今年の夏にコラヴァンをスクリューキャップで使えるようにする製品が出た時、ワインライターのWブレイク・グレイ氏が実感したけどうまくいかなかったという記事を書いていました。それを読んだコラヴァンが、再実験を申し入れ、その結果の記事が公開されました(W. Blake Gray's Great Coravin Climbdown)。

ワインはオーストラリアのシラーで、まず6本のワインを持ってきて、うち3本をコラヴァンでオープン。試飲しました。1本でなく3本開けたのはボトル差を見るためなのかと思います。ワインはすべて、グレイ氏とマスターソムリエのピーター・グラノフ氏がサインしました。

3カ月後、コラヴァンがそれらのボトルを持ってきて検証しました。今度はコラヴァンで開けたボトルと、今回初めて開けるボトルを1本ずつ選び、コラヴァン側が両氏に見えないように、5つのグラスに注ぎました。どちらが2つのグラスでどちらが3つのグラスに入っているかを当てるというクイズです。

結果は予想した以上。どちらを2つのグラスに入れたか以前に、五つのグラスの区別がつかなかったのでした。見事に汚名返上したスクリューキャップ用コラヴァンです。普通のコルク用と比べて長期保存できないと言われていますが、少なくとも3カ月は大丈夫なことが立証されました。

ところで、我が家のセラーにも7月にコラヴァンで開けたワインが1本入っています(借りたコラヴァンで開けたので、現在手元にコラヴァンはありません)。

一応半年経ったら残りを飲んでみようかなと思っています。もう4分の3くらい空になっているので、条件としては結構ハードです。セラーで横置きにしているのも気体に触れる表面積が大きくなるので、厳しい条件なはず。これで、状態変わらなければ、窒素でもかなり行けるなあという感じがします。