クリスマスやその前後に飲んだワインです。カレラのロゼは「2009 Calera Vin Gris Pinot Noir」。もちろんピノのロゼです。2009年はロバート・パーカーが「セントラルコーストのこの年のロゼの中で好きな2本の一つ」として91点を付けています。
チャーミングなワインで,なかなかおいしいです。Lucyのロゼの方が好みだけど,これは安いしいいです。もう入手は難しそうだけどもっと買っておくのでした。
2本めはクリスマス・イヴにあけたSoterのBrut Rose 2005。ピノとシャルドネが半々で作ったロゼのスパークリングです。パーカーが「クリスタルのロゼとドンペリニヨンのロゼとブラインドで飲んだら面白いだろう」とまで評するワイン(レイティングは93)。
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深みのある味わいで,危険なほどのおいしさ。トーストみたいな香りも魅力的です。いや,これは素晴らしい。美味しすぎて飲み過ぎてしまいました。このスパークリング,5000円弱で出ているときに買ったのですが大正解でした。
チャーミングなワインで,なかなかおいしいです。Lucyのロゼの方が好みだけど,これは安いしいいです。もう入手は難しそうだけどもっと買っておくのでした。
2本めはクリスマス・イヴにあけたSoterのBrut Rose 2005。ピノとシャルドネが半々で作ったロゼのスパークリングです。パーカーが「クリスタルのロゼとドンペリニヨンのロゼとブラインドで飲んだら面白いだろう」とまで評するワイン(レイティングは93)。
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深みのある味わいで,危険なほどのおいしさ。トーストみたいな香りも魅力的です。いや,これは素晴らしい。美味しすぎて飲み過ぎてしまいました。このスパークリング,5000円弱で出ているときに買ったのですが大正解でした。
ちょっといつもと違うワインを飲んでみようと思い,10年経ったPatz & Hallのピノを開けてみました。
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色は澄んだルビー色。味わいもとにかくクリアで,酸味がしっかりしています。甘さはほとんどなくカリフォルニアというよりもブルゴーニュっぽい感じ。多分ブラインドで飲んだら8割の人はブルゴーニュと答えるでしょう。
二日目は香りが少し落ちて,やっぱりちょっと厳しいのかと思ったところ,三日目になったら今度は甘みがでてきてまた別の魅力があらわれました。
これはいいワインでした。
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色は澄んだルビー色。味わいもとにかくクリアで,酸味がしっかりしています。甘さはほとんどなくカリフォルニアというよりもブルゴーニュっぽい感じ。多分ブラインドで飲んだら8割の人はブルゴーニュと答えるでしょう。
二日目は香りが少し落ちて,やっぱりちょっと厳しいのかと思ったところ,三日目になったら今度は甘みがでてきてまた別の魅力があらわれました。
これはいいワインでした。
2本同時に飲んだわけではなくて,Loringの方を報告し忘れていました。
Loringを開けたときの選んだ理由はただ単に,「コルクを開けるのが面倒だったのでスクリューキャップのワインを探した」というだけ。つまり,あまり期待値を強く持って飲んだわけではないのですが,これがおいしかった。今まで飲んだLoringのワインの中ではピカイチでした。
Loringのピノは2000年代初頭の「おいしければいいじゃん」的なスタイルから,バランスが取れたスタイルへだんだん移りつつあるような気がしているのですが,反面これまでの魅力がちょっと薄れてきてしまったような中途半端感もなきにしもあらず,というのがこれまでの自分的な評価でした。このKeefer Ranchは抑えるところは抑えながらも魅力をきっちり出してきていて実においしいピノでした。LoringがよかったのかKeefer Ranchが良かったのか。
ちなみにこのワイン,ワイナリの特別セールでわずか20ドルで買ったもの。大バーゲンでした。
もう一つのEOSはPetite Sirahとしては悪くないできだったと思いますが,いかんせん,自分がこういう濃い甘ワインはあまり欲していなかった感じがしました。もっとおいしく飲んであげられるシチュエーションで開ければよかったです。ごめんなさい。
Loringを開けたときの選んだ理由はただ単に,「コルクを開けるのが面倒だったのでスクリューキャップのワインを探した」というだけ。つまり,あまり期待値を強く持って飲んだわけではないのですが,これがおいしかった。今まで飲んだLoringのワインの中ではピカイチでした。
Loringのピノは2000年代初頭の「おいしければいいじゃん」的なスタイルから,バランスが取れたスタイルへだんだん移りつつあるような気がしているのですが,反面これまでの魅力がちょっと薄れてきてしまったような中途半端感もなきにしもあらず,というのがこれまでの自分的な評価でした。このKeefer Ranchは抑えるところは抑えながらも魅力をきっちり出してきていて実においしいピノでした。LoringがよかったのかKeefer Ranchが良かったのか。
ちなみにこのワイン,ワイナリの特別セールでわずか20ドルで買ったもの。大バーゲンでした。
もう一つのEOSはPetite Sirahとしては悪くないできだったと思いますが,いかんせん,自分がこういう濃い甘ワインはあまり欲していなかった感じがしました。もっとおいしく飲んであげられるシチュエーションで開ければよかったです。ごめんなさい。
できがいいと評判のカレラ2007の単一畑の中でもときに3000円台という破格で売っているライアンを飲んでみました。
色は濃い目で味わいも濃い目でしっかりとした果実味があります。濁った感じがなくクリアで,すっと抜けていく感じや,鰹節のような旨みを強く感じます。
カレラというと個人的に印象的だったのはワイナリでリリース前に試飲させていただいた1996年のJensen。そのときのクリアさと芳醇さ,旨みに通じるものがありました。とてもいいワイン。熟成にも耐えそうですが今飲んでもおいしい。これ,3000円台なら文句なくお勧め。
色は濃い目で味わいも濃い目でしっかりとした果実味があります。濁った感じがなくクリアで,すっと抜けていく感じや,鰹節のような旨みを強く感じます。
カレラというと個人的に印象的だったのはワイナリでリリース前に試飲させていただいた1996年のJensen。そのときのクリアさと芳醇さ,旨みに通じるものがありました。とてもいいワイン。熟成にも耐えそうですが今飲んでもおいしい。これ,3000円台なら文句なくお勧め。
最近,iPhone用の新しい写真共有サービスinstagramにちょっとはまっています。このサービス,写真をトイカメラ風に加工して,それをTwitterのようにフォローしている人が見られたり,Facebookのように「いいね!」を付けられるというもの。といってもなかなか写真を撮る機会もないので,泡盛を開けたときの写真をお見せします。
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この泡盛,以前にも紹介したことがありますが,石垣島の請福酒造が限定的に作っている泡盛で,泡盛には珍しく無濾過無加水で作っています。予約分しか生産しないため,置いてあるショップも限定されています。次の写真は生産月と限定のボトル番号。
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基本的には新酒で販売されるこの泡盛,若いときのフレッシュなおいしさもあるのですが,僕は3年以上寝かせた方がおいしいと思っています。自家製の古酒です。
今回も期待に違わぬおいしさでした。我が家の在庫はあと1本。また買っておかないと。
フタの周りのデザインも結構好きです
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この泡盛,以前にも紹介したことがありますが,石垣島の請福酒造が限定的に作っている泡盛で,泡盛には珍しく無濾過無加水で作っています。予約分しか生産しないため,置いてあるショップも限定されています。次の写真は生産月と限定のボトル番号。
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基本的には新酒で販売されるこの泡盛,若いときのフレッシュなおいしさもあるのですが,僕は3年以上寝かせた方がおいしいと思っています。自家製の古酒です。
今回も期待に違わぬおいしさでした。我が家の在庫はあと1本。また買っておかないと。
フタの周りのデザインも結構好きです
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Kanaさんがハーランとボンドの2006年全ワインが飲めるというすばらしいワイン会に参加した話をブログに書いています(Bond編,Maiden,Harlan編)。
Bondのところでは,各畑の違いがすごく分かりやすく,これだけでも読む価値大です。また,Harlan編ではなんといってもハーランを飲んだときのコメントがすばらしいです。一部を引用しますと
いやあ,飲みたくなってきますね,ハーラン。飲めませんけど。買えませんけど(TT)。やっぱり一度は飲んでみたい夢のワインです。
また,最初のワインのメイトリアークの「万能」というのも面白い感じでした。メイトリアークはブレンドで,ボンドの中では弟格ですが他のワイナリで言えばプレミアムなワイン。しかも米国の価格よりも日本の方が安いという点でも貴重なワインです。
例えば2006年で言えば米国では115ドルからなのが楽天では税込みでも9500円足らずで売っている店があります。
【Harlan編がアップされたので全体を書き直しました】
Bondのところでは,各畑の違いがすごく分かりやすく,これだけでも読む価値大です。また,Harlan編ではなんといってもハーランを飲んだときのコメントがすばらしいです。一部を引用しますと
口に広がるどの部分も妥協がない。丸く、優しく、ふくよかで、とてもボリュームがあるのに、どこも出過ぎない。若いのに、綺麗で、ソツがなくて、そして、絶対的に優しい。ゆっくり、ブドウがきちんと枝についたまま、ぎりぎりまで、種がカリッと音がするようになるまで完熟するもを待ったからこその、ブラックベリーや、カシスや、ラズベリーなどの果実の中に湿った感じのたばこというか、スモーキーさがきちんとまとまり、そのまわりを上品なタンニンで包み込んでいる感じ。余計な手を加えていないからこそ、(清澄も濾過もしない)本当に「そのまま」な感じが伝わる。
いやあ,飲みたくなってきますね,ハーラン。飲めませんけど。買えませんけど(TT)。やっぱり一度は飲んでみたい夢のワインです。
また,最初のワインのメイトリアークの「万能」というのも面白い感じでした。メイトリアークはブレンドで,ボンドの中では弟格ですが他のワイナリで言えばプレミアムなワイン。しかも米国の価格よりも日本の方が安いという点でも貴重なワインです。
例えば2006年で言えば米国では115ドルからなのが楽天では税込みでも9500円足らずで売っている店があります。
【Harlan編がアップされたので全体を書き直しました】
満月ロゼというキャンペーンをイオンが始めましたね。「満月の夜にロゼを飲むと恋がかなう」と言われているそうです。そんなのどこで言われてるんだなんて野暮なことを言うのはやめておいて,中秋の名月の次の日にロゼを開けました(iPhoneアプリの月読君によると満月は9/23の18:16だったそう。15夜=満月ではないのです)。
飲んだロゼはこれ。というかうちにはロゼこれしかなかった。

PisoniのワイナリLuciaが作るロゼです。100%ピノ・ノワールでPisoniとGarys'のブドウを使っています。ヴィンテージは2007。よいヴィンテージだけあって香りよく,しかもすっきり。とても飲みやすいワインで,ついついグラスが進みすぎ,適量をオーバーしてしまいました。
このロゼ,ボトルも普通より細身でおしゃれだし,色もすごくきれいなピンクなので,女性にあげたら喜ばれそうな気がします。ちなみにワイナリではこのワイン1本ごとに1ドル,乳がんの研究に寄付しているそうです。
楽天には前年2006のものしか残っていないようです(柳屋のページ)。現在の輸入元のラインナップにも入っていないので,来年以降手に入るかどうかちょっと心配です。
ついでにもう一つ気になっているロゼはカレラのもの。2009年に3年ぶりに作られたロゼでWAで91点を取っています。ロバート・パーカーによると「今年飲んだセントラルコーストのロゼではタブラスクリークの2009と並んで好きなワイン」とのこと。
飲んだロゼはこれ。というかうちにはロゼこれしかなかった。
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PisoniのワイナリLuciaが作るロゼです。100%ピノ・ノワールでPisoniとGarys'のブドウを使っています。ヴィンテージは2007。よいヴィンテージだけあって香りよく,しかもすっきり。とても飲みやすいワインで,ついついグラスが進みすぎ,適量をオーバーしてしまいました。
このロゼ,ボトルも普通より細身でおしゃれだし,色もすごくきれいなピンクなので,女性にあげたら喜ばれそうな気がします。ちなみにワイナリではこのワイン1本ごとに1ドル,乳がんの研究に寄付しているそうです。
楽天には前年2006のものしか残っていないようです(柳屋のページ)。現在の輸入元のラインナップにも入っていないので,来年以降手に入るかどうかちょっと心配です。
ついでにもう一つ気になっているロゼはカレラのもの。2009年に3年ぶりに作られたロゼでWAで91点を取っています。ロバート・パーカーによると「今年飲んだセントラルコーストのロゼではタブラスクリークの2009と並んで好きなワイン」とのこと。
Costcoで1100円台で売っているSauvignon Blancです。10%セミヨンが入っているというものの,かなり酸味が強く,苦味も強いSauvignon Blancです。Pomeloに傾向としては似ているけど,Pomeloの方がおいしいです。でも1100円台というコストコ価格はやはり安い。米国でも14ドルくらいで売っている店があります。
夏も終わりに近づいているので今度はシャルドネを買ってみました。
夏も終わりに近づいているので今度はシャルドネを買ってみました。
Au Bon Climat(通称ABC)というと10年前はCaleraと並んで日本におけるカリフォルニアピノの代名詞的存在でした。堀賢一さんの,ブラインドテイスティングでAu Bon Climatが出てロマネ・コンティと思う人が多かった(正確でないかもしれません)というエピソードがその人気の理由だったと思いますが,中でも一番人気だったのがIsabelle。ピノには珍しく単一畑ではなく,さまざまな畑のワインの中からいい樽を選んでブレンドしています。
かつては1万円以上したIsabelleも最近は現地価格並みの5000円程度,ときにはそれよりもさらに安く入手できるようになりました。というわけでいつのまにかセラーに何本か入っていたので,1本飲んでみることにしたわけです。
カリフォルニアのピノとしては酸が強く,タンニンもかなりあります。最初はちょっと取っ付きにくい感じです。時間が経つにつれて香りも味も立ってきます。スミレ系の香り,味わいはだんだん鰹節的な旨みが増します。やはりポテンシャルは高いワインです。ブラインドで飲んでブルゴーニュと思う人がいても不思議ではありません。ただ,もう少し熟成させた方が良かったかという感じはありました。
かつては1万円以上したIsabelleも最近は現地価格並みの5000円程度,ときにはそれよりもさらに安く入手できるようになりました。というわけでいつのまにかセラーに何本か入っていたので,1本飲んでみることにしたわけです。
カリフォルニアのピノとしては酸が強く,タンニンもかなりあります。最初はちょっと取っ付きにくい感じです。時間が経つにつれて香りも味も立ってきます。スミレ系の香り,味わいはだんだん鰹節的な旨みが増します。やはりポテンシャルは高いワインです。ブラインドで飲んでブルゴーニュと思う人がいても不思議ではありません。ただ,もう少し熟成させた方が良かったかという感じはありました。
先日シャトー・イガイ・タカハのビアンコを飲みましたが,これはその醸造元であるPalminaのPinot Grigioです。Igai Takahaのビアンコは半分はこのピノ・グリで半分がトカイ・フリウラーノという構成でした。
柑橘系の酸味がはっきりした味わいのこのワイン,アフターアタックで割と強めの苦味が来ます。酸味と苦味でグレープフルーツ的ではありますが,ソヴィニョン・ブランのような青っぽさとはちょっと違う感じ。全体に癖は少なく,おいしく飲みやすいワインです。
夏向きのワインとしてお勧めです。Igai TakahaのBiancoと比べるとIgai Takahaの方がトロピカルフルーツのフレーバーが強く,酸味はちょっと弱めでバランスの取れた味わい。こちらは酸がくっきりと強く,トロピカルフルーツの味わいはあまりありません。シチュエーションに応じて飲み分けたいワインです。
柑橘系の酸味がはっきりした味わいのこのワイン,アフターアタックで割と強めの苦味が来ます。酸味と苦味でグレープフルーツ的ではありますが,ソヴィニョン・ブランのような青っぽさとはちょっと違う感じ。全体に癖は少なく,おいしく飲みやすいワインです。
夏向きのワインとしてお勧めです。Igai TakahaのBiancoと比べるとIgai Takahaの方がトロピカルフルーツのフレーバーが強く,酸味はちょっと弱めでバランスの取れた味わい。こちらは酸がくっきりと強く,トロピカルフルーツの味わいはあまりありません。シチュエーションに応じて飲み分けたいワインです。
このブログの最近の読者だとCh. Igai Takahaについては知らない人もいるかもしれないので,飲んだワインの話ですがまずは背景から書いておきます。
カリフォルニアのサンタ・バーバラでピノやシャルドネを作っているBrewer-Cliftonはカリフォルニア・ワインのファンであれば聞いたことがある人が多いでしょう。Wine Advocate誌で95点を超えるワインを輩出している超ハイクオリティの人気ワイナリです。このワイナリを営むGreg BrewerとSteve Cliftonの両氏,どちらも自分自身のワイナリを持っておりGreg BrewerはDiatom,Steve CliftonはPalminaといいます(GregはこのほかMelvilleのワインメーカーも兼任)。
Palminaはイタリアのブドウ品種を専門に手がけているのですが,そこが作ったのが今回のワイン。ではシャトー・イガイ・タカハは,というと,CWFC(カリフォルニアワインのファンクラブ)の会長であるナパさんのブランドで,彼がクラッシュパッドで作ったり,DiatomやPalminaに依頼して作ってもらったワインに付けている名前なのです。名前の由来は家紋の「違い鷹羽」をローマ字にして最初のChをシャトーに見立てたということ。
今回のBiancoはPalmina製ですが,Palminaのワインに別のラベルを貼っているというわけではなく,ナパさんの依頼に基づいて,特別に醸造したワインなのです。
さて,ようやく本題に入りますが,白を飲みたい気分で選んだのがこのワイン。しかしラベルにはぶどう品種の記載もありません。飲んでみるとトロピカルフルーツのフレーバーに加え,レモンのような柑橘系の味わいが全体を引き締めており,さらにグレープフルーツのようなちょっとした苦味もあります。食事に合わせていくらでも飲めそうな感じ。夏にぴったりのワインです。ブドウ品種は第一印象はソヴィニョン・ブランぽいかと思いましたが,苦味の出方やレモンのフレーバーが似ているとはいうものの何か違う感じ。ピノ・グリージョかなあと想像しました。
このワインの販売ページで見たところ,ピノ・グリージョ 50%,トカイ・フリウラーノ 50%とのこと。言われてみるとなるほどという感じもありますがトカイ・フリウラーノは全くわかりませんでした。
夏向けのワインとしてお勧めです。
カリフォルニアのサンタ・バーバラでピノやシャルドネを作っているBrewer-Cliftonはカリフォルニア・ワインのファンであれば聞いたことがある人が多いでしょう。Wine Advocate誌で95点を超えるワインを輩出している超ハイクオリティの人気ワイナリです。このワイナリを営むGreg BrewerとSteve Cliftonの両氏,どちらも自分自身のワイナリを持っておりGreg BrewerはDiatom,Steve CliftonはPalminaといいます(GregはこのほかMelvilleのワインメーカーも兼任)。
Palminaはイタリアのブドウ品種を専門に手がけているのですが,そこが作ったのが今回のワイン。ではシャトー・イガイ・タカハは,というと,CWFC(カリフォルニアワインのファンクラブ)の会長であるナパさんのブランドで,彼がクラッシュパッドで作ったり,DiatomやPalminaに依頼して作ってもらったワインに付けている名前なのです。名前の由来は家紋の「違い鷹羽」をローマ字にして最初のChをシャトーに見立てたということ。
今回のBiancoはPalmina製ですが,Palminaのワインに別のラベルを貼っているというわけではなく,ナパさんの依頼に基づいて,特別に醸造したワインなのです。
さて,ようやく本題に入りますが,白を飲みたい気分で選んだのがこのワイン。しかしラベルにはぶどう品種の記載もありません。飲んでみるとトロピカルフルーツのフレーバーに加え,レモンのような柑橘系の味わいが全体を引き締めており,さらにグレープフルーツのようなちょっとした苦味もあります。食事に合わせていくらでも飲めそうな感じ。夏にぴったりのワインです。ブドウ品種は第一印象はソヴィニョン・ブランぽいかと思いましたが,苦味の出方やレモンのフレーバーが似ているとはいうものの何か違う感じ。ピノ・グリージョかなあと想像しました。
このワインの販売ページで見たところ,ピノ・グリージョ 50%,トカイ・フリウラーノ 50%とのこと。言われてみるとなるほどという感じもありますがトカイ・フリウラーノは全くわかりませんでした。
夏向けのワインとしてお勧めです。
SpottswoodeのSauvignon Blancとか報告していないワインもいくつかあるような気がしますが,それはまた気が向いたときに書くとして,この週末に開けたのが表題のワイン。
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KanzlerというとKosta Browneにブドウを提供していることで知られている畑ですが,そこのワイナリのものをどうして買おうと思ったのかはすっかり忘れてました。それがワイナリのレビューのページを見てやっと思い出したのですが,かのGary Vaynerchukがこのワインは「ホームラン」だと激賞していたのでした。あまり高得点を出さないGaryveeとしては珍しいほどの94点。非常にオールドワールドな作りだというあたりも気になりました。
2007年のこのワイン,表記はSonoma CoastとAVAになっていますが,実際には単一畑もののようです。ワイナリではこのワインとReserveとしてクローンを限定したものを出しています。ちなみに2008年からはSaltonstall Vineyardという畑のクローン115のブドウがブレンドされるとのこと。
Garyveeのビデオと同様,ややにごって紫がかった色。ブルーベリーの香りや味わいが強く感じられます。Garyveeが言うようなレザーやGameyな感じはあまりしませんが,非常にバランスもよくおいしいピノです。ちなみにWine Spectator誌では96点が付いているとか。僕としても最近飲んだピノの中ではピカイチでした。
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KanzlerというとKosta Browneにブドウを提供していることで知られている畑ですが,そこのワイナリのものをどうして買おうと思ったのかはすっかり忘れてました。それがワイナリのレビューのページを見てやっと思い出したのですが,かのGary Vaynerchukがこのワインは「ホームラン」だと激賞していたのでした。あまり高得点を出さないGaryveeとしては珍しいほどの94点。非常にオールドワールドな作りだというあたりも気になりました。
2007年のこのワイン,表記はSonoma CoastとAVAになっていますが,実際には単一畑もののようです。ワイナリではこのワインとReserveとしてクローンを限定したものを出しています。ちなみに2008年からはSaltonstall Vineyardという畑のクローン115のブドウがブレンドされるとのこと。
Garyveeのビデオと同様,ややにごって紫がかった色。ブルーベリーの香りや味わいが強く感じられます。Garyveeが言うようなレザーやGameyな感じはあまりしませんが,非常にバランスもよくおいしいピノです。ちなみにWine Spectator誌では96点が付いているとか。僕としても最近飲んだピノの中ではピカイチでした。
ゴールデンウィーク中に飲んだワインですが,報告忘れていたので書いておきます。
もう10年くらい前だったか,今はなき,ある米国のワインサイトにマグロの刺身に合うワインは何かという話が載っており,結論としてはカリフォルニアの樽の効いたシャルドネがベストとなっていました。それをちょっと思いだして,三崎港で買ったマグロのブロックの刺身に合わせたのがSimiのシャルドネです。
確かにマグロのトロの脂にはある程度強いワインでないと負けてしまいそうです。Simiのシャルドネはタルタルというほどではありませんが,そこそこ樽も効いていてマグロに負けていませんでした。マグロも美味で満足。
GW中にもう1本飲んだのはEstanciaのピノ。これはコストコで1500円台というお買得ワイン。米国での価格は18ドルくらいします。
このワインはスムーズでバランスがいいのが特徴。酸味もほどよく効いていて,するする飲めてしまいます。口当たりの良さは危険なほど。これが1500円台は安いなあ。とりあえず我が家の普段のワインはこれと700円台のMirassouで決まりです。両者の使い分けだけちょっと悩んでおりますが。
もう10年くらい前だったか,今はなき,ある米国のワインサイトにマグロの刺身に合うワインは何かという話が載っており,結論としてはカリフォルニアの樽の効いたシャルドネがベストとなっていました。それをちょっと思いだして,三崎港で買ったマグロのブロックの刺身に合わせたのがSimiのシャルドネです。
確かにマグロのトロの脂にはある程度強いワインでないと負けてしまいそうです。Simiのシャルドネはタルタルというほどではありませんが,そこそこ樽も効いていてマグロに負けていませんでした。マグロも美味で満足。
GW中にもう1本飲んだのはEstanciaのピノ。これはコストコで1500円台というお買得ワイン。米国での価格は18ドルくらいします。
このワインはスムーズでバランスがいいのが特徴。酸味もほどよく効いていて,するする飲めてしまいます。口当たりの良さは危険なほど。これが1500円台は安いなあ。とりあえず我が家の普段のワインはこれと700円台のMirassouで決まりです。両者の使い分けだけちょっと悩んでおりますが。
昨日はひょんなことから、軽く飲みに行くことに。といいつつ結局三人で四本のワインを開けてしまいました。
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ワインは最初の2本がムルソー。ムルソー・リムーザン05(ファビヨン・コシュ)とムルソー・クロデペリエール02(アルベール・グリヴォー)。前者はフレッシュな感じ,後者は結構熟成していて古漬けの旨みのような感じが出ていました。
3本目はCalera Jensen 2001。Caleraらしくかつお節のような旨みを強く感じます。いい感じに熟成が始まっているようでした。最後はAugust West Rosella's Vineyard Pinot Noir 2006。Caleraとは対照的に果実のおいしさを強く感じるワイン。Rosella'sらしい味わいで良かったです。
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ワインは最初の2本がムルソー。ムルソー・リムーザン05(ファビヨン・コシュ)とムルソー・クロデペリエール02(アルベール・グリヴォー)。前者はフレッシュな感じ,後者は結構熟成していて古漬けの旨みのような感じが出ていました。
3本目はCalera Jensen 2001。Caleraらしくかつお節のような旨みを強く感じます。いい感じに熟成が始まっているようでした。最後はAugust West Rosella's Vineyard Pinot Noir 2006。Caleraとは対照的に果実のおいしさを強く感じるワイン。Rosella'sらしい味わいで良かったです。
昨年カリフォルニアワインあらかるとのセールで安く買ったLoringのClos Pepeを飲みました。Loringはカリフォルニアやオレゴンの様々な畑のブドウを使ってピノを作っていますが,Santa Rita HillsのClos Pepeはその中でも高く評価されているものの一つ。
予想以上に控えめな味や香り。初日はオレゴンのピノかと思うほど冷ややかな感じが強いワインでした(オレゴンがダメという意味ではありませんが)。二日目,三日目とだんだん開いてきておいしくなりましたが,どちらかというと同じときに買ったGarys'の方が好みだったと思います。
もう一つ,これは前にも紹介したと思いますが,コストコで700円台で売っているMirassouのピノ。米国の価格が9ドル前後ですから,それよりもちょっと安いくらいというお買い得ワインです。米国の値段だけで見ると日本で1300円台くらいのCycles Gladiatorあたりと同価格帯です。
このピノ,値段が値段ですから,むちゃくちゃおいしいとはいいませんが,この価格帯にしてはピノらしい味がして,ありがちな人造的な感じがしません。薄すぎもせずなかなかいい感じ。コストコでは1500円台で売っているEstanciaのピノもお買い得なのですが,こちらの方がオトク感は強いかも。これはお勧め。
※Loring買うなら下のセットは国内販売のものとしては,これ以上ないくらいの安さです。普通だったらLoringのGarys'が入っているだけで7000円~8000円くらいになってしまいます。
予想以上に控えめな味や香り。初日はオレゴンのピノかと思うほど冷ややかな感じが強いワインでした(オレゴンがダメという意味ではありませんが)。二日目,三日目とだんだん開いてきておいしくなりましたが,どちらかというと同じときに買ったGarys'の方が好みだったと思います。
もう一つ,これは前にも紹介したと思いますが,コストコで700円台で売っているMirassouのピノ。米国の価格が9ドル前後ですから,それよりもちょっと安いくらいというお買い得ワインです。米国の値段だけで見ると日本で1300円台くらいのCycles Gladiatorあたりと同価格帯です。
このピノ,値段が値段ですから,むちゃくちゃおいしいとはいいませんが,この価格帯にしてはピノらしい味がして,ありがちな人造的な感じがしません。薄すぎもせずなかなかいい感じ。コストコでは1500円台で売っているEstanciaのピノもお買い得なのですが,こちらの方がオトク感は強いかも。これはお勧め。
※Loring買うなら下のセットは国内販売のものとしては,これ以上ないくらいの安さです。普通だったらLoringのGarys'が入っているだけで7000円~8000円くらいになってしまいます。
Caleraの2006は最近ショップでずいぶん安く出ています。これまでこのヴィンテージではdancyuの5000円以下ピノでトップだったMt. Harlan Cuveeを何回も飲んでいますが,初めて単一畑ものに手を出してみました。
やや濃いめのしっかりとした味わい。香りもすみれ系。ちょっと甘苦いテイストがあって,もしかすると熱に当たったのかなあという感じもあります。ただ,この前に別のショップで買ったMt. Harlan Cuveeも似たような感じがあったので,もしかするとこのヴィンテージの今の状態がそういう味わいになっているのかもしれません。今回のボトルだけだとMt. Harlan Cuveeで十分だったかという気もしましたが,1本だけで判断するのは早計でしょう。カレラの単一畑はやはり10年経ってから飲むべきなのかも。
Napa StationのChardonnayはCostco(コストコ)で買ったもの。価格は多分1000円台前半です。
軽いトロピカルフルーツの味わい。するする飲めていいのですが,ちょっと酸が足りないかなあ。もう少し低い温度で飲んだ方がよかったかもしれません。
悪くはないのですが何かピンとこない。ワインのせいなのか自分のせいなのか。
こういうときもあります。
やや濃いめのしっかりとした味わい。香りもすみれ系。ちょっと甘苦いテイストがあって,もしかすると熱に当たったのかなあという感じもあります。ただ,この前に別のショップで買ったMt. Harlan Cuveeも似たような感じがあったので,もしかするとこのヴィンテージの今の状態がそういう味わいになっているのかもしれません。今回のボトルだけだとMt. Harlan Cuveeで十分だったかという気もしましたが,1本だけで判断するのは早計でしょう。カレラの単一畑はやはり10年経ってから飲むべきなのかも。
Napa StationのChardonnayはCostco(コストコ)で買ったもの。価格は多分1000円台前半です。
軽いトロピカルフルーツの味わい。するする飲めていいのですが,ちょっと酸が足りないかなあ。もう少し低い温度で飲んだ方がよかったかもしれません。
悪くはないのですが何かピンとこない。ワインのせいなのか自分のせいなのか。
こういうときもあります。
コストコ(Costco)安ワイン第2弾として700円台で売っているMirassouのピノを飲んでみました。これも米国の平均価格は9ドルということなので,かなりお買い得なワインです。
若干ジャミーなところもありますが,安ピノにありがちな人工的な感じではなく,自然な味わい。酸もしっかり乗っていてなかなかいける味です。デイリーには十分な感じ。さすが,コストコの安ワインは侮れません。
後は売り切れないことを望むのみ。
若干ジャミーなところもありますが,安ピノにありがちな人工的な感じではなく,自然な味わい。酸もしっかり乗っていてなかなかいける味です。デイリーには十分な感じ。さすが,コストコの安ワインは侮れません。
後は売り切れないことを望むのみ。
蒸留酒の中では泡盛は芳醇さや味わいなど好きな部類に入りますが,世の大部分の泡盛はアルコール度数が25度や35度。やや薄く物足りなく感じることが多いです。
先日開けた「瑞泉原酒 五十三度」は瑞泉酒造が限定で作っている,全く水で薄めていない蒸留したままのお酒。アルコール度数が43度を超えているので泡盛ではなく「原料用アルコール」と分類されています。
芯の通った香ばしさはさすがのもの。そのまま舌に乗せるとさすがに焼けつくような感じがありますが,ロックで少し置いておいて氷となじんでくると味わいもかなりのレベルであることが分かります。
きっと10年くらい置いておいたら,もっとまろやかになってすばらしいでしょうね。泡盛好きであれば試す価値は(萌え泡盛よりは)高いでしょう。
先日開けた「瑞泉原酒 五十三度」は瑞泉酒造が限定で作っている,全く水で薄めていない蒸留したままのお酒。アルコール度数が43度を超えているので泡盛ではなく「原料用アルコール」と分類されています。
芯の通った香ばしさはさすがのもの。そのまま舌に乗せるとさすがに焼けつくような感じがありますが,ロックで少し置いておいて氷となじんでくると味わいもかなりのレベルであることが分かります。
きっと10年くらい置いておいたら,もっとまろやかになってすばらしいでしょうね。泡盛好きであれば試す価値は(萌え泡盛よりは)高いでしょう。
Costco(コストコ)で買ったワインです。価格は確か1580円。米国で買っても17ドル前後するワインですから,かなりお買い得。
カリフォルニアのこの価格帯のピノとしては珍しく,ジャミーさが全くなく酸味を中心にした構成。イチゴやラズベリーなどの赤系の果実も感じます。かといって薄くもなくこれはいいですね。単体で飲むより食事と合わせたいワインです。
Costco行ったらとりあえずこれ買っとけって感じです。とはいえ先週行ったときは,これでなく1000円を切るピノ(ミラソーのもの)を買ってみています。こちらも近々トライしてみましょう。
カリフォルニアのこの価格帯のピノとしては珍しく,ジャミーさが全くなく酸味を中心にした構成。イチゴやラズベリーなどの赤系の果実も感じます。かといって薄くもなくこれはいいですね。単体で飲むより食事と合わせたいワインです。
Costco行ったらとりあえずこれ買っとけって感じです。とはいえ先週行ったときは,これでなく1000円を切るピノ(ミラソーのもの)を買ってみています。こちらも近々トライしてみましょう。
久しぶりにAugust Westを飲もうかと,なんとなく手に取った1本だったのですが,後から考えたらこのワイナリの最初のヴィンテージでした。ちょっともったいなかったかな。
2003年秋にパーカーの掲示板でLoringのBrian Loringがお勧めしていたのがここを知った最初でした。
これでメーリングリストに申し込んでワインを購入したのでした。日本からの注文は初めてだとEdさんがちょっとびっくりしていたのを覚えています。それから早くも6年ですね。
ワインは開けたてはやや酸味が勝った印象。ブルゴーニュのようにきれいな酸が出てきていますが,全体的にはちょっと要素がばらけてしまったような感じもあります。ちょっと落ちてきたのかなあと思ったのですが,三日目にはふくよかさもでてきて,ぐんと良くなりました。これを飲んでカリフォルニアと思う人は少ないかも,と思うくらい酸が伸びてきます。もう2,3年置いておくともっと良かったかもしれません。
改めてAugust Westの実力を知ったような気がします。
↓若くてももちろんおいしいです
オーガスト ウェスト ピノ・ノワール "ロゼラズ・ヴィンヤード" サンタルチアハイランズ 2007
2003年秋にパーカーの掲示板でLoringのBrian Loringがお勧めしていたのがここを知った最初でした。
If you've been happy with my recommendations for Roar and Sea Smoke, then I'd advise you to be on the lookout for August West. This is the new venture by Ed Kurtzman, of Testarossa fame.
Ed is one of my idols in the Cali Pinot world, and he's teamed up with Gary Franscioni to make wine from Gary's Rosella's Vineyard. The first release will be out soon... the 2002 Rosella's Pinot Noir. Ed was kind enough to share a bottle with us (my bottling team) the other night at the Hitching Post. And it was everything I'd expect from Ed and Gary.
これでメーリングリストに申し込んでワインを購入したのでした。日本からの注文は初めてだとEdさんがちょっとびっくりしていたのを覚えています。それから早くも6年ですね。
ワインは開けたてはやや酸味が勝った印象。ブルゴーニュのようにきれいな酸が出てきていますが,全体的にはちょっと要素がばらけてしまったような感じもあります。ちょっと落ちてきたのかなあと思ったのですが,三日目にはふくよかさもでてきて,ぐんと良くなりました。これを飲んでカリフォルニアと思う人は少ないかも,と思うくらい酸が伸びてきます。もう2,3年置いておくともっと良かったかもしれません。
改めてAugust Westの実力を知ったような気がします。
↓若くてももちろんおいしいです
オーガスト ウェスト ピノ・ノワール "ロゼラズ・ヴィンヤード" サンタルチアハイランズ 2007
ときどきコメントをくださるSEIさんにお誘いを受け,ワイン会に行ってきました。メンバーはそのほかSEIさんのお知り合い二人に,ローヌ池田さん,shuzさん,
ねこさんという濃い人達。SEIさんとローヌ池田さんの持っているワインの数だけで卒倒してしまいそうなすごさです。レストランは三軒茶屋のAKさん。
ウェルカムワインはいきなりブラインドで。白でシャルドネではないですよ,ということでしたが,全然分からず。答えはドーブネのアリゴテ。ヴィンテージは96? 言われてみるとなるほど,という気もしないではないですが,ブラインドであたるはずはないです。
その後はKrugの1988年,KistlerのChardonnay Cuvee Cathleen 1996,Kistler Pinot Noir Cuvee Natalie 2006,SaxumのProprietary Red James Berry Vineyard 2005までが前半戦。すべてWine Advocate誌では95点前後取っているすごいワインばかりです。
Krug…おいしいです。これだけ飲んでいたいような感じ。Kistlerのシャルドネは若干難しいワイン。おいしいのですが時間が経っている割には熟成した雰囲気がそれほど出てきていないような感じがありました。それもKistlerらしいところなのかもしれません。一方,若いNatalieはさすが。Kistlerのピノだなあという味。骨格がきちんとして隙がない感じ(わけわかな感想ですみません,この程度のことしか書けないので)。Saxumは僕の持参ワイン。Syrah70%のローヌ系ブレンド。この日はローヌの大家がいらっしゃるので持っていったものです。自画自賛ですが,これもおいしい。ちょっと美味しすぎるくらい。するする飲めて,あんまりシラーっぽさはないかもしれません。KistlerやSaxumは,料理のトリッパにもよく合ってました。
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この後はブルゴーニュのオンパレード。最初はMichel Bonnefondのリュショット・シャンベルタン。池田さんによると,ちょっとブレタノマイセス(ブレット)が感じられるということ。いわゆる馬小屋臭の元だそうですが,言われないと欠陥ではなく個性なのかなと思ってしまいそうです。次はNoellatのニュイサンジョルジュ。さらにデュジャックのClos de la Roche 97,ルソーのClos de la Roche 99と続きます。
この中ではルソーが抜群。クリアで酸が伸びてくる感じ。ブルゴーニュだなあというワインです。すばらしい。
さらに最後にデザートワインを二つ。どちらもニュージーランドの貴腐ワインでSpy ValleyのリースリングとPegasus BayのChardonnayです。
全部で11本。デザートワインはハーフなので実質10本分ですが,7人でこれだけ。ちょっと容量オーバーです。その割には二日酔いもなく,たっぷり寝てすっきり起きられました。みなさんありがとうございました。
ねこさんという濃い人達。SEIさんとローヌ池田さんの持っているワインの数だけで卒倒してしまいそうなすごさです。レストランは三軒茶屋のAKさん。
ウェルカムワインはいきなりブラインドで。白でシャルドネではないですよ,ということでしたが,全然分からず。答えはドーブネのアリゴテ。ヴィンテージは96? 言われてみるとなるほど,という気もしないではないですが,ブラインドであたるはずはないです。
その後はKrugの1988年,KistlerのChardonnay Cuvee Cathleen 1996,Kistler Pinot Noir Cuvee Natalie 2006,SaxumのProprietary Red James Berry Vineyard 2005までが前半戦。すべてWine Advocate誌では95点前後取っているすごいワインばかりです。
Krug…おいしいです。これだけ飲んでいたいような感じ。Kistlerのシャルドネは若干難しいワイン。おいしいのですが時間が経っている割には熟成した雰囲気がそれほど出てきていないような感じがありました。それもKistlerらしいところなのかもしれません。一方,若いNatalieはさすが。Kistlerのピノだなあという味。骨格がきちんとして隙がない感じ(わけわかな感想ですみません,この程度のことしか書けないので)。Saxumは僕の持参ワイン。Syrah70%のローヌ系ブレンド。この日はローヌの大家がいらっしゃるので持っていったものです。自画自賛ですが,これもおいしい。ちょっと美味しすぎるくらい。するする飲めて,あんまりシラーっぽさはないかもしれません。KistlerやSaxumは,料理のトリッパにもよく合ってました。
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この後はブルゴーニュのオンパレード。最初はMichel Bonnefondのリュショット・シャンベルタン。池田さんによると,ちょっとブレタノマイセス(ブレット)が感じられるということ。いわゆる馬小屋臭の元だそうですが,言われないと欠陥ではなく個性なのかなと思ってしまいそうです。次はNoellatのニュイサンジョルジュ。さらにデュジャックのClos de la Roche 97,ルソーのClos de la Roche 99と続きます。
この中ではルソーが抜群。クリアで酸が伸びてくる感じ。ブルゴーニュだなあというワインです。すばらしい。
さらに最後にデザートワインを二つ。どちらもニュージーランドの貴腐ワインでSpy ValleyのリースリングとPegasus BayのChardonnayです。
全部で11本。デザートワインはハーフなので実質10本分ですが,7人でこれだけ。ちょっと容量オーバーです。その割には二日酔いもなく,たっぷり寝てすっきり起きられました。みなさんありがとうございました。
誕生日にKosta Browne Pinot Noir Sonoma Coast 2005をあけてみました。実は初コスタ・ブラウン。
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このワインを買ったころは,国内にはほとんど流通していなかったこのワインですが,最近では単一畑のものもときには見られるようになり,一時ほどのレア感はなくなったような気がします。ほかにいいピノがたくさん出てきたことで,これじゃなきゃって感じもなくなりましたし。
典型的なカリフォルニアスタイルのピノ。酸はあまりなく,カシスやブルーベリー系の味わい。ピノとしてはややタンニンが強いですが,いわゆる丸いタンニンで,それでバランスを取っている感じです。すらすら飲めておいしいです。最近は逆にこういうスタイルのものはあまり見かけなくなってしまったような気がするので,ちょっと懐かしさすら感じました。
wine-searcher.comで調べたところ,今でも平均価格は100ドルを超えているようです。確かにおいしいですが,1万円出す味わいかというと個人的にはちょっと微妙ですね。6000円くらいまでならリピートしたい感じです。
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このワインを買ったころは,国内にはほとんど流通していなかったこのワインですが,最近では単一畑のものもときには見られるようになり,一時ほどのレア感はなくなったような気がします。ほかにいいピノがたくさん出てきたことで,これじゃなきゃって感じもなくなりましたし。
典型的なカリフォルニアスタイルのピノ。酸はあまりなく,カシスやブルーベリー系の味わい。ピノとしてはややタンニンが強いですが,いわゆる丸いタンニンで,それでバランスを取っている感じです。すらすら飲めておいしいです。最近は逆にこういうスタイルのものはあまり見かけなくなってしまったような気がするので,ちょっと懐かしさすら感じました。
wine-searcher.comで調べたところ,今でも平均価格は100ドルを超えているようです。確かにおいしいですが,1万円出す味わいかというと個人的にはちょっと微妙ですね。6000円くらいまでならリピートしたい感じです。
日本酒はほとんど飲まないのですが,せめて正月くらいは日本人らしく日本酒を飲もうと,毎年1本だけ飲んでいます。今年は「灘」の酒にしてみようと思い,剣菱が作っている黒松剣菱瑞穂というのを買ってみました。もちろん事前知識なし。
最初は燗にしてみたのですが,燗にするとアルコールが目立ってしまい,常温の方がおいしく飲めました。コクや旨みはなかなかのものです。ただ,これに限らないでしょうけど日本酒はアルコール度が高い(これは17度)ので,ちょびちょびとしか飲めません。いわゆるアルコールの「熱」も感じます。
これはこれでおいしかったのですが,やっぱり日本酒は年に1回くらいでいいやとも思ったのでした。
最初は燗にしてみたのですが,燗にするとアルコールが目立ってしまい,常温の方がおいしく飲めました。コクや旨みはなかなかのものです。ただ,これに限らないでしょうけど日本酒はアルコール度が高い(これは17度)ので,ちょびちょびとしか飲めません。いわゆるアルコールの「熱」も感じます。
これはこれでおいしかったのですが,やっぱり日本酒は年に1回くらいでいいやとも思ったのでした。