数数十人といった中小企業であった。当時,「悪の帝国」のイメージに一番近かったのはビッグ・ブルーことIBMだっただろう。
その後マイクロソフトはIBMとときには手を携え,ときには斬り合い,最終的にはOSを牛耳り,さらにオフィス・ソフトを席巻した(80年代はビジネス・アプリではロータスの方がはるかに巨大であり,日本のワープロ・ソフトは一太郎の一人舞台だった)。元MSの開発者だった中島さんが書いているように,ビル・ゲイツは「それまではハードウェアのおまけ同然に配布されていたソフトウェアがビジネスになるということを身を持って証明」し,世界一の金持ちになった。
こういった功績は称えられてしかるべきだが,一般ユーザー(あるいは技術マニア)の間では,スティーブ・ジョブズに比べてゲイツは低く評価されているような気がする。
その後マイクロソフトはIBMとときには手を携え,ときには斬り合い,最終的にはOSを牛耳り,さらにオフィス・ソフトを席巻した(80年代はビジネス・アプリではロータスの方がはるかに巨大であり,日本のワープロ・ソフトは一太郎の一人舞台だった)。元MSの開発者だった中島さんが書いているように,ビル・ゲイツは「それまではハードウェアのおまけ同然に配布されていたソフトウェアがビジネスになるということを身を持って証明」し,世界一の金持ちになった。
こういった功績は称えられてしかるべきだが,一般ユーザー(あるいは技術マニア)の間では,スティーブ・ジョブズに比べてゲイツは低く評価されているような気がする。
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