ワインが熟成するのは、コルクが酸素を透過させるかだと言われています。本当にそうなのでしょうか。

仮に酸素を通し続けると仮定すると今度は酸化によってワインが損なわれてしまう恐れがあるのですが、ワインは実際には長期間熟成可能です。ということは、年月が経つにつれてだんだん酸素を通さなくなるのではないか。そう考えたのがUCデイヴィス教授のアンディ・ウォーターハウス氏です。

そこで、コルクが実際にどれだけ酸素を通しているのか、実験で確かめることにしました(Putting a Cork in the Oxidation Question | Wine News & Features)。

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ワインはJ.ロアーが提供したカベルネ・ソーヴィニヨンを半樽使い、100年まで試験できるようボトルに詰めました。

ワインは3本セットになっており、2本は天然コルク、1本は比較のために合成コルクで閉じています。これを最初は2年後、その後は5年、10年という形で1セットずつ開けて、ワインの酸化やコルクがどれだけ酸素を通すのかを調べるそうです。最後のセットを開けるのは100年後。

残念ながら私はこのテストの最終結果を見届けることはできませんが(おそらくこれを読んでいる人はみな無理でしょう)、どういう結果になるのか知りたいものです。