4月から10月までの日毎の平均気温の総和によって気候を区分したメイナード・アメリンとアダム・ウィンクラーによる気候区分のインデックス。現在でもリージョン1~5まで、区分の基本として使われています。

ブドウの品種によって適地に植えなければいけないという基本が、この区分によって米国でも認識されるようになりました。これはカリフォルニアワインの進歩にも大きく貢献していますが、平均気温しか考慮しておらず日較差を無視していることなど時代遅れに感じられるところも大きくなってきています。

そこで、現在のテクノロジーを駆使した新たな気候区分を設けるべく、UCデーヴィスに4500万ドルを寄付したのが元スタッグス・リープ・ワイン・セラーズのウォレン・ウィニアルスキー。彼自身、ワイナリーを始めるときにこの区分が大いに役立ったといいます。

UCデーヴィス側ではBeth Forrestel助教授が担当になります。
新たな気候区分、いつ決まるのか気になります。