今、日本で一番人気が高いカリフォルニアワインは689(シックス・エイト・ナイン)ではないかと思います。楽天のアメリカワインのランキングでも、いつも上位に入っています。
実は689セラーズでは689以外のワインも作っています。
中でも「サブミッション(Submission)」のワインは689よりも価格も少し安く、いろいろな意味でお薦めです。
今回、サブミッションを輸入しているアイコニックワイン・ジャパンの試飲会に689セラーズのワインメーカーであるカーティス・マクブライドさんが来ていたので、689との違いなどの話を聞きました。
689のブランドでは「レッドブレンド」と「ホワイトブレンド」の2つのワインだけを作っています。ナパの優れたブドウで親しみやすいワインを作るというのがコンセプト。そのため、残糖とまでは言いませんが、オフドライでちょっと甘みを感じる作りになっています。ボトル1本を開けるというより「2杯くらいを美味しく飲む」というイメージで作っているとのこと。
それに対して、サブミッションではその品種らしい味わいを求めています。ピノはピノらしく、カベルネ・ソーヴィニヨンはカベルネ・ソーヴィニヨンらしく。親しみやすさでは689が勝りますが、ワイン好きの人にとってはサブミッションの味わいの方がいい、ということも少なからずありそうです。また、689はナパにこだわっていますが、サブミッションではAVAにはこだわらず、どれも「カリフォルニア」となっています。
今回、サブミッションが作っている5種を全部試飲しました。
ロゼはグルナッシュ50%、シラー40%、ムールヴェードル10%。爽やかですがコクもあり、エレガント。華やかさもありいいロゼです。
シャルドネは柑橘やフルーツの味わいと酸がきれい。爽やかでほどよく樽も効いています。ちなみに25%新樽で後はステンレスタンク熟成です。
ピノ・ノワールはベリー系の味わいがチャーミング。ふくよかですが甘い感じではなくバランスの良さがいい感じです。モントレー、ソノマ、メンドシーノのブドウを使っているとのこと。
カベルネ・ソーヴィニヨンは果実味豊かでストラクチャーもあります。甘やかさよりも芯の通った味わいのイメージ。ナパだけでなく、ソノマ、ローダイ、メンドシーノのブドウを使っています。
レッドブレンドはジンファンデル46%、グルナッシュ28%、マルベック19%、プティ・シラー7%。これは一番689に似ています。豊かなボディで甘やかさがあります。
これくらいの価格のワインはボリューム感を出すためにアルコール度数を高めに作っていることが多く、確かにサブミッションでもレッドブレンドやカベルネ・ソーヴィニヨンは14.5%ありますが、シャルドネやピノ・ノワール、ロゼは13.5%とそこまで高くしていません。このあたりにもこの3つはバランスを重視して作っている感じがあります。
というわけで689感を求めるならレッド・ブレンド、そうでなければ他のワイン、特にピノ・ノワールとシャルドネとロゼを飲んでみてほしいと思います。
実はアイコニックワイン・ジャパンではサブミッション以外に689セラーズが作る「ラッキードロー」「キラードロップ」というワインも扱っています。ラッキードローはストラクチャーのしっかりしたカベルネ・ソーヴィニヨン。キラードロップはちょっとおりんスイフトを意識したかのようなラベルが印象的なレッドブレンド。
こちらも良いワインですが、まずは希望小売価格2500円と求めやすいサブミッションから試すのをお薦めします。
ロゼ以外の4種と689の赤の入ったセット、いいですね。柳屋です。
サブミッション3種とキラードロップのセット。キラードロップは4000円しますから、結構お安いです。ベストワイン輸入販売大人の至高屋
ロゼは今のところ単体のみです。ベストワイン輸入販売大人の至高屋
実は689セラーズでは689以外のワインも作っています。
中でも「サブミッション(Submission)」のワインは689よりも価格も少し安く、いろいろな意味でお薦めです。
今回、サブミッションを輸入しているアイコニックワイン・ジャパンの試飲会に689セラーズのワインメーカーであるカーティス・マクブライドさんが来ていたので、689との違いなどの話を聞きました。
689のブランドでは「レッドブレンド」と「ホワイトブレンド」の2つのワインだけを作っています。ナパの優れたブドウで親しみやすいワインを作るというのがコンセプト。そのため、残糖とまでは言いませんが、オフドライでちょっと甘みを感じる作りになっています。ボトル1本を開けるというより「2杯くらいを美味しく飲む」というイメージで作っているとのこと。
それに対して、サブミッションではその品種らしい味わいを求めています。ピノはピノらしく、カベルネ・ソーヴィニヨンはカベルネ・ソーヴィニヨンらしく。親しみやすさでは689が勝りますが、ワイン好きの人にとってはサブミッションの味わいの方がいい、ということも少なからずありそうです。また、689はナパにこだわっていますが、サブミッションではAVAにはこだわらず、どれも「カリフォルニア」となっています。
今回、サブミッションが作っている5種を全部試飲しました。
ロゼはグルナッシュ50%、シラー40%、ムールヴェードル10%。爽やかですがコクもあり、エレガント。華やかさもありいいロゼです。
シャルドネは柑橘やフルーツの味わいと酸がきれい。爽やかでほどよく樽も効いています。ちなみに25%新樽で後はステンレスタンク熟成です。
ピノ・ノワールはベリー系の味わいがチャーミング。ふくよかですが甘い感じではなくバランスの良さがいい感じです。モントレー、ソノマ、メンドシーノのブドウを使っているとのこと。
カベルネ・ソーヴィニヨンは果実味豊かでストラクチャーもあります。甘やかさよりも芯の通った味わいのイメージ。ナパだけでなく、ソノマ、ローダイ、メンドシーノのブドウを使っています。
レッドブレンドはジンファンデル46%、グルナッシュ28%、マルベック19%、プティ・シラー7%。これは一番689に似ています。豊かなボディで甘やかさがあります。
これくらいの価格のワインはボリューム感を出すためにアルコール度数を高めに作っていることが多く、確かにサブミッションでもレッドブレンドやカベルネ・ソーヴィニヨンは14.5%ありますが、シャルドネやピノ・ノワール、ロゼは13.5%とそこまで高くしていません。このあたりにもこの3つはバランスを重視して作っている感じがあります。
というわけで689感を求めるならレッド・ブレンド、そうでなければ他のワイン、特にピノ・ノワールとシャルドネとロゼを飲んでみてほしいと思います。
実はアイコニックワイン・ジャパンではサブミッション以外に689セラーズが作る「ラッキードロー」「キラードロップ」というワインも扱っています。ラッキードローはストラクチャーのしっかりしたカベルネ・ソーヴィニヨン。キラードロップはちょっとおりんスイフトを意識したかのようなラベルが印象的なレッドブレンド。
こちらも良いワインですが、まずは希望小売価格2500円と求めやすいサブミッションから試すのをお薦めします。
ロゼ以外の4種と689の赤の入ったセット、いいですね。柳屋です。
サブミッション3種とキラードロップのセット。キラードロップは4000円しますから、結構お安いです。ベストワイン輸入販売大人の至高屋
ロゼは今のところ単体のみです。ベストワイン輸入販売大人の至高屋
ナパの超一流ワイナリー「コルギン(Colgin)」から、初のエントリー向けワインが日本国内にわずかながら入ってきています。
コルギンのワインのラインアップは、自社畑でワイナリーのあるプリチャード・ヒルのIX Estate(ナンバー・ナイン・エステート)からのレッドワイン(ボルドー系ブレンド)とシラー、セント・ヘレナにある自社畑のティクソン・ヒル(Tychson Hill)のカベルネ・ソーヴィニヨン、コルギンのヴィンヤード・マネージャーであるデイビッド・エイブリューがセント・ヘレナに持つマドローナ・ランチなどの畑からのレッドワイン「カリアド(Cariad)」の4ワイン。
ハーランならザ・メイデン、ボンドならメイトリアーク、スクリーミング・イーグルならザ・フライト、オーパス・ワンならオーヴァチュア、スケアクロウならムッシュ・エタンなど、超高級ワインのワイナリーはセカンドワインあるいはセカンドと呼ばないにしてもエントリー向けのワインを持つことがほとんどです。
フラッグシップのワインに厳選したブドウを使うために格落ちのものをセカンドにするとか、植え替えによる若木のブドウを多少早飲みタイプに仕上げてエントリー向けにするなど、理由ややり方はワイナリーによって少しずつ違いますが、フラッグシップに摘んだすべてのブドウを使うことはないでしょうから、多かれ少なかれ残ったブドウで別のワインを作るのは当たり前といえば当たり前のことです。
コルギンも実は2016年のヴィンテージから、ボルドー系の3つのワインから早飲みタイプの樽を集めたジュビレーション(Jubilation)というワインを作っていたそうです。米国内では多少流通があるようですが、日本への出荷は2019ヴィンテージが初。それ以外はカナダのトロントにしか出していないとか。
ちなみにジュビレーションとは「祝祭」という意味。故エリザベス女王の即位70年を祝う「プラチナ・ジュビリー」が今年行われましたが、このJubilee(記念祭)と語源は同じだそうです。国内価格の5万円はファースト各種の約10万円のほぼ半額。コルギンのフルボディだけどエレガントな雰囲気をこの値段で味わえるのなら悪くないと思います。
ココスです。
Wassy'sです。
しあわせワイン倶楽部です。
なお、コルギンはIX Estateの近くに新たな土地を取得し、2020~2021年にかけて植樹したそうです。ここからのブドウも最初はジュビレーションに使われるでしょう。そうなると少し入荷も増えるかもしれませんね。
コルギンのワインのラインアップは、自社畑でワイナリーのあるプリチャード・ヒルのIX Estate(ナンバー・ナイン・エステート)からのレッドワイン(ボルドー系ブレンド)とシラー、セント・ヘレナにある自社畑のティクソン・ヒル(Tychson Hill)のカベルネ・ソーヴィニヨン、コルギンのヴィンヤード・マネージャーであるデイビッド・エイブリューがセント・ヘレナに持つマドローナ・ランチなどの畑からのレッドワイン「カリアド(Cariad)」の4ワイン。
ハーランならザ・メイデン、ボンドならメイトリアーク、スクリーミング・イーグルならザ・フライト、オーパス・ワンならオーヴァチュア、スケアクロウならムッシュ・エタンなど、超高級ワインのワイナリーはセカンドワインあるいはセカンドと呼ばないにしてもエントリー向けのワインを持つことがほとんどです。
フラッグシップのワインに厳選したブドウを使うために格落ちのものをセカンドにするとか、植え替えによる若木のブドウを多少早飲みタイプに仕上げてエントリー向けにするなど、理由ややり方はワイナリーによって少しずつ違いますが、フラッグシップに摘んだすべてのブドウを使うことはないでしょうから、多かれ少なかれ残ったブドウで別のワインを作るのは当たり前といえば当たり前のことです。
コルギンも実は2016年のヴィンテージから、ボルドー系の3つのワインから早飲みタイプの樽を集めたジュビレーション(Jubilation)というワインを作っていたそうです。米国内では多少流通があるようですが、日本への出荷は2019ヴィンテージが初。それ以外はカナダのトロントにしか出していないとか。
ちなみにジュビレーションとは「祝祭」という意味。故エリザベス女王の即位70年を祝う「プラチナ・ジュビリー」が今年行われましたが、このJubilee(記念祭)と語源は同じだそうです。国内価格の5万円はファースト各種の約10万円のほぼ半額。コルギンのフルボディだけどエレガントな雰囲気をこの値段で味わえるのなら悪くないと思います。
ココスです。
Wassy'sです。
しあわせワイン倶楽部です。
なお、コルギンはIX Estateの近くに新たな土地を取得し、2020~2021年にかけて植樹したそうです。ここからのブドウも最初はジュビレーションに使われるでしょう。そうなると少し入荷も増えるかもしれませんね。
ポール・ラトー(Paul Lato)のピノ・ノワール・ピゾーニ・ヴィンヤード(Pisoni Vineyard)「ランスロット(Lancelot)」2019が国内に入荷しています。ピゾーニは、山火事による煙の影響で2020年のピノ・ノワールを収穫しなかったので、これを逃すと次の入荷は2年後ということになります。
ピゾーニのピノ・ノワールというと骨太の味わいがトレードマークとなっていますが、ポール・ラトーのランスロットはピゾーニとしてはエレガントな作りのようです。
数あるピゾーニのピノ・ノワールの中でも、ピゾーニ・ヴィンヤーズそのものによる「ピゾーニ、ピゾーニ」を除くといちばん評価が高いのがポール・ラトーと言ってもいいでしょう。2019年はジェブ・ダナックは97点を付けています(ヴィナスはエレガントなスタイルが気に入らなかったようで91点と、ピゾーニにしては低い点数でした)。
ピゾーニのピノ・ノワールというと骨太の味わいがトレードマークとなっていますが、ポール・ラトーのランスロットはピゾーニとしてはエレガントな作りのようです。
数あるピゾーニのピノ・ノワールの中でも、ピゾーニ・ヴィンヤーズそのものによる「ピゾーニ、ピゾーニ」を除くといちばん評価が高いのがポール・ラトーと言ってもいいでしょう。2019年はジェブ・ダナックは97点を付けています(ヴィナスはエレガントなスタイルが気に入らなかったようで91点と、ピゾーニにしては低い点数でした)。
柳屋にジェームス・ブライアント・ヒル(James Bryant Hill)ピノ・ノワールの2020年が入荷しています。
以前に「1000円台で予想外においしかったピノ・ノワール」で紹介したワインの新ヴィンテージですが、2020年は柳屋によると、より好印象のよう。
このワイン、前の記事でも書いてますが、モントレーでコスパワインといえばここ、というシャイド・ファミリーのブランドの一つです。畑はすべてサスティナブル。有機への転換も図っており、工場のように大量生産で安くしているイメージではありません。
ワイン・サーチャーによる平均価格は15ドルですから現在の為替レートでは税抜きで2000円超。柳屋の税込み1800円台の方がかなり安くなります。
2000円以下のカリフォルニアのピノ・ノワールの中ではぴか一と言っていいでしょう。お薦めです。
以前に「1000円台で予想外においしかったピノ・ノワール」で紹介したワインの新ヴィンテージですが、2020年は柳屋によると、より好印象のよう。
葡萄の育ちの良さを感じる、照りのある輝き。
芳醇で密度の高いブラックチェリーや完熟プラムの果実味に適度なボリューム感。
甘味には上品さが、またピノとしては豊富にあるタンニンからのほろ苦味があり、ジャミーな果実との調和が見事。
カリ・ピノにとってジャミーとはあまり良い表現ではない…と受け取られる方もおられるかもしれませんが、このジャミーさは素敵です。
極めて舌触りが滑らかで味わいも多彩。しかも厚みのある旨みが感じられ、いつもの豊満で芳醇なフルーツ旨味はそのままに、甘味自体は’19年より少し抑えられた印象。
そこにシナモンやユーカリ、赤いバラなどが漂い、またアフターに向かって土やしっとりした森の匂いも感じられ、フルーティなだけでなく、今年は複雑味もあります。
このワイン、前の記事でも書いてますが、モントレーでコスパワインといえばここ、というシャイド・ファミリーのブランドの一つです。畑はすべてサスティナブル。有機への転換も図っており、工場のように大量生産で安くしているイメージではありません。
ワイン・サーチャーによる平均価格は15ドルですから現在の為替レートでは税抜きで2000円超。柳屋の税込み1800円台の方がかなり安くなります。
2000円以下のカリフォルニアのピノ・ノワールの中ではぴか一と言っていいでしょう。お薦めです。
ワイン・アドヴォケイトでマイケル・クルーズにインタビューした記事とワインのレビューが掲載されました。2017年のウルトラマリン(Ultramarine)のロゼに97点と、カリフォルニアのスパークリングでは過去最高のポイントが付いています。
同誌で96点以上の評価を得ているカリフォルニアのスパークリングはわずか10本、マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワイン、ベッドロックのモーガン・ピーターソンが作るアンダー・ザ・ワイヤー、それからシュラムスバーグとロデレール・エステートの4つのワイナリーです。ただシュラムスバーグとロデレール・エステートは10年以上前のワインだけであり、現行あるいは現行に近いヴィンテージで高評価を得ているのはマイケル・クルーズとモーガン・ピーターソンだけとスパークリングワインにニューウェーブが来ていることが見て取れます。
この2つに共通するのはシャンパーニュでいうRM(レコルタン・マニピュラン)に近いスタイルであること。従来の複数ヴィンテージのワインをブレンドしていつも同じ味わいになることを目指すというより、そのヴィンテージ、その畑のテロワールをより意識したもにになります。
マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワインのスパークリングもそれぞれ独自のアプローチがあるのですが、今回高評価を得たクルーズ・トラディション・ロゼもNVと称しながら実質的には2018年のワインだけで作られています。
ところで、今回のインタビュー記事で初めて知ったのですが、ウルトラマリンはクルーズ・ワインよりも早い2008年に設立されていたようです(インポーターのサイトにはどちらも2013年となっていました)。個人的なイメージとしてはニューカリフォルニア系のワインを軸として、スパークリングもやっていると思っていたのですが、どちらかというとスパークリングが最初から彼の興味の中心であり、スパークリングワインを作ることを念頭にさまざまなサイトを見ていると言っています。
ストラクチャーを持つ酸の味わいを作るためにはフェノールが大事だとか、プレス時に一番重要なのは酸化させないことだとか、これまでスパークリング・ワインの醸造でもあまり出てきていなかったような話もあり、非常に中身の濃い興味深い記事でした。
現在のカリフォルニアのスパークリングワインのプロデューサーの中では名実ともに一つ突き抜けた存在になったといってもいいかもしれません。
あとはウルトラマリンがもう少し入手しやすくなってくれるとうれしいのですが…
96点のクルーズ・トラディション・ロゼはわずかながら購入可能です(インポーターは既に品切れ)。
しあわせワイン倶楽部です。
ワインセラー エスカルゴです。
同誌で96点以上の評価を得ているカリフォルニアのスパークリングはわずか10本、マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワイン、ベッドロックのモーガン・ピーターソンが作るアンダー・ザ・ワイヤー、それからシュラムスバーグとロデレール・エステートの4つのワイナリーです。ただシュラムスバーグとロデレール・エステートは10年以上前のワインだけであり、現行あるいは現行に近いヴィンテージで高評価を得ているのはマイケル・クルーズとモーガン・ピーターソンだけとスパークリングワインにニューウェーブが来ていることが見て取れます。
この2つに共通するのはシャンパーニュでいうRM(レコルタン・マニピュラン)に近いスタイルであること。従来の複数ヴィンテージのワインをブレンドしていつも同じ味わいになることを目指すというより、そのヴィンテージ、その畑のテロワールをより意識したもにになります。
マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワインのスパークリングもそれぞれ独自のアプローチがあるのですが、今回高評価を得たクルーズ・トラディション・ロゼもNVと称しながら実質的には2018年のワインだけで作られています。
ところで、今回のインタビュー記事で初めて知ったのですが、ウルトラマリンはクルーズ・ワインよりも早い2008年に設立されていたようです(インポーターのサイトにはどちらも2013年となっていました)。個人的なイメージとしてはニューカリフォルニア系のワインを軸として、スパークリングもやっていると思っていたのですが、どちらかというとスパークリングが最初から彼の興味の中心であり、スパークリングワインを作ることを念頭にさまざまなサイトを見ていると言っています。
ストラクチャーを持つ酸の味わいを作るためにはフェノールが大事だとか、プレス時に一番重要なのは酸化させないことだとか、これまでスパークリング・ワインの醸造でもあまり出てきていなかったような話もあり、非常に中身の濃い興味深い記事でした。
現在のカリフォルニアのスパークリングワインのプロデューサーの中では名実ともに一つ突き抜けた存在になったといってもいいかもしれません。
あとはウルトラマリンがもう少し入手しやすくなってくれるとうれしいのですが…
96点のクルーズ・トラディション・ロゼはわずかながら購入可能です(インポーターは既に品切れ)。
しあわせワイン倶楽部です。
ワインセラー エスカルゴです。
しあわせワイン倶楽部の今月の送料無料ワインとしてワインズ・オブ・サブスタンスのカベルネ・ソーヴィニヨン2019が出ています。12本までの同梱ワインも送料無料になるので、かなりお得です。
個人的にこのワインとの出会いは3年半ほど前。創設者でワインメーカーのチャールズ・スミスのセミナーに出たときでした。
参考:美味しさに嫉妬したワシントンの鬼才チャールズ・スミスのワイン
13万ケースと、一つのワインとしてはかなりの量を作っていますが、これだけの量を天然酵母を使い、37日間もかけて発酵。フレンチオークの樽で熟成させてフィルターも清澄もしていません。この量を天然酵母で一定以上のクオリティを保ち、フィルターも清澄もなしで瓶詰めするほど手間をかけているのに現地価格で20ドル弱しかしないのです。さらに日本でも税抜き2400円程度とほぼ現地価格に近い値段。
ワイン・レビューでの評価ももちろん高く、2018年にwine.comの年間売上トップワインになったり、2016年、2017年とジェブ・ダナックで93点という高評価だったり。今回の2019年ヴィンテージもジェームズ・サックリングが92点を付けています。
送料無料は今月いっぱいですが、11日の1時59分までは楽天のスーパーセールで、多くのワインが1割引になっているので、その期間に買うのがお薦めです。
合わせ買いで、これなんかもお薦め。高評価低価格で話題になったマリエッタのロット71。もうロット73(これも高評価)が国内入荷していきているので71は在庫限りです。
そもそも、この秋からワインは続々値上げになりますから、今買えるものは買っておくのが吉です。
個人的にこのワインとの出会いは3年半ほど前。創設者でワインメーカーのチャールズ・スミスのセミナーに出たときでした。
参考:美味しさに嫉妬したワシントンの鬼才チャールズ・スミスのワイン
13万ケースと、一つのワインとしてはかなりの量を作っていますが、これだけの量を天然酵母を使い、37日間もかけて発酵。フレンチオークの樽で熟成させてフィルターも清澄もしていません。この量を天然酵母で一定以上のクオリティを保ち、フィルターも清澄もなしで瓶詰めするほど手間をかけているのに現地価格で20ドル弱しかしないのです。さらに日本でも税抜き2400円程度とほぼ現地価格に近い値段。
ワイン・レビューでの評価ももちろん高く、2018年にwine.comの年間売上トップワインになったり、2016年、2017年とジェブ・ダナックで93点という高評価だったり。今回の2019年ヴィンテージもジェームズ・サックリングが92点を付けています。
送料無料は今月いっぱいですが、11日の1時59分までは楽天のスーパーセールで、多くのワインが1割引になっているので、その期間に買うのがお薦めです。
合わせ買いで、これなんかもお薦め。高評価低価格で話題になったマリエッタのロット71。もうロット73(これも高評価)が国内入荷していきているので71は在庫限りです。
そもそも、この秋からワインは続々値上げになりますから、今買えるものは買っておくのが吉です。
楽天の「大人の至高屋」でシリタ(Sirita)の熟成カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローがスーパーセール割引で大幅に安くなっています。
シリタは米国でいちばん有名なソムリエといっても過言ではないラリー・ストーン(日本で言えば田崎真也さんくらい有名)がナパで作っていたワイナリー。彼はその後オレゴンに行きますが、コロナによる資金難で今年ついにワイナリーを手放してしまいました。そういう意味でも彼がナパで残したワイン。貴重なものです。
ここの店、あまりに安くすることがあるのでちょっと疑いましたが、実はインポーター直営です。なのでこの価格ができるのですね。なお、ショップでは他社輸入物も取り扱っています。
シリタは米国でいちばん有名なソムリエといっても過言ではないラリー・ストーン(日本で言えば田崎真也さんくらい有名)がナパで作っていたワイナリー。彼はその後オレゴンに行きますが、コロナによる資金難で今年ついにワイナリーを手放してしまいました。そういう意味でも彼がナパで残したワイン。貴重なものです。
ここの店、あまりに安くすることがあるのでちょっと疑いましたが、実はインポーター直営です。なのでこの価格ができるのですね。なお、ショップでは他社輸入物も取り扱っています。
楽天のドラジェでスーパーセールの期間中、「バーレスク・オールド・ヴァイン・ジンファンデル」が普段の半額の税込み1089円、税抜きなら1000円切りになっています。
このワイン、国内ではドラジェ(および姉妹店のミュズレ)でしか扱っておらず、海外でもほぼ英国でしか売っていないようです。あまり詳しい情報はないのですが、英国での価格は10ポンド(税抜きで)なので1600円くらい。それと比べても今回のセール価格はかなり安いのは間違いありません。
このワイン、国内ではドラジェ(および姉妹店のミュズレ)でしか扱っておらず、海外でもほぼ英国でしか売っていないようです。あまり詳しい情報はないのですが、英国での価格は10ポンド(税抜きで)なので1600円くらい。それと比べても今回のセール価格はかなり安いのは間違いありません。