タイトルは「倍返し」使ってみたかっただけです。しかも、もう古いですよね。
先日、Paul LatoによるPisoniの白の記事を書きました(極めて貴重な白ピゾーニ!)。Pisoni家以外の手によるPisoniのシャルドネとしては、おそらく10年ぶりくらいのものになる上、その作り手が今をときめくPaul Latoということで、レア×レアの組み合わせだったわけです。
今回はVin du 268(CWGでも)の「杉本セレクション」として、これにPaul LatoによるPisoniのピノ・ノワールLancelotとのセットが出ています。Paul Latoの中でも一番人気のLancelot。レア×レア×レアで3倍返しです。
とはいっても、単にレアを売りにしたいわけではないのです。ちょっと長いけど販売ページから引用させていただきます。
というわけで、「杉本セレクション」としての心を受け取ってほしいセットなのでした。
先日、Paul LatoによるPisoniの白の記事を書きました(極めて貴重な白ピゾーニ!)。Pisoni家以外の手によるPisoniのシャルドネとしては、おそらく10年ぶりくらいのものになる上、その作り手が今をときめくPaul Latoということで、レア×レアの組み合わせだったわけです。
今回はVin du 268(CWGでも)の「杉本セレクション」として、これにPaul LatoによるPisoniのピノ・ノワールLancelotとのセットが出ています。Paul Latoの中でも一番人気のLancelot。レア×レア×レアで3倍返しです。
とはいっても、単にレアを売りにしたいわけではないのです。ちょっと長いけど販売ページから引用させていただきます。
Paul Latoとの出会いは、2008年のWorld of Pinot Noirだったと思う。
Au Bon Climatで開催された持ち込みワインのディナーに、僕は、Ch.igai Takaha Chardonnay Samurai Beauty 2006を、彼は発売前(だったと思う)のPaul Lato Pinot Noir Gold Coast 2006を持ち込んでいた。
お互いのワインを飲み合って、お互い『ぶったまげた』
それから、あれよあれよという間に、彼はCaliforniaを代表するWine Makerに。
彼と話していると『心』という日本語が頻繁に出てくる。
Wine Makingは『技術』じゃない。『心』なんだと。。。
彼の『心』をPisoni VineyardのChardonnayとPinot Noirで感じて欲しい。
というわけで、「杉本セレクション」としての心を受け取ってほしいセットなのでした。
サンタ・クルーズ・マウンテンズのワイナリというと、圧倒的に知名度が高いのがリッジで、次にちょっと変化球でボニー・ドゥーン。マニア好みのマウント・エデン(イーデン)というのが日本における相場でしょうか。
ややマニアックなワイナリが多い中で、マウント・エデンに並ぶ実力があるのがVarner(ヴァーナー)/Neely(ニーリー)/Foxglove(フォックスグローブ)。これは1つのワイナリですが、ワインによって名前を使い分けていて、安価なラインがフォックスグローブ。ピノ・ノワールは単一ブロック物がニーリーで、それらのブレンドがヴァーナー。シャルドネはその逆で単一ブロック物がヴァーナーで、ブレンドがニーリー。
この辺のわかりにくさに加え、輸入量の少なさといったところが、マウント・エデンに比べるとマイナーに見えてしまう理由でしょうか。個人的にはどちらも大好きなワイナリです。
前置きが長くなりましたが、カリフォルニアワインあとりえにピノ・ノワールのHidden Block 2009(単一ブロック物なのでニーリーです)が再入荷しています。
5000円台というありがたい値段。ちなみにWine Advocate誌では94点。値段そのものよりも、とにかく生産量も輸入量も少ないワインなので手に入るだけでもありがたいです。
ややマニアックなワイナリが多い中で、マウント・エデンに並ぶ実力があるのがVarner(ヴァーナー)/Neely(ニーリー)/Foxglove(フォックスグローブ)。これは1つのワイナリですが、ワインによって名前を使い分けていて、安価なラインがフォックスグローブ。ピノ・ノワールは単一ブロック物がニーリーで、それらのブレンドがヴァーナー。シャルドネはその逆で単一ブロック物がヴァーナーで、ブレンドがニーリー。
この辺のわかりにくさに加え、輸入量の少なさといったところが、マウント・エデンに比べるとマイナーに見えてしまう理由でしょうか。個人的にはどちらも大好きなワイナリです。
前置きが長くなりましたが、カリフォルニアワインあとりえにピノ・ノワールのHidden Block 2009(単一ブロック物なのでニーリーです)が再入荷しています。
5000円台というありがたい値段。ちなみにWine Advocate誌では94点。値段そのものよりも、とにかく生産量も輸入量も少ないワインなので手に入るだけでもありがたいです。
今やセントラル・コーストを代表するピノ・ノワール/シャルドネのプロデューサーとなったPaul Lato(ポール・ラト)。中でも人気・実力ともにトップクラスなのがPisoni Vineyardのブドウを使ったワイン。
これまでピノ・ノワールのLancelotは国内にも少量入っていましたが、今回、シャルドネのEast of Edenも柳屋に入荷しています。
どちらも昨日、「瞬殺」状態でしたが、East of Edenは追加入荷が入っており、今のところ購入可能です。
柳屋によるとPisoni自身が作るLuciaを除いて、Pisoniのシャルドネは1998年のTestarossaしか確認されていないとか。
製造4樽というから、多分100ケース程度。うちわずか5ケースが日本に入荷です。
いろいろな意味で貴重なワイン。
これまでピノ・ノワールのLancelotは国内にも少量入っていましたが、今回、シャルドネのEast of Edenも柳屋に入荷しています。
どちらも昨日、「瞬殺」状態でしたが、East of Edenは追加入荷が入っており、今のところ購入可能です。
柳屋によるとPisoni自身が作るLuciaを除いて、Pisoniのシャルドネは1998年のTestarossaしか確認されていないとか。
製造4樽というから、多分100ケース程度。うちわずか5ケースが日本に入荷です。
いろいろな意味で貴重なワイン。
骨折が治って、快気祝いではないですが久々にワインを開けました。
といっても高級ワインでもなんでもなく、1220円のジンファンデルです。
Wine Spectator誌の創設者・発行人であるMarvin Shanken氏が一押しだという「Twisted」というブランドのワイン。最近、安ワイン開拓をあまりしていなかったこともあり、姉妹ブランドのDominoとともにいくつか買ってみました。
開けたのはオールド・ヴァイン・ジンファンデル。古木といっても情報がないのでどれくら古いのかは分かりません。
正直、開けたての一杯目は今ひとつでした。なんだかぼやけた味。
しかし、二日目、三日目とだんだん美味しくなります。ふくよかさもあるし、ジンファンデルらしい梅のような酸もあります。孤独のグルメの井之頭五郎なら「うん!これこれ!」と言うところ。
この価格で、この品質なら十二分じゃないでしょうか。
買ったのはここですが、今はジンファンデルだけ品切れしているようです。
こちらは注文可能ですが取り寄せになります。
こちらがインポーター。在庫あって、翌日配送可ですが値段は高めです。
といっても高級ワインでもなんでもなく、1220円のジンファンデルです。
Wine Spectator誌の創設者・発行人であるMarvin Shanken氏が一押しだという「Twisted」というブランドのワイン。最近、安ワイン開拓をあまりしていなかったこともあり、姉妹ブランドのDominoとともにいくつか買ってみました。
開けたのはオールド・ヴァイン・ジンファンデル。古木といっても情報がないのでどれくら古いのかは分かりません。
正直、開けたての一杯目は今ひとつでした。なんだかぼやけた味。
しかし、二日目、三日目とだんだん美味しくなります。ふくよかさもあるし、ジンファンデルらしい梅のような酸もあります。孤独のグルメの井之頭五郎なら「うん!これこれ!」と言うところ。
この価格で、この品質なら十二分じゃないでしょうか。
買ったのはここですが、今はジンファンデルだけ品切れしているようです。
こちらは注文可能ですが取り寄せになります。
こちらがインポーター。在庫あって、翌日配送可ですが値段は高めです。
ナパのプレミアム・ワインの1つ、Scarecrow(スケアクロウ)の正規輸入品がカリフォルニアワインあとりえに出ています。6万9800円というのは、もちろん安い値段ではありませんが、Scarecrowの国内価格としては安いほうでしょう。インポーターはプレミアム・ワインで定評がある中川ワインですから、状態には問題無いと思います。
Scarecrowはナパのプレミアム・ワインの中でもひと味違った存在。ワイナリ自体は2003年設立と新しいですが、畑は1945年に植えたもの。ナパのプレミアムなワイナリの先駆者であるInglenookの畑の1つとして使われていました。1960年代のフィロキセラの害も逃れ、樹齢60年を超えた畑。ジンファンデルでは100年を超える畑もいくつかありますが、ナパのカベルネでは極めて貴重な存在です。ぜひその価値を感じながら飲んでほしいワインです。
なお「オズの魔法使い」のプロデューサーだったJ.J. Cohnが畑を作ったことから、オズの登場人物である「かかし」をワイナリ名に採用しています。
Scarecrowはナパのプレミアム・ワインの中でもひと味違った存在。ワイナリ自体は2003年設立と新しいですが、畑は1945年に植えたもの。ナパのプレミアムなワイナリの先駆者であるInglenookの畑の1つとして使われていました。1960年代のフィロキセラの害も逃れ、樹齢60年を超えた畑。ジンファンデルでは100年を超える畑もいくつかありますが、ナパのカベルネでは極めて貴重な存在です。ぜひその価値を感じながら飲んでほしいワインです。
なお「オズの魔法使い」のプロデューサーだったJ.J. Cohnが畑を作ったことから、オズの登場人物である「かかし」をワイナリ名に採用しています。
先週、東京でシュラムスバーグのオーナーを迎えたブラインド・テイスティング・セミナーが開かれました。出席したのは東京のトップソムリエ25名。7種のスパークリング・ワインを試飲して、好きな順に点数を付けます。シュラムスバーグとフランスの有名どころシャンパーニュということは明らかになっていますが、具体的な銘柄は試飲時には明かされていません。
さて、その結果ですが、カリフォルニア推しの僕から見てもちょっとびっくり。
まず最下位は「2004 モエ・シャンドン ドン・ペリニヨン」。なんと高級シャンパーニュの代名詞的存在であるドンペリが最下位です。
6位、2005 ルイ・ロデレール クリスタル。これもびっくり。高級シャンパーニュの中でも別格な印象があります。
5位、2004 テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ
4位、2004 ペリエ・ジュエ ベル・エポック
と、いずれ劣らぬ有名シャンパーニュが下位4本に並びました。
3位、2005 シュラムスバーグ リザーブ ノース・コースト。4位~7位を見たら、よく頑張ったという感じです。
2位、NV クリュッグ・グラン・キュヴェ。はああ、クリュッグ、ここに来ましたか。さすが2位というか、クリュッグをしても2位と言うべきか。
では1位は…
さて、その結果ですが、カリフォルニア推しの僕から見てもちょっとびっくり。
まず最下位は「2004 モエ・シャンドン ドン・ペリニヨン」。なんと高級シャンパーニュの代名詞的存在であるドンペリが最下位です。
6位、2005 ルイ・ロデレール クリスタル。これもびっくり。高級シャンパーニュの中でも別格な印象があります。
5位、2004 テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ
4位、2004 ペリエ・ジュエ ベル・エポック
と、いずれ劣らぬ有名シャンパーニュが下位4本に並びました。
3位、2005 シュラムスバーグ リザーブ ノース・コースト。4位~7位を見たら、よく頑張ったという感じです。
2位、NV クリュッグ・グラン・キュヴェ。はああ、クリュッグ、ここに来ましたか。さすが2位というか、クリュッグをしても2位と言うべきか。
では1位は…
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10月11日金曜日、恒例のカリフォルニアワイン・グランド・テイスティングが恵比寿ウェスティンホテルで開かれました。カリフォルニアワインの試飲会としては最大規模のイベントです。
このところ参加していませんでしたが、今回はたまたま近くに用事があったので、帰りに少し立ち寄れました。駆け足だったので、ざーっとしか回っていませんが、いくつか気になるワインもありました。
まず1つはピノ・ノワールを得意とするインポーターilovecalwineが輸入するペンス・ランチ(Pense Ranch)。サンタ・バーバラのワイナリで、タンタラの創業者であるJeff Finchがタンタラをやめてここのワインメーカーになっています。アップランズという特定ブロックものと、エステートを試飲。アップランズはスパイスの風味を強く感じるピノ・ノワール。一方エステートはとても素直においしいピノ・ノワール。特に安い方のエステートの美味しさが印象的でした。
もう1つ良かったのがReuling(リューリング)のロゼ。これはワインライフが輸入するワインですが、実際に入ってくるのはこれからのようです。
このところ参加していませんでしたが、今回はたまたま近くに用事があったので、帰りに少し立ち寄れました。駆け足だったので、ざーっとしか回っていませんが、いくつか気になるワインもありました。
まず1つはピノ・ノワールを得意とするインポーターilovecalwineが輸入するペンス・ランチ(Pense Ranch)。サンタ・バーバラのワイナリで、タンタラの創業者であるJeff Finchがタンタラをやめてここのワインメーカーになっています。アップランズという特定ブロックものと、エステートを試飲。アップランズはスパイスの風味を強く感じるピノ・ノワール。一方エステートはとても素直においしいピノ・ノワール。特に安い方のエステートの美味しさが印象的でした。
もう1つ良かったのがReuling(リューリング)のロゼ。これはワインライフが輸入するワインですが、実際に入ってくるのはこれからのようです。
先日、カリフォルニアワインのインポーターとして有名な中川ワインの試飲会に行ってきました。カルト系のワインのラインナップも凄かったのですが、一番印象に残ったのは3000円台のシラーでした。
ワイナリはCopain(コパン、ワイナリ記事はこちら)。Tous Ensemble(トゥザンサンブル)という安価なシリーズのシラーですが、濃すぎず薄すぎず実にいい感じ。ブラインドで飲んだら1/3くらいの人はピノ・ノワールだと思うんじゃないかという味わいでした。
これで3000円台は「買い」ですよ!
ほかにも新着のピノ・ノワールやシャルドネなど、おもしろいのがいろいろありました。その辺りもまたショップに入ってきたら紹介します。
ワイナリはCopain(コパン、ワイナリ記事はこちら)。Tous Ensemble(トゥザンサンブル)という安価なシリーズのシラーですが、濃すぎず薄すぎず実にいい感じ。ブラインドで飲んだら1/3くらいの人はピノ・ノワールだと思うんじゃないかという味わいでした。
これで3000円台は「買い」ですよ!
ほかにも新着のピノ・ノワールやシャルドネなど、おもしろいのがいろいろありました。その辺りもまたショップに入ってきたら紹介します。
シャトー・ペトリュスでもワイン作りをした実力派ワインメーカーDavid RameyのワイナリがRamey Wine Cellars。クラレットやカベルネ・ソヴィニョンとHydeやHudsonといったCarnerosの畑のシャルドネで有名なので、なんとなくナパのワイナリのように思っていましたが、実はソノマのHealdsburgにあります。
先日、それに気付いてワイナリ紹介を書いたところですが、たまたま柳屋でも新入荷で出ていました。
ソノマ・コーストのシャルドネが輸入元変更などで税抜き4000円台というありがたい価格。しかもブドウの提供元はどれも単一畑で出てもおかしくないところ。マルティネッリが単一畑を作るCharles Ranchが61%を占めるのに加え、Ramey自身が単一畑で95点(WA)を取っているPlattが15%、Aubertなどで知られるRitchieが5%など。
単一畑のワインと比べると新樽率が25%と低いといったことはありますが、飲みやすさや料理への合わせやすさで言えば、そちらを選ぶ人も多いでしょう。
ちなみにWAで95点のHudsonも出てます。
先日、それに気付いてワイナリ紹介を書いたところですが、たまたま柳屋でも新入荷で出ていました。
ソノマ・コーストのシャルドネが輸入元変更などで税抜き4000円台というありがたい価格。しかもブドウの提供元はどれも単一畑で出てもおかしくないところ。マルティネッリが単一畑を作るCharles Ranchが61%を占めるのに加え、Ramey自身が単一畑で95点(WA)を取っているPlattが15%、Aubertなどで知られるRitchieが5%など。
単一畑のワインと比べると新樽率が25%と低いといったことはありますが、飲みやすさや料理への合わせやすさで言えば、そちらを選ぶ人も多いでしょう。
ちなみにWAで95点のHudsonも出てます。