熱波でレーズン化してしまったブドウも
先週、カリフォルニアに熱波が訪れるという記事を書きましたが、ソノマのヒールズバーグで114F(46℃)、モントレーのサリナスで107F(42℃)、サンフランシスコでさえも106F(41℃)と、各地で最高気温を更新したそうです。
ブドウはこれだけの暑さになると、熟成を止め、水分を失っていってしまいます。冒頭の写真はソノマ・コーストのハーシュ・ヴィンヤーズ(Hirsch Vineyards)のものですが、ブロックによってはかなりの被害があったようです。
一方で、灌漑によって救われたブロックもかなりあるとのことで、ときには悪者扱いされてしまう灌漑は、カリフォルニアにおいてはやはり必要な設備といえそうです。
また、この熱波で収穫を急いだ生産者も多くいますが、糖度は急速にあがったもののフレーバーがまだ追いついていなかったというブドウもあったようで、ワイナリーによっては今年のワインの品質にも影響がありそうです。
今年は問題の少ないシーズンになりそうと思っていましたが、とんだ伏兵がいましたね。