ナパ2世の2人(トリンチェロのカルロ・トリンチェロとスワンソンのワインメーカーの息子ジョシュ・フェルプス)によるワイナリー「テイクン」。ボルドー系のプロプライエタリ・ブレンドについては以前に取り上げていますが、ほかにも興味深いワインがあります。
1つは赤ブレンドのコンプリケイテッド・レッド。グルナッシュとシラーを中心にしたブレンドです。先日のグルナッシュ・デーから、グルナッシュは個人的に次の課題の1つと思っているので、ぜひ試したいワインです。
もう1つは白ブレンドのアヴェイラブル・ホワイト。ソーヴィニョン・ブランとマスカットのブレンドです。こちらは残念ながら輸入終了とのことで、現在特価になっています。日本では今飲まないと飲めないワイン。
1つは赤ブレンドのコンプリケイテッド・レッド。グルナッシュとシラーを中心にしたブレンドです。先日のグルナッシュ・デーから、グルナッシュは個人的に次の課題の1つと思っているので、ぜひ試したいワインです。
もう1つは白ブレンドのアヴェイラブル・ホワイト。ソーヴィニョン・ブランとマスカットのブレンドです。こちらは残念ながら輸入終了とのことで、現在特価になっています。日本では今飲まないと飲めないワイン。
中村倫久(のりひさ)さんがナパで作るワイン「ノリア」にソーヴィニョン・ブランが追加されました。
参考:今年からはノリアに専念します――ナカムラ・セラーズ中村倫久社長
Wassy'sによると、5%ゲヴェルツトラミネールが入ることで、ソーヴィニョン・ブランとしてはやわらかな味わいになっているそうです。日本食を意識したノリアならではの作りなのでしょう。
参考:今年からはノリアに専念します――ナカムラ・セラーズ中村倫久社長
Wassy'sによると、5%ゲヴェルツトラミネールが入ることで、ソーヴィニョン・ブランとしてはやわらかな味わいになっているそうです。日本食を意識したノリアならではの作りなのでしょう。
シャルドネが純米吟醸なら、こちらは"大吟醸"。やらわかく口の中でほどけ溶けていくような柔らかい酸とほんのりと余韻の中に残る果実の甘さはまさにソレ。
ソーヴィニヨンブランといえばもっと酸のしっかりとした辛口なイメージのはずなんですが、このソーヴィニヨンブランでありながら、そこには無いテイストは一体どこから?
その秘密は5%。
なんと、ゲヴュルツトラミネール。
まさかこの後味の余韻は5%だけブレンドされたゲヴュルツから来るものだったとは…。
(Wassy'sメルマガより)
アナコタはケンダル・ジャクソン・グループのワイナリー。満点ワインを輩出しているヴェリテのワインメーカーであるピエール・セランがナイツ・ヴァレーにある自社畑から作るカベルネ・ソーヴィニヨン専業のワイナリーです。
ヴェリテは畑や品種などブレンドの妙によって素晴らしいワインを作るのに対して、こちらは単一畑、しかもカベルネ・ソーヴィニヨン100%と方法論は対照的ですが、Wine Advocate誌では最高99点を取っており、実力は折り紙つきです。
また、ナイツ・ヴァレーといえば、これも満点ワインを輩出しているピーター・マイケルの本拠地のあるところ。山沿いの標高の高いところの畑が、素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出します。
ヴェリテもピーター・マイケルも4万~5万円くらいはしますから(それでもナパのワイナリーに比べてまだ割安感がありますが)、なかなか手を出せませんが、アナコタは1万円台前半ですから、高級カベルネ・ソーヴィニヨンの中ではまだ何とかなる価格帯です。
畑はヘレナ・ダコタとヘレナ・モンタナの2つ。ヘレナ・ダコタの方が少し標高が低い畑です。現行の最新ヴィンテージは2010。Wine Advocate誌の評価ではヘレナ・ダコタが96+、ヘレナ・モンタナが95+。
ただし、注意がいるのはどちらもとても長熟型のワインであるということ。ロバート・パーカーはヘレナ・ダコタ2010の飲み頃を2013年~2063年!となんと50年の幅で取っており、ヘレナ・モンタナに至っては2023年までは存在を忘れておきなさい、としています。
なので、買ってすぐ飲みたい人には不向きなようですが、熟成させたらきっと凄いワインになるでしょう。
ヴェリテは畑や品種などブレンドの妙によって素晴らしいワインを作るのに対して、こちらは単一畑、しかもカベルネ・ソーヴィニヨン100%と方法論は対照的ですが、Wine Advocate誌では最高99点を取っており、実力は折り紙つきです。
また、ナイツ・ヴァレーといえば、これも満点ワインを輩出しているピーター・マイケルの本拠地のあるところ。山沿いの標高の高いところの畑が、素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出します。
ヴェリテもピーター・マイケルも4万~5万円くらいはしますから(それでもナパのワイナリーに比べてまだ割安感がありますが)、なかなか手を出せませんが、アナコタは1万円台前半ですから、高級カベルネ・ソーヴィニヨンの中ではまだ何とかなる価格帯です。
畑はヘレナ・ダコタとヘレナ・モンタナの2つ。ヘレナ・ダコタの方が少し標高が低い畑です。現行の最新ヴィンテージは2010。Wine Advocate誌の評価ではヘレナ・ダコタが96+、ヘレナ・モンタナが95+。
ただし、注意がいるのはどちらもとても長熟型のワインであるということ。ロバート・パーカーはヘレナ・ダコタ2010の飲み頃を2013年~2063年!となんと50年の幅で取っており、ヘレナ・モンタナに至っては2023年までは存在を忘れておきなさい、としています。
なので、買ってすぐ飲みたい人には不向きなようですが、熟成させたらきっと凄いワインになるでしょう。
サンタ・リタ・ヒルズの人気ワイナリーで、ブリュワー・クリフトンやシャトー・イガイタカハのグレッグ・ブリュワーがワインメーカーを勤めているのがメルヴィル(Melville)です。
そこの2012年シラー・ヴァーナス(Verna's)が柳屋で税抜き3000円台の特価になっています。
理由はヴァーナス自体の終了によるもの。ヴァーナスはメルヴィルのワインの中でもコスト・パフォーマンスの高さで知られていますが、畑はサンタ・リタ・ヒルズではなく、その北のロス・アラモスにあります。それを売却してしまったため、ヴァーナスは今後(最終ヴィンテージは2013年の模様)作られなくなってしまったのです。
なお、このワイン、Wine Advocate誌のジェブ・ダナックは94点という高い点数をつけています。ヴァーナス・シラーとしては2008年の95点に次ぐ高い点数。価格からしたら信じられないワインであり、買うのに悩む必要はない、と書いています。
そこの2012年シラー・ヴァーナス(Verna's)が柳屋で税抜き3000円台の特価になっています。
理由はヴァーナス自体の終了によるもの。ヴァーナスはメルヴィルのワインの中でもコスト・パフォーマンスの高さで知られていますが、畑はサンタ・リタ・ヒルズではなく、その北のロス・アラモスにあります。それを売却してしまったため、ヴァーナスは今後(最終ヴィンテージは2013年の模様)作られなくなってしまったのです。
なお、このワイン、Wine Advocate誌のジェブ・ダナックは94点という高い点数をつけています。ヴァーナス・シラーとしては2008年の95点に次ぐ高い点数。価格からしたら信じられないワインであり、買うのに悩む必要はない、と書いています。
柳屋のサマーセールでドメーヌ・カーネロスのヴィンテージ・ブリュットが税込みでも2570円と安くなっています。
いまどきサマーセール? と思うかもしれませんが、こうなったのには理由があります。
柳屋のメールによると、以下のような展開があったとか。
つまりインポーターからの9月出荷分まではこの価格ですが、その後は3割も値上がりしてしまうのが確実です。ワイナリー価格は33ドルですから3割上がってもまだ格安な感じはありますが、今の激安価格ではなくなります。
いまどきサマーセール? と思うかもしれませんが、こうなったのには理由があります。
柳屋のメールによると、以下のような展開があったとか。
≪7月11日≫
▼弊社より、毎年恒例、D.C.のサマー・セール開催をお知らせ。
↓
≪7月15日≫
▼僅か四日後、正規輸入元より9/1からの一挙三割もの値上げが発表。
↓
≪7月16日≫
▼その翌日、各方面からの確保発注でインポーター在庫が瞬時完売。
↓ 慌てたインポーターは、緊急で「空輸」にてワイナリに発注。
↓
≪7月17日≫
▼当店在庫も全量完売。一週間でセール終了(涙)
↓
≪8月某日≫
▼緊急「空輸」追加ぶん日本到着。
↓
≪その翌日≫
▼空輸分即日完売。(空輸分は、「つなぎ輸入」のため少量だった)
↓
≪先月末≫
▼「船便」輸入分日本到着。在庫こそ潤沢となったものの、正規イン
↓ ポーターでは、値上げ発表直後に在庫切れを起こしてしまった事
↓ に対するお詫びとして、一ヶ月間、旧価格での出荷継続を発表。
↓
≪で、本日≫
▼当店でもセール再開に至った・・・というわけ。
つまりインポーターからの9月出荷分まではこの価格ですが、その後は3割も値上がりしてしまうのが確実です。ワイナリー価格は33ドルですから3割上がってもまだ格安な感じはありますが、今の激安価格ではなくなります。