ソノマの若いワインメーカー3人を取り上げた記事がありました(Three young Sonoma County winemakers turning heads | The Press Democrat)。

登場するのはエリカ・スタンクリフ(Erica Stancliff)とアリソン・クロウ(Alison Crowe)、モーガン・トゥエイン・ピーターソン(Morgan Twain Peterson)です。このうちモーガンはベッドロック(Bedrock)のワインメーカーとして、このブログでもたびたび取り上げていますね。レイヴンズウッドのジョエル・ピーターソンの息子で、9歳からワインを作っていたのも有名なエピソードです。

エリカ・スタンクリフは、家族経営のトロンベッタ・ファミリー(Trombetta Family Wines)のワインメーカー。10歳のときにメルローの香りを嗅いだだけで完璧な表現をし、家族の友人だった著名ワインメーカーのポール・ホブズに見出されました。ポール・ホブズはそのときから「ワインメーカーになるしかない」と言っていたのですが、本人は獣医志望。ただ、注射が苦手で獣医をあきらめ、あらためてワインメーカーになったとのこと。トロンベッタで最初に作ったシャルドネがWine Enthusiast誌で94点を得るなど、高い評価を得ています。

アリソン・クロウは、現在ナパのプラータ・ワイン・パートナーズに属し、ガーネットというブランドで30ドルクラスのワインを、ピケット・フェンスというブランドでは10ドルクラスのワインを作っています。どちらもコスト・パフォーマンスの高さで評価されています。

モーガンと比べると残りの二人はちょっと知名度が低いですが、今後注目されるかもしれないですね。要チェックです。

モーガン・ピーターソン