2009年に明るみに出たフランスからPinot Noirとして輸入したブドウが違う品種だったという事件で、GalloとConstellation Brandsが消費者に返金することが決まりました(Fake pinot noir settlement tentatively approved - latimes.com)。

対象となるワインは
Farallon Pinot Noir 2006
Red Bicyclette Pinot Noir 2005
Redwood Creek Pinot Noir 2005-2007
Rex Goliath Pinot Noir 2005-2008
Talus Pinot Noir 2005-2007
Turning Leaf Pinot Noir 2006
Woodbridge by Robert Mondavi Pinot Noir 2005-2008

消費者は、レシートなど購入の証拠となる書類を3月24日までに提出することで返金を受けられます。また、レシートがない場合でも1本あたり3.5ドル、合計で10.5ドルの返金を認めるといいます。つまり、誰でも申し出れば10.5ドルはもらえることになります(返金方法など詳しいことはこちら)。

返金を受けられるのは、米国で購入した人だけですが、これらのワインのうち、日本で売っているものもあります。レッドウッド・クリーク、タラス、ターニング・リーフ、ウッドブリッジの4ブランドです。レックス・ゴライアスはかつて日本でも売っており、私もよく飲みましたが、それはHahn傘下にあったときのもの。Constellation Brandsに移ってフランスのブドウになってからは輸入されていないと思います。

日本のメーカーや輸入業者が返金するのか、それよりもまずこの事実を公表するのかどうか、気になるところです。

ちなみに過去記事によると、Galloが偽ピノ問題を認めた後も、Constellation Brandsはかなり頑なに事実を認めなかったようです。日本では、さらに隠そうとするような感じがします。