アイコニック ワイン・ジャパンの試飲会で美味しかったワイン(2020年冬)
今回一番驚いたのが新入荷のこのワイナリー「フィールド・レコーディングス(Field Recordings)」。パソ・ロブレスにあるワイナリーです。アンドリュー・ジョーンズという人が苗木屋で働いていたときに、出会った畑から「ニュー・カリフォルニア」系のワインを作ります。このピノ・ノワール、3300円というかなり安い価格ですが、この価格帯には珍しい「薄旨」系。極めてエレガントに作っています。この価格帯でこの作りのカリピノは今まで見たことありません。
こちらは同じワイナリーのカベルネ・ソーヴィニヨン。こちらもお薦めです。
オーストラリアのモリードゥーカーのフラッグシップ・シラー「エンチャンティッド パス」と「カーニバル オブ ラブ」。享楽的な味わい。美味しいです。
ニュージーランドの自然派「スーパーナチュラル」のワイン。私は自然派信奉ではなく、むしろ自然派はやや苦手なくらいなのですが、ここのワインは美味しいです。自然派嫌いな人にもおすすめします。
ストルプマンが著名ソムリエ/プロデューサーのラジャ・パーと作るCombeのシュナン・ブラン。試飲のたびに魅力を増していくような気がします。リッチで繊細な味わい。
昨年大ヒットしたアルタ・マリア。希望小売価格は5000円ですが、現在は2000円台で販売されています。今でもこのコスパは最高といっていいでしょう。
アルタ マリア ヴィンヤード ピノ ノワール
これもコスパ最高なカベルネ・ソーヴィニヨン「サブミッション」
前回も紹介しましたが、大火のあった2017年に特別に作られたワイン。煙汚染されたブドウも含まれているとのことですが、ワインからは感じられませんでした。ナパのカベルネ・ソーヴィニヨンとしては極めてコスパ高いワインです。
ストルプマンのシラー2種はどちらも素晴らしい。3000円台のカリフォルニア・シラーとしては最高でしょう。特に左のパラ・マリアはマセラシオン・カルボニックで醸造しており、果実味がとてもいいワイン。お薦めです。
ストルプマンは親しみやすい系シラーなのに対し、メルヴィルのシラーはより本格派。スパイシーでローヌ的なシラーです。